今回は「HGUC ジム・スナイパー」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダム 第08MS小隊に登場するジム・スナイパーをご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
ベースキットにHGUC陸戦型ジムを使用し、新規造形で「ロングレンジ・ビーム・ライフル」と「ミサイル・ランチャー」が付属する内容になっています。
という事で、今回は旧HG版のジム・スナイパーとの比較画像を含めてガッツリと見ていきたいと思います!
HGUC ジム・スナイパー

プレバン送りになってしまったジム・スナイパーさん。
本体自体は2017年1月に一般販売されたHGUC陸戦型ジムの成形色違いになっています。

ホイルシールは細かな箇所を補うものが付属。
マーキングシールはHGUC陸戦型ジムと同じものが入っています。
また、照準レンズは赤いジュエルシールが付属します。

付属品一覧がこちら。
※「ロングレンジ・ビーム・ライフル」「100mmマシンガン」「ミサイル・ランチャー」「ハンドパーツ×4」「シールド」「ビーム・エフェクトパーツ×2」
太字がこのジム・スナイパーの新規造形パーツとなります。

そして完成したHGUCジム・スナイパーがこちら。
元デザイン的に全身がシンプルなグリーン配色のため、全身が緑の成形色になっています。

本体はHGUC陸戦型ジムと同じため、頭部形状が「どちらさまでしょうか」状態になっているぞ!(*´ェ`*)
ただベースキット同様、合わせ目が異常に少なく可動域も広いガンプラに仕上がっています。

可動域は広く、手脚は十分曲がり膝立ちも綺麗に決まります。
腕関節もめちゃめちゃ曲がり、上半身は多少引き上げて回転させたあと戻せば360度回転します。

目はクリアグリーンのパーツが使用されていて、内部のメカニカルな造形が透けて見え非常にかっこいいです。
が、アレンジが強過ぎるため好き嫌いが非常に分かれる顔つきになっています。

頭部は前後はめ込み式で、側面丸い部分の下は合わせ目です。
トサカ前後はシールで色を補います。

胸部ダクトと中央▼はシールで補います。
胸部ダクト形状は、HGUC陸戦型ジム同様かなりアレンジされている模様。

胴体側面の合わせ目は段落ちモールド化されています。
ただ、設定画のモールド形状とは違うためガンプラ化に合わせたアレンジ箇所となっています。

肩側面の小範囲に合わせ目が出るものの、ほぼ合わせ目が出ないという非常に作りやすいパーツ構造をしています。

二の腕は筒状1パーツで合わせ目なし。
前腕部の側面は段落ちモールド化されていますが、ここも設定画ではモールドになっていないため劇中再現派モデラーさんは埋めてしまった方がいいかもしれません。

腰回りのパーツ分轄も優秀で合わせ目が出ません。
フロントアーマーは縦長にアレンジされています。

脚部にも合わせ目が出ません。
……っていうかこのガンプラ、徹底して合わせ目を出さないぞ!という意思を感じます。
プラモデルとしては非常に優秀な造りをしていますね。

側面も合わせ目が段落ちモールド化されています。
スパイク(写真右)は色分けされていますが、形状が浅くアレンジされています。
モールド部分含め、ここも設定画とはかなり違う部分になっている模様。

足裏にはガッツリと肉抜きがあるため、見栄えが悪いです。

ランドセルのスラスターは別パーツで色分けされています。
それではまず、HGUC陸戦型ジムにも付属していた武器を装備させてみます!

まずはシールドから。基部でロール回転します。

前方に突き出せるギミックを搭載。

ジム・スナイパー、シールドで攻撃!

次は100mmマシンガンを装備させてみます。
トリガー形状が省略されているためハンドパーツを分解しなくてもスポッと持たせる事ができます。
が、見栄えは非常に悪いですw

一般販売されている、旧HG版ジム・スナイパーの100mmマシンガンと比較。
旧HGの手首パーツはしょぼいですが、トリガーガードまわりは造形されています。ただ、HGUC版のようにフォアグリップは可動しません。

100mmマシンガンで攻撃するジム・スナイパー!

