今回は「HG アドヴァンスドジンクス」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム00Vに登場した、アドヴァンスドジンクスのHG版をご紹介。
2018年4月に発売されたプレミアム・バンダイ限定品になります。
1/144スケールのプロトGNランスのガンプラは初の立体化となるので、待っていたモデラーさんも多いのではないでしょうか?
という事で、HGアドヴァンスドジンクスをレビューしていきたいと思います!
HG アドヴァンスドジンクス
機動戦士ガンダム00(ダブルオー)外伝、00Vに登場した「ジンクス後期生産型のカスタム機」、アドヴァンスドジンクス。
プレミアム・バンダイでの発売となりました。
HGジンクスのリデコキットになりますが、組み立て書は専用の白黒のものが付属します。
ホイルシールがこちら。量は多く、細かなグレー部分やディフェンスロッドの白い部分を補うものが中心です。
付属品一覧がこちら。
※「アドヴァンスドGNビームライフル」「プロトGNランス」「GNビームサーベル」「GNシールド」「GNクロー(手首パーツ)×3」
ジンクスのGNシールドも同梱し、GNクローは左手のみ表情付き平手パーツが付属します。
そして完成したHGアドヴァンスドジンクスがこちら。
今まで発売された色々なHGジンクス系のランナーを寄せ集めたような内容になっており、一般販売された「HGジンクス」「HGBFストライカージンクス」の色変えランナーを使いつつ、新規で「プロトGNランス」が付属する構成です。
という事で、このキット一番の目玉は「プロトGNランス」で間違いないぞ!(>ω<)
ベースとなるキットは2008年に発売されたHGジンクスという事で、色々と弱点はあるものの(このあたりは後述)プロポーションは今のガンプラ目線で見ても通用するスタイルで立体化されています。
ダークブルーを基調とした渋い配色がたまりません(*´ェ`*)
デボラ機も出るかな?(追記:デボラ機発売されました)
いきなりこのキットの弱点になりますが、開脚が苦手で可動域はお世辞にも広いとは言えません。
このあたりはHGジンクス系の宿命と言えるかもしれん……w
手足の関節は90度ほど曲がりますが、デザイン的にヒザ立ちはできません。
上半身は360度回転します。
頭部をアップで。ストライカージンクスと同型の頭部パーツになります。
画像では見えづらいですが、アゴには合わせ目アリ。
ここも可動域が弱点で、顔を左右に向けたり上へ向けたりする動作は苦手です。
上から見た図。頭頂部・後頭部にも合わせ目が出ます。
肩は前後にそれなりに可動します。
肩のディフェンスロッドは360度ロール回転します。
ディフェンスロッドのホワイト部分、また腕部各所のグレーはシールで色を補います。
これまた弱点になりますが、接続強度が弱く外れやすいです。
画像右下のように「ニッパーで凸部分に傷をつける」ことで接続強度が強まるので、お試しあれ!(切り落としには注意してね!(>ω<))
胸部のV字バインダーは白い部分をホイルシールで補います。
裏側も色分けされており、モールドも刻まれています。
バインダーの下にはクリアパーツが使用されています。
このあたりはHGジンクスと共通の構造です。
バインダーを外して見た図。腰部分は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
背部のコーン型スラスター。グレー部分はシールです。
腕部は一部段落ちモールド風になっていますが、厳密に言えば合わせ目になっています。(凹んでいる段の中央に合わせ目が出る感じ)
GNクローは左手のみ表情付き平手パーツが付属します。手の甲グレーはシールで色を補います。
腰部バインダーの基部は上下はめ込み式で、合わせ目が出ます。
腰部バインダーは腕が干渉しない範囲まで可動します。
リア側。スラスターや太もも裏側のパーツは色分け良好です。
脚部は「スネ」「足首パーツ」に合わせ目あり。
個体差かもしれませんが、画像右のパーツは非常に外れやすいです。
横には合わせ目がありません。
後ろ側はふくらはぎ・足首パーツに合わせ目が出ます。
各所色分けが良好で再現性の高い造形に仕上がっていますが、
ヒザ前面のスラスターが非常に外れやすいです。
ここは両脚とも緩かったので、個体差というわけではなさそう。気付かぬうちに外れて無くす危険性があるので、接着推奨だと思われます。
足裏には大きな肉抜きがあります。
リアアーマーの下部にあるパーツを外せば、スタンド用の3mm穴が露出します。
それでは武器を見つつ、アクションポーズいってみます!
アドヴァンスドGNビームライフルから。
まずはバレルを装備していない状態を見ていきます。
HGジンクスと同じで、前腕部と接続する事により保持力が上がります。
とはいえ、接続部が丁度合わせ目になっているのでガッチリ付く感じではありません。
ジャキッ……。
フォアグリップは可動し、両手で構える事ができます。
先端にミドルタイプのバレルを装着してみます。
アドヴァンスドGNビームライフルで攻撃するアドヴァンスドジンクス!
ハァハァ……。
かっこいいっす……(涙
先端にGNビームサーベルがマウントされており、サーベル刃を取り付け銃剣にする事もできます。
刺突!
ロングタイプのバレルを取り付けてみます。
こちらもフォアグリップを掴み、両手で構える事ができます。
注意点ですが、GNライフルの銃口パーツ(画像→)のゲート処理をしていないと、画像左側のようにロングバレルの中にパーツが入り込んで抜けなくなります。
……ハイ。
ワタクシは見事入り込んでしまいました(*ノェノ)
一応ロングバレルを分解すれば取り出す事は可能ですが、みんなは注意してね(>ω<)
GNビームサーベルを抜刀!
銃剣+サーベルで。
HGジンクスに付属するGNシールドも同梱します。
このキット最大の売りであるプロトGNランスがこちら。
ジンクスIIIの武装、GNランスの試作型という位置付けの武器です。
プロトGNランスはモナカ割りなので合わせ目が出ます。
ただ、「粒子ビーム砲4門の穴の中」が別パーツになっていて色分けは優秀です。
両手で持たせる事もできます。
刺突するアドヴァンスドジンクス!
ある程度かっこいいポーズは決まりますが、胸部バインダーが肩に干渉しまくるのでポーズ幅は限られます。
アドヴァンスドジンクス、全装備状態で。
HGアドヴァンスドジンクス(デボラ専用機)と比較。
違いは成形色のみです。
他のジンクスタイプと一緒にディスプレイ。
可動は色々問題があるけど、全装備状態で立たせた姿はめちゃめちゃかっこいいです。
HG アドヴァンスドジンクスの感想
という事で、HGアドヴァンスドジンクスのご紹介でした。
このキットを狙っている方はおそらくプロトGNランス目当てだと思うのですが、そういう意味では満足いくキットになっていると思います。
※現状1/144スケールのプロトGNランスのガンプラはこのキットかデボラ機にしか同梱せず
ROBOT魂にあった、肩へのマウントギミック(ROBOT魂のオリジナル仕様)は搭載されていませんでした。
ディフェンスロッド接合が緩い点、膝スラスターが外れやすい点など手を加えた方がいい部分がありますが、そこまで手間はかからない印象。
最大の弱点はベースキットのHGジンクス同様、可動域が狭過ぎるのでアクションポーズに重きを置くモデラーさんは満足いかない可能性大です。
プロポーションに関してはめちゃめちゃかっこいいので、素立ち限定で眺めてニマニマしたいジンクスファンにはオススメですw
以上、「HG アドヴァンスドジンクス」のガンプラレビューでした!
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