今回は「HGドムトローペン」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYに登場する、ドムトローペンをご紹介。
2000年発売。
巨大なラケーテン・バズが付属し、肘関節とバズーカグリップの可動により肩に担いだ劇中のポーズが再現できます。
という事で、HGドムトローペンをレビューしていきたいと思います!
HGUC ドムトローペン
ドム・フュンフをベースに、ドムやドム・トロピカルテストタイプの運用データを基にして開発されたMS、ドムトローペンさん。
「トローペン」は、ドイツ語で「熱帯」、英語で「トロピカル」にあたる言葉だったりします。
ちなみに、HGUCドム/リック・ドムとの流用パーツはありません。
ホイルシールは、モノアイまわりにしか使いません。
ただ色分けが優秀というわけではなく、色の足りないところはチョコチョコとあります。
付属品一覧がこちら。
※「ラケーテン・バズ」「ヒート・サーベル」「予備マガジン×3」
予備マガジンは、腰部前後のスカートに取り付けることができるよ……(*´ェ`*)
そして完成したHGUCドムトローペンがこちら。
ドムともリック・ドムIIなどとも違うドムトローペンが、新規造形で再現されています。
ガンプラ自体は2000年発売という事で24年前の古いHGになりますが、ご覧のように立ち姿は今のガンプラ目線でも通用する良プロポーションで立体化されています(*_*)
いかがでしょうか。接地性も優秀だし、パチ組みでも異常にかっこいいです。
ただ合わせ目の量がそれなりにあり、可動域も狭いのでそのあたりじっくりと解説していきますね。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。手足はそれほど広がりません。
頭部は左右を向かせることはできますが、上を向くことはできません。
腕関節は90度曲がりますが、ヒザ関節はほとんど曲がりません。
デザイン的な問題もありますが、ヒザ立ちは不可となります。
腰は少しだけ撚ることができます。
今のガンプラ目線で見た場合、全体的に見て可動域は低いと思った方がいいと思います。
頭部をアップで。HGUCドム/リック・ドムのようにモノアイカバーにクリアパーツは使用されていません。
モノアイ自体も非可動で凸モールドがなく、グリーンのシールを貼るシンプルな作りです。
頭部に合わせ目はありません。頭頂部には、ドムトローペンの特徴であるサブセンサーが搭載されています。
胴体は前後はめ込み式で、上部と側面に合わせ目が出ます。
超アップで。胸部左側には、ビームポイントが搭載されています。
この丸の内側は、レッドで要塗装です。つまようじなどでチョロっと塗ればOKだと思いますぞ。
肩まわりはこんな構造になっていて、ショルダーアーマーを上からかぶせます。
腕自体は軸接続になっており、昨今のHGのように前後に動いたりはしません。
腕部は「肩内部の球体」にしか合わせ目が出ません。
この時代のHGにしてはよく考えられたパーツ分割構造で、関節フレームなどにABS樹脂が使われていないため塗装しやすいキットになっています。
腰部をアップで。フロントとサイドスカートは、少し可動します。
リア側中央にはMMP-80マシンガンをマウントできるパーツがついていますが、今回の紫ドムトローペンではマシンガンが付属しません。(サンドブラウンやUC版には付属)
底面から見るとこんな感じで、スタンド穴は空いておらず。
脚部の取り付けも、昔ながらのボールジョイント接続です。
あと細かな部分ですが、リアアーマー内部のバーニアパーツは付属しません。(サンドブラウンとUC版には付属)
ボリューミーな脚部は、前後に合わせ目が出ます。
結構大味なパーツ分割構造ですが、見た目はいいですね。
デザイン的な理由もあると思いますが、ヒザ関節はほとんど曲がりませんw
ただ、足を曲げた際に露出する関節フレームに合わせ目はありません。
足首パーツの外側には、ダストフィルターが搭載されています。ここには合わせ目あり。
ホバーユニットに肉抜きはなく、モールドが細かいもののライトグレー1色成形になっているため重点的な要塗装ポイントです。
バックパック右側には、ヒート・サーベルをマウントすることができます。
3つの予備マガジンは、腰部スカートの前後に取り付けることができます。
ここは非常にかっこいいのですが、一部ポロリしやすいため接着してしまう手もあります。
ドムトローペン、強襲!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ラケーテン・バズがこちら。シンプルなパーツ構造で合わせ目も多いですが、迫力があります。
グリップは可動式で、違和感なく構えることができるのもポイント高いです。
戦場に現るドムトローペン!
ラケーテン・バズで攻撃!
かなり古いHGなのでポーズ幅は限られますが、ポーズ付けをしていると悔しいことにかっこいいですw
ヒート・サーベルは、グレー1色1パーツ成形。要塗装ポイントです。
ちなみに、ハンドパーツは人差し指のみ可動するタイプが付属します。
斬りかかるドムトローペン!
うむ。ぶっちゃけモノアイが非可動だったり可動域が狭いのが弱点ですが、シンプルなポーズで立たせておくだけなら普通にかっこいいです。
ゼフィランサスと交戦!
RG 1/144 ガンダム試作1号機ゼフィランサスと大きさを比較。
HGUCガンダム試作2号機サイサリス(塗装済)、HGUCザクF2型 ジオン軍仕様とディスプレイ。
なんか0083系のMSって、独特の魅力があるよね……(*_*)
HGUC ドムトローペンの感想
ということでHGドムトローペンのご紹介でした。
可動域が狭いのと合わせ目がそこそこあるのはやはり2000年クオリティのHGといったところですが、長所はなんといってもそのプロポーションの良さだと思います。
色の足りないところもちょこちょこあるので、ある程度いじる前提のモデラーさんにはオススメといったところ。
ちなみにHGのドムトローペンはサンドブラウンやプレバン限定のユニコーンVer.も発売されており、そちらの方が付属パーツ数が多いです。(マシンガンなど)
紫のドムトローペンにこだわりがない場合は、サンドブラウンなどを購入する方が幸せになれるのでその点だけはご注意くださいね!↓
以上、「HGUCドムトローペン」のガンプラレビューでした!