今回は「HG ギラ・ズール(ギルボア・サント機)」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダムUCに登場し、ギルボア・サントが搭乗するギラ・ズールをご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
「ランゲ・ブルーノ砲・改」「重装バックパック」を装備しているほか、新規造形でビーム・ガトリングガンが付属し、右肩のL字シールドへ装着した姿が再現可能です。
という事で、HGギラ・ズール(ギルボア・サント機)をレビューしていきたいと思います!
HGUC ギラ・ズール(ギルボア・サント機)

ギルボアさんのギラ・ズールは、プレミアム・バンダイ限定での発売になっています。
ガンプラ的には一般発売のHGUCギラ・ズールのリデコキットとなり、アンジェロ専用機のランゲ・ブルーノ砲・改や重装用バックパックなどが同梱する内容です。
そしてギルボア機最大の特徴は、新規造形のビーム・ガトリングガンが付属する点だぞ!(*_*)

ホイルシールがこちら。
エングレービングを中心に、白い部分の色を補うものが中心です。

付属品一覧がこちら。
※「ランゲ・ブルーノ砲・改/重装用バックパック」「ビーム・ガトリングガン」「ビーム・ホーク」「手首パーツ×4」
手首パーツは右の「銃持ち手」、左右の「武器持ち手」、左の「平手」の計4つが同梱します。

余剰パーツとして、「懸架パーツ(通常ギラ・ズール仕様)」「シュツルム・ファウスト」「ハンド・グレネード×2」「ビーム・マシンガン」「マガジン×2」「ツノ無しヘルム」などが同梱。
武器類は丸々組めるうえ、マガジン用のシールも同梱する事からプレイバリューの高い内容になっているぞ……(*´ェ`*)

そして完成したHGUCギラ・ズール(ギルボア・サント機)がこちら。
ざっくり言うとHGUCギラ・ズールとアンジェロ専用機を混ぜたような内容になっていますが、余剰パーツと合わせれば付属武器数がかなり多いです。

ベースキットは2009年に発売されたものですが、元の出来が秀逸だったため劇中再現度の高いプロポーションで立体化されています。

ちなみにリアスカートの懸架パーツも地味に新規造形になっていて、設定通り右側にビーム・ホークをマウントする事ができます。(キュアロン機と共通の懸架パーツ)

HGUCギラ・ズール(塗装済/左)、HGUCギラ・ズール(アンジェロ・ザウパー専用機)(右)と比較。
ビーム・ガトリングガンの関係から、この2体をミキシングして塗装しても完璧なギルボア機を再現する事はできません。

