今回は「HGBF ジムスナイパーK9」のガンプラレビューです。
ガンダムビルドファイターズに登場し、レナート兄弟が使用するジムスナイパーK9をご紹介。
2014年発売。
HGUCジム・スナイパーIIをベースキットに使用し、「ビームスナイパーライフル」「ビームガン」「ヒートナイフ」といった多彩な武器が付属。
更にK9ドックパックは移動砲台形態に変形可能です。
という事で、HGBFジムスナイパーK9をHGUCジム・スナイパーIIやレナート兄弟の使用ガンプラとの比較画像を含め、じっくりとレビューしていきたいと思います!
HGBF ジムスナイパーK9
対ニュータイプ用の「EXAMシステム」を搭載した狙撃型ジム・スナイパーIIであるK9。
ガンプラ的にもHGUCジム・スナイパーIIのリデコキットになっていますが、ドッグパックや豊富な武装など追加ランナー数は非常に多い内容になっています。
組み立て書にはレナート兄弟が記載。
ホイルシールは各センサー部や黄色い部分を補うものが中心です。
付属品一眼がこちら。……多いw
※「ビームスナイパーライフル」「スナイパーライフル」「ブルパップ・マシンガン」「ビームガン×2」「ビーム・サーベル×2」「ヒートナイフ」「シールド」「手首パーツ×6(左のライフル持ち手有り)」「ドッグパック」
青の太文字がジム・スナイパーIIから追加されたパーツです。
更にジオン兵「ブラッド・ハウンド隊」のフィギュアも3種類計8体付属します。
余剰パーツがこちら。
K9にはベースキットに同梱したドラケンEが入っていませんが、ジム・スナイパーIIの本体・武装ランナーは全て同梱します。
プレイバリューが非常に高いぞ……!(>ω<;)
そして完成したHGBFジムスナイパーK9がこちら。
成形色がグリーンを基調としたミリタリー感溢れるカラーリングに変更され、胸部・腰部の装甲が新規造形で再現されています。
元が2012年製のHGUCという事で、今のガンプラ目線で見ても通用する良スタイルで立体化されているのではなかろうか。
ただ、体中に様々な武器を装備しているため元のジムスナ2よりちょっぴり動かしにくくなっています。
背部のドッグパックを背負っても自立は安定します。
それでは各部細かく見ていきます!
手足は十分広がるため、このあたりの可動域は良好ですが
腰回りやビームガンのホルスターが干渉し、下半身が動かしにくくなりました。
上半身は360度回転します。
頭部をアップで。メインカメラはクリアグリーンのパーツが使われています。
バイザーのセンサー部分にも一部クリアパーツを使用しますが、下部分はシールで補います。
頬の黄色いパーツは色分けされています。側面の濃いグリーンはシールです。
頭部は前後はめ込み式で側面に合わせ目が出ますが、ジムスナ2と違いK9の場合はモールド扱いでOKです。(設定画にもモールドあり)
ただ段落ちモールド化はされていません。
バイザーは下ろす事ができます。
ちなみにEXAM発動状態で組む場合は各部に赤いシールを貼る感じです。クリアレッドのメインカメラパーツは付属しません。
胴体の右側にはヒートナイフをマウントしています。
このあたりのグレーパーツが本体の新規造形部分です。
胸部の増加装甲も新規造形ですが、黄色い部分はシールで色を補います。
また、画像では少し見えづらいですが胴体上部には合わせ目が出ます。
腕は「肩側面」「前腕部後ろ側」に合わせ目あり。
肘関節は90度強曲がります。
腰部はグレー部分が新規造形で、フロント・サイドアーマーがゴツいデザインになりました。
リアアーマーにはビーム・サーベルの柄を2本マウントできます。
モモ側面にはビームガンを収納したホルスターを装備。
ビームガンは引き抜けますが、
ここがこのキット最大の弱点部分だったりします。
↑のようにホルスターを間に挟み込むため脚が少し延長される形になるのですが、取り付け軸が浅くなる影響で動かしていると脚がスポスポ抜けてしまいます。
素立ち状態なら問題ありませんが、ガシガシ触ってアクションポーズをつける場合は抜けまくります。
軸を太らす等の簡単な加工で改善すると思うので、ここは要改修ポイントだと思われますぞ。
脚部は「アンクルガードの端」「関節パーツ」に合わせ目あり。
「側面」「足首パーツのフレーム部」にも合わせ目が出ます。
下から。足裏に肉抜きはなく、股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。
K9の特徴であるドッグパックがこちら。
各部柔軟に可動します。特に足はボールジョイント接続になっていて、フレキシブルに動きます。
基本合わせ目が出ないようなパーツ構造ですが、前足部分には出ます。
本体解説はここまで。
という事でここからは、HGUCジム・スナイパーIIにも同梱する武器からザザーッと見ていきたいと思います!
