今回は「HGジム・スナイパーII ホワイト・ディンゴ隊仕様」のガンプラレビューです。
「機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で・・・」などに登場し、マスター・ピース・レイヤーが搭乗するジム・スナイパー2(ホワイトディンゴ隊仕様)をご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
一般販売のHGジム・スナイパーIIから成形色が変更されたほか、新規造形として「ロングレンジ・ビーム・ライフル」「ミドル・シールド」「マーキングシール」が付属。
ほかにもジムスナIIには付属しない「100mmマシンガン」「ホバートラック(オアシス)」「陸戦型ジムの頭部」などが付属し、非常にプレイバリューの高いプレバン品に仕上がっています。
という事で、HGUCジム・スナイパーII ホワイト・ディンゴ隊仕様を一般販売版との違いや比較画像を含めて徹底的にレビューしていきたいと思います!
HGUC 1/144 ジム・スナイパーII ホワイト・ディンゴ隊仕様
ドリームキャスト用ゲームソフト「コロニーの落ちた地で…(通称コロ落ち)」などに登場するホワイト・ディンゴ隊仕様のジム・スナイパーII。
プレイヤーが操作するホワイト・ディンゴ隊の隊長「マスター・ピース・レイヤー」の名前の由来は、プレイヤーが操作するという意味合いを込めた「マスター」「プレイヤー」といった言葉を連想する名前になっています(*´ェ`*)
マーキングシールは新規で、ホワイト・ディンゴ隊仕様のものが付属します。
部隊マークなどが専用のものに変更されているぞ!(>ω<)
付属品一覧がこちら。
※「ロングレンジ・ビーム・ライフル」「狙撃用ライフル(75mmスナイパー・ライフル)」「ビーム・サーベル×2」「100mmマシンガン」「ブルパップ・マシンガン」「ミドル・シールド」「手首パーツ×5」
↑の青字が一般販売のHGUCジム・スナイパーIIには同梱しない、今回のホワイト・ディンゴ隊仕様の特徴です。
※100mmマシンガンはHGUCブルーディスティニー(旧HG版)のランナーが付属
手首パーツは左右の「武器持ち手」、右の「銃持ち手」「角度付き銃持ち手」、左の「平手パーツ」の計5つが付属します。
余剰パーツで通常ジムスナIIの頭部パーツが付属し、色違いの本体を組む事ができますがシールドを組む事はできない感じです。
そして完成したHGUCジム・スナイパーII ホワイト・ディンゴ隊仕様がこちら。
ホワイトを主体としたホワイト・ディンゴ隊仕様の成形色に変更されているほか、頭部右側にバルカン・ポッドを装備しているのが特徴です。
※ジムスナIIとの画像比較は後述
付属品を含めると地味に変更点が多いので、非常にレビューのしがいがあるプレバン品になっているぞ……w(*´ェ`*)
元は2012年に発売されたものがベースになります。
このあたりのラインアップは、最新ガンプラと比べ可動域は劣るものの変な肉抜きが少なくスケールモデルとしては非常に優秀なものが多い印象。
今回のジムスナIIもベースキットからして堅実にできているため、中々の良キットに仕上がっていると思います。
それでは細かく見ていきます!
可動域から。手足は十分広がります。
肘・ヒザ関節ともに90度強曲がりますが、ヒザ立ちはちょっとだけ無理が出る感じです。
リアアーマーのサーベルラックが多少干渉しますが、上半身は360度回転します。
頭部をアップで。「メインカメラ」「バイザー中央の一部」はクリアグリーンのパーツが使われています。
頭部は前後はめ込み式で、頭頂部側面に合わせ目が出ます。
左側面の青いラインはシールで色を補います。
↑枠がホワイト・ディンゴ隊仕様の特徴で、バルカン・ポッドを装備しています。
また、バイザーは降ろす事ができます。
襟前部のグレーはシールで色を補います。胴体は前後はめ込み式で、側面・上部に合わせ目あり。
脇の下は段落ちモールド化されています。
ネモに繋がるバックパック。このあたりは通常ジムスナIIからの変更はありません。
上から見た合わせ目箇所。肩はボールジョイント接続で、ある程度前後に動きます。
腕部は「肩側面」「前腕部後ろ側」に合わせ目が出ます。
フロント・サイドアーマーともに広がります。リアアーマーには2本のビーム・サーベルをマウントしており、引き抜いて持たせる事ができます。
脚部は「アンクルガードの端」「関節パーツ」に合わせ目が出ます。
側面、後ろ側もチョロチョロと合わせ目が出る感じです。
足首パーツはスリッパからフレームが離れて可動域が広がる作り。
足裏には肉抜きがありません。
フロントアーマー裏側にもモールドが刻まれています。
股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴あり。
ミドル・シールドはHGUCブルーディスティニー(旧版)のランナーを一部使用しているものの、表面パーツなどが新規造形で本キットの特徴の一つです。
基部で360度ロール回転。
設定的には「陸戦型ガンダムのシールド」の上に、「半分にしたジムのシールド」を重ねているという面白い武装になっています。
ミドル・シールドで攻撃!
バイポッドとしても機能します。
ここからは「一般販売のHGUCジム・スナイパーIIにも同梱する武器」からババーっと見ていきます!
まずはビーム・サーベルから。
飛びかかるジムスナII(WD仕様)!
ビームエフェクトパーツは短めのものが2本付属します。
ブルパップ・マシンガンを装備。
左のみ平手パーツが付属し、手を添えるようなポージングが可能です。
狙撃用ライフルを装備。
シールド以外のジムスナIIの武器がほとんど付属するのがめっちゃいいわ……!!(>ω<;)
リデコキットの鏡のようなガンプラではなかろうか。
ここからホワイト・ディンゴ隊仕様の武器を見ていきます。
HGUCブルーディスティニーのランナーが同梱し、100mmマシンガンを組む事ができます。
ストックは後方に可動します。
100mmマシンガンをぶっ放すジムスナII!