可動域はそこそこ広く、腕は水平まで上がり顔を上げる動作も得意です。
脚部はボールジョイント接続で、ある程度開脚します。

手足の関節は90度ほど曲がり、ヒザ立ち可能です。腰を撚る動作も得意です。

頭部をアップで。同日発売のキュアロン機と違い、ギルボア機はツノ有りです。

左側には、ガランシェール隊のエンブレムシールを貼ります。

底面のツマミ(↑枠部分)を動かせば、モノアイが左右に動きます。
モノアイは凸モールドになっていますが、ピンクのシールで色を補います。

上半身。白い部分はすべてシールです。

上から見た図。胴体とショルダーアーマーは前後はめ込み式で、合わせ目が出ます。
肩は軸接続で、前方向への可動に優れています。

胴体は、側面の上部分にも合わせ有りです。
脇の下は段落ちモールド化されています。

右肩のL字シールドには、新規造形のビーム・ガトリングガンをマウントする事ができます。
ジョイントパーツを下からスライドさせるようにして取り付けます。

腕部分は、先程のショルダーアーマーと「肩内部の球体」に合わせ目が出ます。
袖部分には全面シールを使いますが、モールドはあるため塗装派モデラーさんも安心部分です。

腰部。股間軸は可動式で、底面にはスタンド用の3mm穴が空いています。

脚部は「モモ側面」「ヒザからスネ」「カカト付近」の外装に合わせ目が出ます。

関節フレームに合わせ目はありません。
足裏に肉抜きは無し。堅実にできていますね。

重装バックパックをアップで。
スタビライザーは2パーツ構造でモールドが細かく、可動します。

2基の大型プロペラント・タンクには、合わせ目があります。

各所アップで。ピンク部分はシールです。
ランゲ・ブルーノ砲・改は、バックパック下部とベルトで繋がっています。
このあたりは一部色が足りないうえ、合わせ目もあるため正確に再現するとなると多少手を加えた方がいい部分です。

アンジェロ専用機の背部と比較。

武装は共通している部分があるものの、ギルボア機の本体は基本的に一般機で、アンジェロ専用機はショルダーアーマーや脚部スラスターなどが親衛隊仕様になっているのが見て取れますね。

「わかってます。マリーダは必ず連れて帰ります」
ギルボアさん、出撃!

緑の一般機と、重装用バックパックの相性ってバツグンだよね……。
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

ランゲ・ブルーノ砲・改から。
重装用バックパック側面と接続されており、ある程度動きます。
設定的には、「ギラ・ドーガ用に開発されていたランゲ・ブルーノ砲」を、宇宙空間で使用するために改良したビーム・ランチャーとなります。

ランゲ・ブルーノ砲・改で援護するギルボア!
左のみ平手が付属するので、銃身に手を添えるポーズができます。

また、フォアグリップをつかめば

両手で構える事ができます。

ビーム・ホークは、クリアグリーンの専用ビームエフェクトパーツが付属します。
※このあたりは通常ギラ・ズールと同じ

ビーム・ホークを振り上げるギルボアさん!

そしてこちらが今回の売り部分である、新規造形のビーム・ガトリングガン。
懸架パーツとともに、本キットの購入判断ポイントです。


ビーム・ガトリングガンをぶっ放すギラ・ズール!

こちらのフォアグリップは可動し、両手で構える事ができます。

アクション!

「艦は沈めない。俺たちの目的は、マリーダの奪還だ」

懸架パーツは通常タイプ(HGUCギラ・ズールなどに同梱)も付属するので、↑のように余剰パーツの武器てんこ盛りで付け替える事ができます。

ビーム・マシンガンを持たせたり、フロントスカートにマガジンを取り付けたり、ツノ無しヘルムに交換する事ができるので遊びの幅が広いです。
ただ、一般機のバックパックは入っていないため純粋な一般機を組む事はできません。

「あんただけは…墜とす!!」
「バナージ君!聞こえているならやめろ!」

……からの、名シーンを再現(*_*)

HGギラ・ズールのバリエーションキットでディスプレイ。
ほとんど一般販売で入手可能ですが、今回のギルボア・サント機とキュアロン機のみプレミアム・バンダイ限定品となります。

上半身を比較。基本的な違いは、本体が「一般仕様」か「親衛隊仕様」になっている点で、それに加えて付属する武装が変化しています。
その他のズール系レビューは↓からどうぞ。






「いいな、退がっているんだぞ。こんなところで死ぬことはない」
HGUC ギラ・ズール(ギルボア・サント機)の感想
ということでHGギラ・ズール(ギルボア・サント機)のご紹介でした。
内容をザックリ言うと、通常ギラ・ズールとアンジェロ機を混ぜて新規造形のビーム・ガトリングガン(および懸架パーツ)を足した内容になっています。
ベースキットの時点で秀逸な出来をしていたというのもあり、非常に高プロポーションかつ付属武器数の多さからプレイバリューの高いガンプラに仕上がっています。
今のガンプラ目線で見ても良キットで間違いないので、再販タイミングさえ合えば購入しておくのがオススメだよ……(*_*)
以上、「HGUCギラ・ズール(ギルボア・サント機)」のガンプラレビューでした!












