今回は「HG ガンダムGP01Fb フルバーニアン」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYに登場し、コウ・ウラキが搭乗するガンダムGP01フルバーニアンのHG版をご紹介。
2000年発売。
一部ゼフィランサスとの共通ランナーを使いつつ、外装など多くの新規造形パーツが付属します。
コア・ファイターFF-XIIFbも丸々1つ同梱。
という事で、HGガンダムGP01FbフルバーニアンをGP02やGP03との比較画像も含めてレビューしていきたいと思います!
HGUC ガンダムGP01Fb フルバーニアン
キット自体は2000年に発売、という事で24年前に発売された古いHGのGP01Fb。
今の時代RG版もある中、敢えてのHGレビューという事で「今のガンプラ目線で見るとどんな出来になっているか」や、「HG版ならではの特徴」を中心に見ていこうと思いますぞ……(*´ェ`*)
ホイルシールの量は少ないですが、シールド表面の広範囲な部分に青いシールを貼る仕様です。
設定色の時点で「OVA的な複雑な色合い」をしているため、胸部まわりを中心に色の足りないところが多いです。
内容物がこちら。
フルバーニアンの他、「コア・ファイターFF-X II Fb」「ビーム・ライフル」「ビーム・サーベル」「シールド」「手首パーツ×3」が付属します。
ライフル持ち手は右手分のみ付属。
そして完成したHGUCガンダムGP01Fbがこちら。
HGUCのゼフィランサスと共通のランナーを使用しているものの、多くの外装が新規造形で再現されています。
フルバーニアンらしい「胸部・肩部スラスター」と、大きな「レッグスラスター(足首パーツのスリッパ)」が特徴的です。
かなり昔のHGですが、ご覧のように今のガンプラ目線で見てもプロポーションはかなり良いです。
発売当時はかなりの名キットだった事がうかがえます(*_*)
ただ細かな色は足りず、合わせ目もそれなりに多いです。※後述
こちらがコア・ファイターFF-X II Fb。HGのゼフィランサスやステイメンと同様にガンダム本体への組み込みギミックは搭載されていませんが、独特のスラスターが再現されています。
合わせ目はバックパック左右と、
機首部分に出ます。スタンド穴は空いていませんが、ランディングギアを取り付ける事ができます。
コア・ファイター、出撃!
ガンダムGP01Fbに戻り、レビューの続きを。
可動域ですが、肩は軸接続・足はボールジョイント接続で手足ともにそれなりに広がります。
手足の関節は90度ほど曲がります。
今のガンプラのように上半身が柔軟に動かないので、ヒザ立ちはちょっと無理がでます。
上半身はここまで曲がります。
少し浮かせて強引にやれば360度まわりますが、バックパックがサイドアーマーに干渉します。
頭部をアップで。アンテナ先端に大きな安全フラッグがあります。
トサカ側面のアンテナはかなり細いパーツになっているので、破損にはご注意です……(←実は折ったので瞬間接着剤でくっつけた人)
かなり気をつけてても折れてしまったので、安全フラッグをカットする際には特にご注意を!(>ω<;)
頭部は前後はめ込み式で、トサカと側面の一部に合わせ目が出ます。
バルカンから下はモールド扱いでOKですが、段落ち化はされていません。
胸部はV字やコクピットハッチ一部、スラスターまわりなど結構色が足りません。
V字はイエローで、コクピットの突起と胸部スラスターノズルはグレーで要塗装です。
胴体は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。(バックパックも)
肩のサブアーマーは、可動の妨げにならないよう可動します。
上から見た場合の合わせ目の量は多いです。スラスターは左右に可動します。
上下にも細かく可動。スラスターの◎部分(アポジモーターかな?)はグレーとレッドで要塗装です。
ビーム・サーベルの柄は基部ごと可動しますが、実はダミーで手に持たせる場合は別途サーベルのパーツを持たせる仕様です。
腕は「ショルダーアーマー」「肩内部ブロック」「前腕部」に合わせ目が出ます。
