今回は「HG ビギニングガンダム」のガンプラレビューです。
模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングGに登場し、イレイ・ハルが使用したビギニングガンダムのHGで、定価1,728円。
2010年発売のガンプラで、アニメと連動したオリジナルウェポン「3本サーベルハンド」が付属するキットになっています。
という事で今回はHGビギニングガンダムをご紹介!
HG ビギニングガンダム
ビギニングガンダムのボックスアート。
ベース機が存在しないオリジナルデザインのガンダムになっています。
使用者はイレイ・ハル。
ビルドファイターズの世界と繋がっているのかなと思っていたのですが、ファイターズの劇中でアニメ作品として扱われていた(しかもレイジが作って使用)のが意外だった思い出。
そして完成したHGビギニングガンダムがこちら。
まったくのオリジナル機体ですが、脚部がVガンダムのような綺麗な曲線のフォルムになっています。
クリアパーツが使われたビームアンテナ、バックパックにビームサーベルが6本あるのが特徴的です。
このビギニングガンダム、元々の配色が細かいのでシールで補う箇所が多めです。また、色分けされていない部分も多いです。
こちらが付属する武装一覧。
同梱するのはビームライフル、ビームサーベル、3本サーベル用ハンドパーツ、シールドになります。
可動域は2010年発売のガンプラとしては非常に良好。
開脚は180度、膝立ち可能、腰も360度回転します。
ただ上半身は前後に全く倒せないので、かっこいいポーズをつけるのが結構難しかったっす(*´ェ`*)
特徴的なビームアンテナはクリアイエローのパーツで再現。
クリアパーツ先端は安全フラッグがあります。カットした後処理が難しいので今回は手を加えませんでした。
顔は側面に合わせ目、後頭部両左右にある小さな白いパーツは別パーツになっています。
胴体の色分けは当時としてはかなり細かい印象。
左右のラインが入った白い部分はシール、中央の赤いパーツの白い部分もシールになります。
肩の三角パーツは、前側がブルー、後ろ側がレッドと珍しい配色。
関節部分はABSパーツが使われているので腕を曲げる時には少し力がいる感じです。
肘のブルーはシールですが小さい三角形のパーツは色分けされています。
というかこのビギニングガンダム、細かなパーツが多く、シールや色の足りない箇所は多いもののパーツ分割による色分けは頑張っているのが伝わってきました。
腕、肩には合わせ目が出ます。
肩は前後に可動します。上部には合わせ目。
バックパックの色分けは非常に優秀ですが、ビームサーベルの柄先端ブルーは要塗装です。
可動の邪魔にならない大きさのフロントアーマー、リアアーマー。
前後とも内側イエロー部分が別パーツになっています。
で、このキットの注意点。
↑写真サイドアーマーは左右に小さな白いパーツをはめる構造なのですが、非常に破損しやすいのでこれから組まれる方は注意です!
え?わたしが不器用なだけだって?(*ノェノ)
曲線が綺麗な、Vガンダムに似ているような綺麗な脚部。
股関節と脚の付け根付近の球体以外は合わせ目無しの親切設計。(球体の合わせ目はフロントアーマーでほぼ見えなくなります)
膝のブルー、膝側面のイエローはシールで補うもののその他の色分けは優秀。組み立て書の作例基準では足裏はグレーで要塗装のようです。
足先端はとんでもなく可動します。
アンクルガードは甲からポリキャップで接続する特殊な構造をしており、色々な方向に動きます。(とはいえあまり動かす必要の無い部分w)
ビームライフルは左右モナカ+ホワイト部がシールですが、赤い三角形のパーツや銃口・グリップは色分けされています。
シールド表のレッド、白い三角形はシール。
シールド裏側には3本のビームサーベルの柄(1パーツで固定)を取り付けます。
ビギニングガンダム、ビームライフルで射撃!
一見変哲のないガンダムタイプだと思うこのデザイン、見れば見るほど独特な形状だと気付かされます。
ビームアンテナはもちろん胸の形状や最近あまり見ないVガン系の脚部など、めっちゃ個性的ではなかろうか。好き嫌いがハッキリ分かれる系の良デザインだと思います。
右手をサーベル持ち手に変えて、
ビームサーベルを抜刀!
バックパックのサーベル柄6本は全部取り外し可能です。接続テンションも丁度良い感じでポロリもしませんでした。
※ちなみに左手のハンドパーツは握り手1種類しか付属しないため、ライフルのグリップを持たせたりサーベルを持たせる事はできません
そしてこちらが3本サーベルハンド。
甲パーツのみ別パーツですが、あとはクリアイエローの1色成形です。
という事で、指までクリアパーツになっています。
ここは塗装してあげれば見栄えが爆上がりしそう。
更に特徴的なデザインになったぞ!
このサーベル持ち手の発想、いいよね……他のガンダム作品でもありそうなのに、なにげに見ない持ち方だと思う。
「パチリというまではめないからぁっ!」
コウジのHi-νガンダム GPBカラーに襲われるビギニング!
HG Hi-νガンダム GPBカラー、HG スーパーカスタムザクF2000と比較。
ビギニングガンダムのバリエーションを比較。
※左から「HGビギニングガンダム(本キット)」「HGビギニングDガンダム」「HGビギニングJガンダム」
ビルドファイターズにて共闘したコマンドガンダムとディスプレイ。
HG ビギニングガンダムの感想
という事でHG ビギニングガンダムのご紹介でした。
合わせ目が脚部以外にそこそこあり、色が足りない箇所が多いものの、それでも色分け頑張ってるなと伝わってくるキット。
可動域は肩の前後可動や開脚範囲、上半身の回転が優秀など良い面が多いものの、腰が前後に少しも傾かない影響で最近のガンプラ基準で見てしまうと派手なポーズが取りづらい印象です。
あと、組む前の印象からは想像つきませんでしたが細かいパーツが多いので、完全パチ組みでも一般のHGより多少時間がかかります。
3本サーベルハンドの指、サーベルの柄ブルーを部分塗装すれば相当見栄えが良くなると思うので、多少手を加えるモデラーさんにはオススメといった感じ。
以上、「HG ビギニングガンダム」のガンプラレビューでした!