フォアグリップは可動し、
両手で構える事ができます。
そしてこちらがホワイト・ディンゴ隊仕様最大の売り、ロングレンジ・ビーム・ライフル。
照準スコープ内部のピンクはシールを使います。
また、専用の角度付き手首パーツを使用するため安定して持たせる事ができるのも特徴です。
「ファング1、レイヤーより各機へ。作戦行動を開始する」
フォアグリップは可動し、両手で構える事ができます。
「長距離射撃を開始する!」
何気にギュネイと同じ声のマスター・P・レイヤーさん。
「沈め!!」
このように、ただでさえ豊富な武装が付属するホワイト・ディンゴ隊仕様ですが……
ホバートラック(オアシス)用にUCHG 陸戦型ガンダム地上戦セットの一部ランナーまで付属しちゃいます。
主にホバートラック(オアシス)と「1/144連邦軍兵士のフィギュア×2」が付属するほか、
「陸戦型ジムの頭部」まで同梱するのに驚きです(*_*;)
ジム頭は本キットに無改造で取り付け可能です。
肌色に塗装して陸戦型ガンダムに持っていけばジム頭(カレン機)を再現できるほか、HG陸戦型ジム(古い方)の頭部を交換するのにも使えます。
また、今の時代HGUC陸戦型ジムの頭部と交換するのにも適していると思います。
メインカメラはしっかりとクリアグリーン成形になっているので、今の目線で見ても非常に良くできた頭部になっているぞ!(>ω<)
HGUCジム・スナイパーIIとの違いを比較
一般販売のHGUCジム・スナイパーIIと全身を比較。
ここからは違いを確認していきます(*´ェ`*)
「成形色」「マーキングシール」が変更されているほか、ホワイト・ディンゴ隊仕様では
頭部右側にバルカンポッドを装備しているのが特徴です。
余剰パーツで「通常ジムスナの頭部右側パーツ」も付属するので、どちらの形も再現できます。
シールドは特徴的なミドル・シールドに変更されています。
ちなみに本キットでは通常シールドは組めず、あくまでミドル・シールドしか組む事ができません。
武装は「ロングレンジ・ビーム・ライフル」が追加で付属します。(100mmマシンガンも)
ホワイト・ディンゴ隊仕様には、シールド以外の一般販売ジムスナIIに同梱する武器は全て同梱します。
ただ、↑のドラケンEは付属しません。
そのかわり、ホバートラック(オアシス)やジムヘッドなどが同梱します。
ホワイト・ディンゴ隊仕様は「ほとんど上位バージョン」といっていい内容ですが、ドラケンE狙いなら一般販売のジムスナIIがオススメです。
同じプレミアム・バンダイ限定、HGUCジム・スナイパーのロングレンジ・ビーム・ライフルと比較。
成形色のほか、形も別造形です。ジム・スナイパーの場合照準スコープのレンズにジュエルシールが使われています。
旧キットのジム・スナイパーにもロングレンジ・ビーム・ライフルが付属します。そのあたりは↓でどうぞ。
色々スッキリさせたところで、
ホワイト・ディンゴ隊でディスプレイ。
※HGUCジム&ガンキャノン量産型(ホワイト・ディンゴ隊仕様)
この渋い配色がたまらないのだ……(涙
ホワイト・ディンゴ隊、出撃!!
「勝機は見えた!一気に叩くぞ!!」
ザク現る!
「制圧する!」
ジオンのザクを駆逐するマスター・P・レイヤー!
よく考えたら、オーストラリア大陸の大事な戦局全部この人たちで覆した事になるのかな……(*´ェ`*;)
帰還するエース達。ジムとガンキャノン量産型のレビューは↓
MG板のジムスナII(ホワイト・ディンゴ隊仕様)と比較。
MG板も、プレミアム・バンダイ限定品になります。
HGUC 1/144 ジム・スナイパーII ホワイト・ディンゴ隊仕様の感想
ということでHGジム・スナイパーII ホワイト・ディンゴ隊仕様のご紹介でした。
一番の売りは「ロングレンジ・ビーム・ライフル」「ミドル・シールド」「頭部バルカンポッド」だと思いますが、その他ホバートラックを追加するためのランナー都合でジム頭なども付属するためプレイバリューがものすごく高いです。
※一般販売のジムスナイパーIIやリド・ウォルフ機にはロングレンジ・ビーム・ライフルは付属せず
ちなみに、塗装派&改造派モデラーさんは
↑の機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で… コンプリートガイドで設定色などが確認できます。(ゲーム内CGメイン)
また、ヴィッシュ・ドナヒューのドレスアップデカールも付属するので隠れたモデラー本になっていると思うぞ!(ドライデカールや水転写ではなくただのシールになってしまいますが)
わたしは近所のブックオフでかなり安くゲットできたので、探してみると面白いかもです。
総評としては、本体こそ共通パーツが多いものの豊富な武器やホワイト・ディンゴ隊仕様の特徴であるロングレンジ・ビーム・ライフル、ミドル・シールドなど魅力的なパーツが付属しまくるのでプレバン品の中でも特にオススメだと思います。
今の動きまくるガンプラと比べると可動域は狭いですが、変な肉抜きがなく堅実にできているのでスケールモデルとしては優良キットで間違いないです。
ホバートラックを使って一緒に展示したり、使わない武器を他キットへ持っていったりできるので遊びの幅が広いガンプラになっていると思うぞ!(>ω<)
以上、「HGUC ジム・スナイパーII ホワイト・ディンゴ隊仕様」のガンプラレビューでした!