今回は「HGアルトロンガンダム」のガンプラレビューです。
新機動戦記ガンダムWに登場し、張五飛が搭乗するアルトロンガンダムのHGAC版をご紹介。
2024年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
特徴的な機体形状やドラゴンハング、ビームキャノンなどが新規造形で再現されています。
「ウイング部にある複数可動軸」や「ビームキャノンの3つの回転軸」により、高可動も実現。
ということで、HGアルトロンガンダムをレビューしていきたいと思います!
HGAC 1/144 アルトロンガンダム
HG AFTER COLONYシリーズの新作、アルトロンガンダム。
アルトロンガンダムの1/144スケールのガンプラは1995年に発売された旧キット以来なので、実に29年ぶりにリニューアルされた形になります。
約30年たっても新ガンプラが発売されるのって、地味にスゴいよね……(*_*;)
価格は¥2,640(税込)です。
ホイルシールの量は少なく、色分けは優秀です。
こちらが余剰パーツ。HGACのガンダム系骨格ランナーが流用されているものの、外装や武装は新規造形で再現されています。
そして完成したHGAC 1/144 アルトロンガンダムがこちら。
EW版のアルトロンとは違う独特のデザインが忠実に再現されていて、グリーン部は少し落ち着きのある色合いで再現されています。
ご覧のように自立は安定し、接地性も優秀です。
それでは各部細かく見ていきます!
まずは1995年発売の旧キット1/144 アルトロンガンダム(左)と比較し、どのぐらいアップデートされているのかを確認してみます。
もうパッと見で、「フォルム」「色分け」が進化しまくっているのがわかりますw
アップで比較。旧キットは古いというだけではなく価格が770円(税10%込)というのもあり、パーツ数が少なく細かな色はシールを多用します。
当然ですが頭部形状なども緩いので、アップで見るとHGAC版の進化具合いが改めてわかりますね。
ツインビームトライデントを比較。(上が旧、下がHGAC)
ビーム刃が、クリアパーツに進化しました。
HGAC版のレビューに戻ります。
可動域は広く、デザイン的に腕を広げるのには制限がかかりますが、開脚範囲がめちゃめちゃ広いです。
手足の関節は90度以上曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
真横を向くこともできます。
イケメンになった頭部をアップで。
細かなグリーン部やツインアイにシールを使いますが、基本的な色分けは良好です。
ただ、額左右のバルカンはイエローで要塗装です。
トサカパーツを上から被せるため、合わせ目はありません。
胴体をアップで。こちらも基本的な色分けは良好ですが、胸部中央のグリーンはシールです。
腰部側面は、段落ちモールドのようになっています。
※ポリキャップ周辺はもしかしたら合わせ目判定かもしれません。アップで見てもどちらかよくわからず
ショルダーアーマーをアップで。伸びるアームは関節部に可動軸を設けることで、肩の中に格納できます。展開状態はのちほど。
両腕には、龍頭型のドラゴンハングを装備しています。
このあたりも、のちほど。
肩はボールジョイント接続で、前後に可動します。
左肩には、アルトロンシールドを装備。
基部パーツは、上下に可動します。先に発売されたHGBD 1/144 ガンダムジーエンアルトロンのジーエンシールドとは違い、表面の突起パーツが色分けされているのが特徴です。(中央くぼみ内の黒はシール)
バックパックの取り付け規格は、最近主流の2穴タイプです。
バックパック中央には、ビームキャノンを搭載。
ランダムバインダー(ウイング)には複数の可動軸がついていて、表情付けが可能です。
ツインビームトライデントは収納状態の柄が付属し、ランダムバインダー側面に懸架することができます。
※手に持たせる用の柄は別で付属
腰部。↑枠の股間軸は、スイング可動します。
底面には、スタンド用の3mm穴あり。
腰部リアアーマーは、このように開くことができます。
ボリューミーな脚部。段落ちデザインになっており、合わせ目はありません。
ただ、足裏のつま先付近には肉抜きがあります。
ガンダムナタク、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
接近戦用のビーム兵装、ツインビームトライデントがこちら。
特徴的なビーム刃は、クリアグリーンのものが2つ付属します。
肩まわりの可動範囲が広いので、違和感なく両手で構えることができます。
このような特殊ハンドパーツも付属します。
敵を威嚇するナタク!
アクション!
やば、かっこいい。TV版のアルトロンって、独特の味があるよね……。
ビームキャノンは根元部分が水平に回転し、3つの回転軸により角度付けが可能です。
ビームキャノンをぶっ放すナタク!
肩に収納されたアームは、そのまま引き出すことができます。
この際、アルトロンシールドを上へ移動させます。
↑枠の延長用パーツを、関節2か所に組み付けることが可能です。(左右で計4パーツ付属)
これで、更なる伸長状態が再現できます。
ドラゴンハングは牙と顎パーツが可動し、表情付けが可能です。
ドラゴンハングを展開!
片腕だけ伸ばして飾るのも、かっこいいですぞ!(>ω<)
HG 1/144 シェンロンガンダムと比較。
シェンロンガンダムのHGACは、一般で入手可能です。
HGBD 1/144 ガンダムジーエンアルトロン(右)と比較。
ジーエンアルトロンはビルドダイバーズシリーズのHGとして、2018年に発売。
今回の本家アルトロンより先に発売されているのが面白いですよね。(しかもプレバンではなく一般で入手可能)
頭部を比較。ここはアルトロンとジーエンアルトロンで、かなりの違いがあります。
肩まわりを比較。ジーエンアルトロンは左肩が虎(ちなみに右肩は狼)の形状になっていて、ドラゴンハング(正確にはジーエンハング)が前腕部ではなく肩から伸びたアームに搭載されているのが特徴です。
脚部を比較。アルトロンはガッチリとしたデザイン、ジーエンアルトロンはスリムな形状になっています。
アルトロンシールドは左肩に装備しますが、ジーエンアルトロンのジーエンシールドは背中に搭載されています。
ウイングの形状も別物です。
同じアルトロンの名を冠する2体ですが、ジーエンアルトロンの場合は胴体・腰まわり以外大きくアレンジされているのが見て取れますね。
HGBD 1/144 ガンダムジーエンアルトロンのレビューは、↓からどうぞ。
旧キットの1/144も気になる物好きさんは、↓のレビューをどうぞ!
HGAC 1/144 アルトロンガンダムの感想
ということでHGACアルトロンガンダムのご紹介でした。
長い間ファンが待望していたTV版のアルトロンガンダムですが、後発なだけありHGACシリーズの中でもプロポーションとギミックに秀でたキットに仕上がっています。
「これ一般発売でも良かったのでは?」というラインアップだと思うのですが、プレバン限定になっているので気になる方は枯れる前に購入するのをオススメします!(>ω<)
以上、「HG 1/144 アルトロンガンダム」のガンプラレビューでした!