今回は「HG ガンダムドライオンIII」のガンプラレビューです。
ガンダムトライエイジやガンダムビルドファイターズ バトローグに登場し、サカイ・ミナトが使用するガンダムドライオンIII(ドライ)をご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
成形色が黒に変更されているほか、頭部アンテナが新規造形として付属します。
という事で、HGガンダムドライオンドライをレビューしていきたいと思います!
HGBF ガンダムドライオンIII
サカイ・ミナトがガンダムトライオン3の兄弟機として生み出したガンプラ、ガンダムドライオンIII。
設定的には、ガンダムトライエイジにてサイボーグガンダム博士Mk-IIがトライオン3の設計図を盗んで開発した機体。ガンダムビルドファイターズ バトローグでは、サカイ・ミナトが夢で見たストーリーを元に製作されたガンプラになります。
トライオン3との違いは、外見的には「アンテナ」「カラーリング」、性能的には「1人で操縦可能」「分離状態の3機のドライマシンも1人で操縦可能」との事。
ガンプラ的にはHGBFガンダムトライオン3の色違いランナーを使いつつ、新規造形のアンテナ(およびホイルシール)が付属する内容になっています。
という事で、今回のホイルシールがこちら(>ω<)
本キットにゴールドのランナーは同梱しないのでゴールド部は全てホイルシールで色を補うという、結構無茶ぶりなガンプラになっていますw
付属品は、色以外HGBFガンダムトライオン3と同じです。
超咆剣ハイパーミノフスキーのほか、サーベル刃や形態チェンジ用のパーツ、コア・ファイターなどが同梱します。
大元をたどればHGUCダブルゼータガンダムのリデコキットとなるため、↑のように大量のZZパーツが余ります。
このあたりもトライオン3とほとんど同じです。
そして完成したHGBFガンダムドライオンIII(ドライ)がこちら。
新規造形のアンテナのほか、色鮮やかだったトリコロールカラーのトライオン3と比べて外装パーツが全て黒系の成形色になっているのが特徴です。
関節パーツがダークグレーというのもあり、ほとんど真っ黒です。
前述のとおり、今回はゴールド部分を全てホイルシールで色を補う事になるため、ぶっちゃけ素組み派モデラーさんにはちょっとオススメしづらいプレバン品になっているぞ……w(*ノェノ)
背部はリクドライオンの胴体パーツになっています。
それでは各部細かく見ていきます!
骨格に2010年に発売された古いHGが使われているため、可動域は狭いです。
腕は水平まで広がりますが、開脚は苦手です。
手足の関節は90度ほど曲がり、立ち膝可能です。
腰を撚る動作もちょい苦手で、↑までが限界です。
頭部をアップで。このアンテナが本キット唯一の新規造形部分になるので、ここが最大の購入判断ポイントになります。(ついでに言うとホイルシールが新規な点も)
ツインアイは「ドライオンIII完成当初のカラーリング」であるゴールドのホイルシールが付属。
バトローグ(アニメ)では「ユウマのガンダムライトニングブラックウォーリアを意識してブルーに変更されている」ため、アニメ版を再現したい場合はブルーで要塗装となります。
アンテナ以外の形状はトライオン3と全く同じで、頭部は合わせ目が出ない優秀な作りです。
ただ↑画像をご覧のように、肝心のアンテナ部分が色分けされておらずシールで色を補う事になる点はちょっぴりマイナスポイントです。
頭部以外はトライオン3と同形状ですが、今回のレビューでもアップで見ていきますね。
胴体に合わせ目はありません。
胸部はリクドライオンの顔になっていて、口は開閉します。
目やキバなどはシールで色を補います。
肩部は、ショルダーアーマーのフチにシールを貼ります。
肩は軸接続ですが、ある程度前後に可動します。
腕の合わせ目は、肩内部のブロックのみです。
ウイングシールドには黒いシールを張りますが、モールドやガイドはありません。
腰部もフチ部分にシールを多用します。
脚部は「足の付け根パーツ」「カカト」と、
足裏に合わせ目があります。股下にはスタンド用の3mm穴が空いています。
「サカイ・ミナト、ガンダムドライオンIII、いっくでぇぇ!」
ガンダムドライオンIII、Gクエスト・スタート!
それでは武装を切り替えつつ、各ギミックを見ていきます!
ブラックラプターブレイカーで攻撃!
名称こそ変化していますが、武装はトライオン3と全て同じだよ……(*´ェ`*)
ウイングシールドを折りたたみ、ブラックヒートウイングで切り裂くドライオンIII!
ロケットパンチの、ブラックアームドブースターで攻撃!
射出!
※前腕部は取り外せますが、3mmスタンドには非対応です
ハイパービームサーベルを抜刀!
専用持ち手、サーベル刃ともに左右分付属します。
「ブラック!ダブルキャノネード!」
背部のブラックダブルキャノネードは、前方に展開できます。
ここには、ダブルゼータガンダムのダブル・ビーム・ライフルの砲身パーツが流用されていたりします。
超咆剣ハイパーミノフスキーを引き抜くドライオンIII!
※口の中に収納するギミックはありません
ビーム刃は専用のめちゃ長なものが付属します。
ちなみに、刃以外のエフェクトパーツはHGBFスタービルドストライクガンダムの色違いエフェクトパーツが流用されています。
カッケェ!……色分け悪いけど!w(>ω<)
アクション!
敵を叩き斬るドライオンIII!
分離状態も再現可能です。こちらはリクドライオン。
胸部とバックパックを組み合わせて再現します。
尻尾がキュートだぞ……。
こちらはウミドライオン。
上半身や超咆剣ハイパーミノフスキーのグリップ部分に、差し替えパーツ(顔部分)をつけて再現します。
こちらはソラドライオン。
主に下半身を使い、差し替えパーツにより再現します。
3機とも3mmスタンドに対応するため、
このように展示させれば見栄えが爆上がりするよ……(*´ェ`*)
HGBFガンダムトライオン3と全身を比較。
頭部を比較。違いは成形色のほか、このアンテナ(およびホイルシール)のみです。
大元のキットであるHGUCダブルゼータガンダムを加えて、ZZ系バリエーションキットでディスプレイ。
コウサカ・ユウマのガンダムライトニングブラックウォーリアと比較。
バトローグのガンプラでディスプレイ。
「レッツ、ドライ・オォン!!」
HGBF ガンダムドライオンIIIの感想
ということでHGガンダムドライオンIIIのご紹介でした。
造形的には非常にかっこいいのですが、新規造形部分がアンテナのみという点、全てのゴールド部にシールを使う点から、ぶっちゃけプレバン品の中ではオススメしづらいキットになっています。
逆に塗装派で新規アンテナに魅力を感じているモデラーさんや、ガンダムライトニングブラックウォーリアと並べて飾りたい方にはオススメといった感じ。
塗装派モデラーさん向けの補足情報を伝えておくと、「ウイングシールド」「足の甲」は塗装箇所のガイドもモールドもないので、細かなマステ作業は必須かと思います。また、関節フレームにはABS樹脂が多用されているので、塗装による破損にはご注意くださいね。
以上、「HGBFガンダムドライオンIII」のガンプラレビューでした!