今回は「HG グフイグナイテッド(量産機)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム SEED DESTINYに登場した、グフイグナイテッド(量産機)をご紹介。
2005年発売。
量産機の特徴として、初代グフを彷彿とさせる青い成形色で再現されています。
ビームソードとヒートロッド(MA-M757スレイヤーウイップ)は、それぞれ収縮・展開状態の2種類が付属。
という事で、HGグフ イグナイテッド(量産機)をグフとの比較画像などを含めながらじっくりとレビューしていきたいと思います!
HG グフ イグナイテッド (量産機)
ハイネ機、イザーク機、ルドルフ機とバリエーションが多いグフイグナイテッドさん。
量産機は馴染みのある青い成形色で立体化されています。
ホイルシールはお腹やフライトユニットを補うものなどが付属。
機体番号のマーキングシールも入っているぞ!
付属品一覧がこちら。
※「MMI-558テンペスト ビームソード(展開状態+収縮状態)」「シールド」「MA-M757スレイヤーウイップ×2(+専用右手手首パーツ)」「簡易スタンド」「金属シャフト取り付け用パーツ」
手首パーツは通常武器持ち手の左右と、↑のスレイヤーウイップ専用の右手ハンドパーツが付属します。
そして完成したHGグフイグナイテッドがこちら。
19年前の、デスティニー放送当時に発売されたガンプラになります。
プロポーションが設定画と近く、再現度の高いグフに仕上がっているぞ……(*´ェ`*)
肩・腕・脚など目立つ位置の合わせ目が多く、感じとしてはHGザクウォーリアの作りに似ていました。(劇中再現度の高さも含め)
このバックパックに搭載されたフライトユニットが、グフイグナイテッドの特徴となります。
それでは細かく見ていきます!
可動域は腕が水平以上上がりますが、脚の付け根がボールジョイント接続になっており開脚範囲はそこまで広くありません。
手脚の関節は90度ほど曲がり、上半身は少し引き上げて戻せば360度好きな位置へ持っていけます。
頭部。宇宙世紀の初代グフを彷彿とさせつつもSEED作品っぽいアレンジが効いており、こう比べてみると顔つきが違いますね。
モノアイは非可動で、モノアイの凸モールドは造形されていません。
パーツ構造は上下挟み込みタイプになっており、側面・後頭部に合わせ目が出ます。
胴体は腰側面に合わせ目が出ます。
「肩の付け根上側」は段落ちされておらず普通に合わせ目になっていますが、劇中でもモールド部分だったりします。
脇の下は設定画通り段落ちモールド化されています。
お腹左右のイエローはシールで補います。
しかしすんごいグフイグナイテッドって感じの造形ですねw
シンプルなパーツ構成ながら、中々良く出来ているのではないでしょうか。
スパイク部分は肩と一体化パーツになっています。前後はめ込み式で、
上部に合わせ目が出ます。肩は前方向へ大きく可動。
バックパックまわりにも合わせ目が出ますが、胴体上の合わせ目は劇中準拠だとモールド扱いでOKです。
ただ、段落ちモールド化はされていません。
腕部は肩内部ブロックと前腕部に合わせ目が出ます。
二の腕は筒型1パーツ、関節はシンプルな1パーツ構造になっています。
両手にはM181SE ドラウプニル4連装ビームガンを装備しています。
銃口が細かく開口されており、機関部(カバー部分)はシールドを取り付ける穴が両腕とも空いています。
フロントアーマーはあまり上がらず、サイドアーマーは大きく開くものの干渉するほど開脚はせず。
リア側のスラスターは別パーツで色分けされています。
脚部は前面にびっしりと合わせ目が出ます。
関節はシンプルな1パーツで合わせ目が出ません。
膝のダークグレー部や、各部スラスターは別パーツで色分けされています。
合わせ目ですが、後ろ側一直線に出ます。
足裏に肉抜きはありません。
股下は、カバーを外せばアクションベース用の3mmジョイント穴が露出します。
バックパックのフライトユニットは展開可能です。
ただ色分けは甘く、イエロー部と翼のホワイト部はシールで補います。
特に翼は広範囲に貼るため、目立つ部分。
裏側はシールが付属しないため、要塗装となります。
スラスター部分など細かいところも色分けされていないため、塗装派モデラーさんはここが重点的な塗装箇所になると思われます。(合わせ目も多いです)
翼は上下に大きく可動します。
翼の基部部分は金属シャフトが使用されており、ガッチリと接続されます。
※取り付けるための専用パーツも付属
各部、上下にも大きく可動。
シールドはプラ同士のシンプルな凹凸接続で、抜き差ししたり回しているとすぐ緩んでくるため要調整といったところ。
裏側はホワイトのパーツで色分けされていますが、接続軸付近は本来グレーなので要塗装となります。
シールドでタックルをかますグフイグナイテッド!
アクションベースに対応しているのが地味に嬉しいです。
SEEDのキットは穴が無いガンプラが多かったような記憶があるのですが、DESTINYあたりから増えてきたような気がします(*´ェ`*)
シールドに収納されているMMI-558テンペスト ビームソードを引き抜いてみます。
収納されていた収縮状態のビームソードと、
刀身中央がスライドし、長剣となった状態のビームソードが別パーツとして付属します。
ビーム刃も付属しますが、ジャストフィットしないためフニャッとなってしまいます(>ω<)
戦闘を開始するグフイグナイテッド!
テンペスト ビームソードを振り上げるグフイグナイテッド!
昨今のガンプラのようにものすごい動くわけではないのですが、不思議とかっこいいポーズが決まる印象です。
ドラウプニル4連装ビームガンで牽制!
やば、カッケェ!(>ω<;)
エフェクトパーツは曲がってるけど!w
ヒートロッド、もといMA-M757スレイヤーウイップを持たせてみます。
前腕部の↑枠に接続されていたパーツを外し、スレイヤーウイップを取り付けます。
接続強度は強くガッチリと保持されました。
手首パーツは、専用の角度付きのものが右手のみ付属します。
グフイグナイテッド、スレイヤーウイップを展開!
スレイヤーウイップは、
↑の伸び切った状態のものも付属します。
パーツがポロリする箇所はありませんでした。
ポーズを付けて遊びやすいガンプラに仕上がっているぞ!
同梱する簡易スタンドと一緒にパシャリ。
2016年に発売された、REVIVE版のHGUCグフと比較。
似ているようで体型バランスが違いますね。
また、フライトユニットがイグナイテッドの特徴といったところです。
ストフリに瞬殺されるグフイグナイテッド!
ストフリ初出撃の回、好き過ぎて何回も見直しちゃうわ……アタレェェ!
グフイグナイテッドのバリエーションでディスプレイ。
違いは成形色のみですが、今回の量産機には追加でマーキングシールが付属します。(厳密に言えばホイルシールの色も変わっています)
HG グフイグナイテッド (量産機)の感想
ということでHG グフイグナイテッド (量産機)のご紹介でした。
同シリーズの中ではプロポーション・可動域が優秀で、隠れた良キットになっていると思います。
ビームソードのエフェクトパーツのサイズ調整(そのままだとグニャつく問題)や可動範囲の拡大など、多少手を加えればかなり化けそうです。
劇中再現度の高い良スタイルで立体化されているのが最大の長所だと思うので、古めのガンプラながら満足度の高いキットに仕上がっていました。
以上、「HG グフイグナイテッド (量産機)」のガンプラレビューでした!