関節はポリキャップ隠しのパーツで覆われていて、作りがいいです。
肩のスラスターまわりも要塗装となります。
腰部フロントアーマーは、最近のガンプラのように中央をカットするだけでは抜け落ちてしまいます。
左右独立して動かしたい場合は、ピンバイスと真鍮製を使うなどして加工する必要があります。
脚部はヒザ下とふくらはぎ、アンクルガード前後に合わせ目が出ます。
関節に合わせ目は無し。膝の赤いラインはホイルシールで色を補います。
このように細かなグレーも色分けされています。前後のカバーは可動し、後ろ側内部には別パーツでスラスターが造形されています。
ただ、広げると内部のピンが見えてしまい少し気になる感じ。
足裏のレッグスラスターはグレーで要塗装。肉抜きはありません。
2000年製のHGという事で、股下にスタンド穴は無しです。
「コウ・ウラキ、試作1号機フルバーニアン出撃します!」
フルバーニアン、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ビーム・ライフルは5パーツ成形で、機関部はモナカ割りで合わせ目が出ます。
ここが弱点になるのですが、ライフル持ち手とグリップサイズが合っていないためしっかりとホールドする事ができません。
手首パーツ自体作りが古いので、ここはMSハンドなどと交換した方がいいかもしれません。
フルバーニアン、ビーム・ライフルを装備!
アクション!
劇中再現度が高いですね(*_*)
このHG版はカトキハジメ氏によりリニューアルデザインされてはいるのですが、RG版よりはアレンジ少なめの劇中寄りスタイルで立体化されていると思います。
フォアグリップは可動し、両手で構える事ができます。(照準も可動)
「しぃぃぃずめぇぇぇぇ!!!」
ビーム・サーベルは柄・サーベル刃一体型のホワイト1色成形のものが1本付属します。
背中のサーベル柄は着脱できますが、サーベル刃を取り付ける穴が空いておらず。
最近のHGのようなサーベルを持たせたい場合は、柄ごと他から持ってくる必要があります。
斬りかかるフルバーニアン!
シールドは表面の青い部分全てをシールで補います。
ジョイントパーツを噛ませて前腕部に接続して装備させます。(右腕にも装備可能)
シールドは基部で360度ロール回転しますが、
デザイン上、肩部スラスターと干渉します。
画像右のようにグリップを掴んで持たせる事もできますが、手首パーツの穴サイズと微妙にサイズが合っていないためポーズによってはプラつく感じです。
突貫するウラキ少尉!
ライフル+サーベルで。
合わせ目が多く細かな色も足りませんが、このように造形自体は非常に良く出来ている模様。
手を加える余地を残した、古き良きガンプラといったイメージですね。
HGUCガンダムGP02Aサイサリス、HGUCガンダムGP03Sステイメンと比較。
RG版のフルバーニアンと比較。
MG 1/100版も混ぜ、色々なフルバーニアンのガンプラでディスプレイ。
HGUC ガンダムGP01Fb フルバーニアンの感想
ということでHGガンダムGP01Fb フルバーニアンのご紹介でした。
まず最大の注意点ですが、トサカ側面のアンテナがかなり破損しやすい点はご注意を。
わたしは見事にポッキリ折れたので、瞬間接着剤でくっつけましたw(跡目立ってないよね…?ドキドキ)
アンテナは安全フラッグをカットするだけでもパーツにテンションが加わり、破損率が高いと思います。みんなは気をつけてね……。
その他、弱点はビーム・ライフルを持たせるとプラつくぐらいです。ここは交換などで簡単に補えると思います。
組み終わった感想としては、細かな色が足りず合わせ目も多いですが2000年製ガンプラとしては非常に良く出来たスタイルで立体化されていると思った点。
スタイルが劇中に近い点がHG版最大の長所かもしれません。
RG版は鋭い目付きにアレンジされているので、劇中再現派のモデラーさんは今回のHG版をチョイスして作り込むのも一興だと思いますぞ……(*´ェ`*)
以上、「HG ガンダムGP01Fb フルバーニアン」のガンプラレビューでした!