今回は「HGガンダムバルバトスルプス」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズに登場し、三日月・オーガスが搭乗するガンダムバルバトスルプスのHG IBO版をご紹介。
2016年発売。
ガンダムフレーム4を採用しつつ、一部ルプス用のフレームパーツが使用されています。
という事で、HGガンダムバルバトスルプスを塗装+ウェザリングをした状態なども含めてレビューしていきたいと思います!
HG 1/144 ガンダムバルバトスルプス
テイワズの本拠地「歳星」のMS工房にて、オーバーホールを受けて再構築されたガンダムバルバトスルプスさん。
ガンダムフレームは4が採用されています。
値段が1,100円(税10%込)という事で、実売だと1,000円もしない素敵なガンプラになっているよ……(*´ェ`*)
組み立て書には、パイロットの三日月・オーガスが記載。
ホイルシールの量はそこそこあり、腰部のブースターをはじめ脚部まわりの細かな色を補うものが中心です。
付属品一覧がこちら。
※「ソードメイス」「バックパック用ジョイントパーツ+アーム」「スタンド用ジョイントパーツ」「手首パーツ×4」「余剰パーツ(ガンダムフレーム4の一部)」
手首パーツは左右の「武器持ち手」「角度付き武器持ち手」の計4つが同梱します。
そして完成したHGガンダムバルバトスルプスがこちら。
低価格ながらガンダムフレームを使った高可動なキットに仕上がっており、シールを多用するもののこの価格帯では十分な色分けを誇っています。
劇中再現度が高く、非常に良プロポーションで立体化されていますね。
本体重量がめちゃめちゃ軽いというのもあり、自立が安定するうえ接地性も優秀です。
それでは細かく見ていきます!
可動域から。手足は大きく広がり、顔を上げる動作も得意です。
特に、真横まで広がる開脚範囲と接地性がエグい事になっているのが特徴です。
デザイン上少し無理が出ますが、手足の関節が90度以上曲がりヒザ立ち可能です。
上半身は360度回転します。
ガンダムフレームの恩恵もあり、全体的に見て可動域はかなり広いです。
頭部をアップで。HGクラスながら「アンテナまわり」「頬のイエロー」「フェイスマスクのグレー/レッド」がかなり細かく色分けされています。
ツインアイのみホイルシールで色を補います。
頭部は左右はめ込み式で、後頭部の一部に合わせ目が出ます。
なにげに、1/100フルメカニクス版よりも頭部の合わせ目量が少ないです。
胸部まわりの色分けも優秀で、ディテールも細かいです。
横から見た場合フレーム一部の合わせ目が露出しますが、ショルダーアーマーをはめると見えなくなります。
アップで。腰部ガンダムフレームのシリンダーがチラリと見えてかっこいいです。
背部バックパックには、ソードメイスをマウントするためのジョイントパーツが付属。
また、画像右のようにアームパーツも付属し
バックパックの展開状態が再現できます。
ただ、バックパックの一部(ダークグレー部)はホイルシールで色を補います。
ちなみにこの展開状態は、別売りのオプションパーツセット ガンプラ12(大型レールガン)に同梱する大型レールガンと接続するために利用します。
大型レールガンをぶっ放すバルバトスルプス!
ショルダーアーマーの赤いパーツは開口されていて、内側の白い装甲が見える事で鉄華団マークが再現されています。
肩はボールジョイント接続で、前後に可動します。
ショルダーアーマーの赤いパーツは外側へ引き出すことができ、腕の可動範囲が向上します。
腕部は前腕部前後に合わせ目が出ます。
腰部ブースターの白いパーツはモナカ割りで、ぐるりと合わせ目が出ます。
また、青い部分にシールを使うので塗装推奨部分といったところ。
基部で動き、足可動の妨げにならない作りをしています。
意外な事に、脚部に合わせ目はありません。
足を曲げた際に露出するガンダムフレームにも合わせ目無しです。
足裏には多少肉抜きあり。↑画像では見えづらいですが、カカト内側には大きな肉抜きがあります。
股下にはスタンド用の3mm穴が空いていますが、
スタンド穴が奥まった位置に配置されているので、アクションベースで展示する際は↑枠のジョイントパーツを噛ませる形で展示します。
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ガンダムバルバトス、ソードメイスを装備!
ソードメイスはモナカ構造で、厳密に言えば側面に合わせ目が出ます。
肩周りの可動が優れているため、
両手で構えることができます。
飛びかかるガンダムバルバトスルプス!
角度付きの武器持ち手も左右分付属するぞ!
変にポロリするところもなく、簡単にかっこいいポーズで展示できます。
ドドン。ここからは合わせ目を消してフル塗装+ウェザリングをしたルプスをご紹介。
お粗末さまですが、汚しが似合うガンプラになっていると思うのでウェザリングオススメだよ……(*´ェ`*)
それではぐるりと。
今回はMSオプションセット6に同梱するルプス用の平手に交換してみました。
ネイルは塗り分けが必要です。
カカトの内側は肉抜きがあったので、パテ革命 モリモリで埋めてみました。
足部分の傷表現は、劇中で崖を駆けずり回っていた印象があったのでデザインナイフで傷をつけまくってみました。
更に、MSオプションセット5に付属する小型メイスと、MSオプションセット6に付属する腕部ロケット砲を装備させています。
小型メイスはバックパックのジョイントに対応しています。
もちろん手に持たせる事もできるぞ!
腕部ロケット砲は基部がロール回転します。
プルーマを撃ち落としていたのが印象的な武装ですね。
腕部ロケット砲をぶっぱなすバルバトスルプス!
無改造で取り付けできるので、MSオプションセットとの同時買いがオススメだよ……(*´ェ`*)
こちらはHGヘルムヴィーゲ・リンカーに付属するヴァルキュリアバスターソードを持たせてみた図。
バスターソードの柄部分が大きいのでバルバトスルプスの手首パーツとは互換性がありませんが、無理矢理持たせる事はできました。(甲パーツが少し浮いてしまう感じ)
「借りるよ」
HG 1/144 ガンダムバルバトスルプスレクス(素組み)と比較。
MSオプションセットを使ったプチ改造が簡単にできるので、色々な遊び方ができるのも本キットの売りだと思います。
素組み状態に戻し、1/100 フルメカニクス ガンダムバルバトスルプスと比較。
1/100スケール版はパーツ分割による色分けが向上しており、デフォルトで腕部200mm砲が同梱するのが特徴です。
本キットのリデコキットで、2024年に発売されたHG 1/144 ガンダムアメイジングバルバトスルプスと比較。
アメイジングの方はガンダムビルドメタバースに登場するガンプラで、背部のアメイジングブースター天式による形態チェンジが売りなキットになっています。
HG ガンダムバルバトスルプスの感想
ということでHGガンダムバルバトスルプスのご紹介でした。
以前のバルバトスよりも多少全高が伸び、良スタイルのガンプラに仕上がっています。
低価格系HGという事でホイルシールを使う部分は多いのですが、値段の割には色分けができている感じです。
相変わらず可動範囲が広いし、色々なMSオプションセットに対応している事から非常に遊びの幅が広いガンプラといった印象。
とにかくめちゃめちゃ安いので、迷ったら即買い推奨です。
以上、「HG ガンダムバルバトスルプス」のガンプラレビューでした!