ブルパップ・マシンガンから。
ブルパップ・マシンガンで攻撃!
スナイパーライフルを装備。
右手のライフル持ち手は角度が付いた専用のものが付属します。
狙撃モードで攻撃!
狙い撃つK9。
ビーム・サーベルを抜刀!
サーベル刃は短めのクリアレッドパーツが2本付属します。
襲いかかるジムスナイパーK9!
シールドは基部で360度ロール回転します。
以上がジムスナ2にも同梱していた武装です。
ここから、K9で追加された武装を見ていきます!
ヒートナイフはシンプルな1パーツ成形です。
ジャキッ……!
ビームガンを持たせてみます。
こちらは2パーツモナカで合わせ目が出ます。
銃持ち手は左手分も付属し、手首パーツ内の凹凸と合わせて持たせるため安定して保持できます。
撃ちまくるK9!
ビームガン、いいよね……。
一番派手な武器、ビームスナイパーライフルがこちら。
重さに負けて手首パーツが垂れ下がってくるのはご愛嬌といったところ(*´ェ`*)
バトルフィールドに降り立つジムスナイパーK9!
攻撃!
背部のドッグパックは各部パーツの向きを変え移動砲台形態に変形可能です。
ビームスナイパーライフルを折りたたみ、上に取り付けて再現します。
後ろは人員輸送用装甲車になっており、劇中同様取り外し可能です。
パカッ……ブラッド・ハウンド隊、出撃。
やり方が悪いだけかもですが、8体全部は収納できませんでした。無理やりつめこめばいけるのかな……?w
ドッグパックと連携攻撃開始!
カッケェ!(>ω<)
ガンプラバトルを繰り広げたHGBFケンプファーアメイジングとパシャリ。
ベースキットのHGUCジム・スナイパーIIと比較。
違いは成形色のほか「K9ドッグパック」「本体の一部装甲」「武装」が追加されている点となります。
先述した通り、今回のK9にはドラケンE以外のHGUCジム・スナイパーIIのランナーが全て同梱するため色違いのジムスナIIを組む事もできます。
逆に、ジムスナ2にはドラケンEが付属するのが特徴です。
ドラケンE↓
レナート兄弟が使用したガンプラでディスプレイ。
ちなみにこの中だと、ゴーストジェガンMは今回のドックパックと互換性があります。
ゴーストジェガンM↓
HGBF ジムスナイパーK9の感想
ということでHGBFジムスナイパーK9のご紹介でした。
短所は動かしていると足がスポスポ抜けてしまう点で、ここは要改修だと思われます。
また、最近のガンプラのように超絶可動するわけではないのでアクション性を重視するモデラーさんには多少不満が出るかもといった感じです。
逆にこのキットの売りとしては、ドッグパックをはじめ豊富な武装やブラッド・ハウンド隊のフィギュアが同梱するためビルド系の中でもプレイバリューに優れている点です。
ドッグパックを移動砲台にしてK9と並べて展示したり、ブラッド・ハウンド隊を展開させて飾れるなど非常に遊びの幅が広いガンプラだと思うぞ!(>ω<)
以上、「HGBF ジムスナイパーK9」のガンプラレビューでした!