ストックは後方へ可動します。

また、フォアグリップを倒して両手で構える事ができます。
このあたりは最近のガンプラらしく、余裕で構える事ができました。

平手を添えて。
※平手は左手のみ付属します

ビーム・サーベルは脚部側面に収納されています。
このあたりはHGUC陸戦型ガンダム(新旧)と同じ構造ですね。

ジム・スナイパー、ビーム・サーベルを抜刀!

斬りかかるジムスナ!

二刀流も可能です。(イメージには合いませんがw)
ビーム・エフェクトパーツは長めのものが2つ付属します。
それではここから、HGUCジム・スナイパーの新規造形武器を見ていきます!

まずはミサイル・ランチャーを装備させてみます。
先端の中央部分はホイルシールで色を補います。

旧HGジム・スナイパーに付属のミサイル・ランチャーと比較。
旧版も良くできていますが、今回のミサイルランチャーはグリップ部分が大きく倒せるため、旧版より出来が良くなっていました。
大きさも微妙に違いますね。

ミサイル・ランチャーを構えるジム・スナイパー!

やはり2017年製のガンプラなだけあり、めちゃめちゃ動きます。

それでは目玉武器、新規造形のロングレンジ・ビーム・ライフルを持たせてみます。
角度のついた専用のハンドパーツが付属し、照準レンズは綺麗なジュエルシールが使用されているため見栄えがかなりいいです。

旧HG版のロングレンジ・ビーム・ライフルと比較。
フォアグリップや細かな箇所にモールドが追加されているため、多少ディテールアップしている模様。
実は旧版にもジュエルシールが付属しています。

平手を添えて。

このHGUCジム・スナイパー最大の長所ですが、綺麗に膝立ちができるため↑のような射撃姿勢が無理なく決まります。
※旧HGジム・スナイパーは可動域が狭いためこのようなポージングはできませんでした

ロングレンジ・ビーム・ライフルとミサイル・ランチャーを装備。

面白いようにポージングが決まるぞ……(>ω<)

シールド裏のバイポッド(二脚架)を倒し、地面に接地。
その上にライフルを置いて構える事もできます。

100mmマシンガンとミサイル・ランチャーでもパシャリ。

旧HGジム・スナイパー(左)と比較。
旧ジムスナでかいw

旧HGジム・スナイパーは1999年に発売されているので、18年の差があるガンプラ比較になります。

合わせ目の少なさ、可動域は圧倒的にHGUCの勝利です。

アプサラスIII現る!
※旧HGジム・スナイパーに付属の1/1200アプサラスIIIを使用



HGUC陸戦型ジムベースのガンプラで比較。




ジムのスナイパータイプでディスプレイ。
※HGジム・スナイパーカスタム(左)、HGUCジム・スナイパーII(右)



HGUC ジム・スナイパーの感想
ということでHGUC ジム・スナイパーのご紹介でした。
まず新規造形のロングレンジ・ビーム・ライフルとミサイル・ランチャーですが、旧HG版より良く出来た造形で立体化されています。
ただプレバン限定品という事で、武器目的で買うなら旧HG版のものを使用した方がリーズナブルに済むかと思われます。(持ち手部分などは加工が必要の可能性あり)
本体の形状はHGUC陸戦型ジムと同じ成形色違いのため、好き嫌いがハッキリ分かれるガンプラになっていると思います。
本来モールドが無い部分が合わせ目段落ちモールドになっていたりはしますが、そのおかげで非常に作りやすいです。
可動域も広いためプラモデルとしての完成度は高いと思います。
短所はHGUC陸戦型ジムと同じで、「アレンジが強く再現度が低い(特に頭部)」「100mmマシンガンのトリガー省略(銃持ち手も無し)」部分。
ジム・スナイパーとしては✕、バキバキにアレンジされたガレージキットが好きなモデラーさんやかっこいいロボットのプラモデル(好みが合えば)として見るなら◎といった感じ(*´ェ`*)
この辺は完全に好みが分かれると思うぞ……(>ω<)
先述した通り、ロングレンジ・ビーム・ライフルとミサイル・ランチャーの部品取り目的なら旧HGから持ってくる方がお値段的にお得だと思います。
旧HG↓
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以上、「HGUC ジム・スナイパー」のガンプラレビューでした!


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