今回は「HG ガンダムトリスタン」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダムTwilight AXISに登場し、クァンタン・フェルモが搭乗するガンダムAN-01トリスタンをご紹介。
2017年発売。
HGUC ガンダムNT-1アレックスの関節ランナーを使いつつ、「頭部」外装」などの外部装甲パーツが新規造形で付属します。
スタンダードなガンダムタイプの見た目に反し、クセの強いガンプラになっているので、そのあたりを見つつレビューしていきたいと思います!
HGUC ガンダムAN-01 トリスタン

ブッホ・ジャンク社(後の私設軍隊クロスボーン・バンガードの関連組織)が運用するトリスタン。
ガンダムNT-1アレックスの破損した部分を改修した機体になります。
という事で、まさかのポケ戦に登場したガンダムの改修機という事になります。

ホイルシールがこちら。
トサカのセンサー部や細かな色を補うものが付属します。

付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「ビーム・サーベル×2」「シールド」「手首パーツ×3」
各武装は全て新規造形ですが、ビーム・ライフルは白一色で色分けされていません。
手首パーツは左右の「武器持ち手」、右の「ライフル持ち手」が付属。これはHGUCガンダムNT-1アレックスと同じものになっています。

余剰パーツがこちら。
HGUCガンダムNT-1アレックスに同梱していたビーム・ライフルは、丸々組むことができます。

そして完成したHGUCガンダムAN-01トリスタンがこちら。
関節部分に2004年に発売された古い「HGガンダムNT-1アレックス」のランナーが使われていますが、外装・武装は全て新規造形です。

後ほど比較しますが、アレックスと比べるとデザインが大きく変更されています。(風味は残っていますが)
このガンプラ、立ち姿は非常にかっこいいぞ……(*´ェ`*)

バックパックはガンダムMk-IIのものみたいにも見えますね。
解説によると、「形状が似ているがガンダムMk-II専用兵装と同一かは不明」との事です。
それでは細かく見ていきます!

いきなりですが、可動域が狭いのが本キット最大の弱点です。
古いHGの関節を使用しているため、今のガンプラ目線で見ると手足とも大きく広がりません。

フロントアーマーがほとんど上がらないので、立ちヒザも苦手です。
手足の関節も90度ほどしか曲がりません。

上半身を少し上げれば360度回転します。(引き上がると少し隙間が空いてしまう感じ)

バーニィに破壊された頭部は丸々新造されました。
ガンプラでも完全新規造形で、トリスタンの特徴的な顔付きが再現されています。
バルカンやくぼみは要塗装です。

頭部は前後はめ込み式で、「頭頂部」「側面」に合わせ目が出ます。
4本のアンテナ先端には安全フラッグ有り。

胴体。首左右(青いパーツの左右)はイエロー・グレーで要塗装です。
合わせ目の量は多く、「胴体の青いパーツ」「ショルダーアーマー」「バックパック」に出ます。

バックパックにはビーム・サーベルの柄が2本収納されていて、それぞれ引き抜くことができます。
ただ、バックパックの細かなレッド・イエローは色分けされていません。(スラスター内部はイエロー)

ショルダーアーマーは、このように前後からはめこむシンプルな作りです。
肩自体昔ながらの非可動式の軸接続になっているため、前後・上下と柔軟には動かず。

肘関節は90度弱曲がります。今のガンプラ目線で見てしまうと、全体的に可動域は狭いです。

腕は「肩」「肩内部の球体」「前腕部」に合わせ目が出ます。

ここが本キット最大の弱点ですが、フロントアーマーが↑までしか動きません(*´ェ`*)

また、2017年製ながら股下にスタンド穴はありません。
足は昔ながらのボールジョイント接続です。
軸部分(アレックスの関節部分)はABSではなく通常プラ材質です。

脚部は「モモ」「アンクルガード」に合わせ目が出ます。
黒いラインはシールですが、その他の色分けは良好です。アレックスから進化している部分ですね。
ヒザはあまり曲がりませんが、関節パーツに合わせ目は無しです。

足首をつなぐフレームの後ろには大きな肉抜きあり。足裏に肉抜きはありません。

ガンダムAN-01トリスタン、出撃!

それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

シールドは新規造形ですが、裏側のパーツはアレックスの流用です。
ジョイントパーツを介して肘付近に接続。ボールジョイント接続である程度動きますが、グリップを持たせるので可動幅は狭いです。
また、取り付け位置は後ろ側に限定されます。

ビーム・ライフルはホワイト1色で3パーツ構造の非常にシンプルな作りです。
合わせ目が出るうえ、上部分はブルーで要塗装。また、ハンドパーツの穴サイズと少し合わないのでグラつきます。

ビーム・ライフルで攻撃するクァンタン!

「あの赤いヤツには消えてもらう!」

可動域が狭いのでポーズ幅は限られますが……頑張って動かしてみるぞ!(>ω<)

敵を捕捉!

ポーズパターンは限られますが、見た目は非常にかっこいいですね。
今回は賛否分かれるガンプラになっているな……。

ジャキッ……。

ビーム・サーベル抜刀!
サーベル柄は、バックパックから引き抜いて持たせることができます。ビーム刃も2本同梱します。

飛びかかるトリスタン!

見た目は最新ガンプラなのに、動かすとレトロな印象を受けます。

シンプルなポーズだと……

めちゃかっこいいぞ!(>ω<)

ライフル+サーベルで。

余剰パーツでHGUCガンダムNT-1アレックスのビーム・ライフル(ポケ戦で一度も使わなかったやつ)も付属します。

攻撃!

ベースキットのHGUCガンダムNT-1アレックス(塗装済み)と比較。
このように、外装・武装は全て新規造形で全高も上がっています。



Twilight AXISのガンプラ勢揃いでディスプレイ。
全てリデコキットかつ、トリスタン以外はプレミアム・バンダイ限定でのリリースとなります。






「トリスタン?名前もなかなか大仰だな」
HGUC ガンダムAN-01 トリスタンの感想
ということでHGUC ガンダムトリスタンのご紹介でした。
今回はかなり賛否の分かれるガンプラになっていると思います。
内部フレームに2004年製の古いランナーが使われているため、可動域が狭いのが最大の弱点といったところ。
また、2017年製ガンプラながらスタンド穴が空いておらず、ビーム・ライフルの色分けが甘かったり足首の肉抜きが目立ったりするので満足いかないモデラーさんは多そうです。
ただ、その洗練されたデザインからか素立ち状態やシンプルなポーズで飾る分には非常にかっこいいです。私はトリスタン(というかTwilight AXIS)が好きなので満足しましたが、可動域を重視しないモデラーさん向け(もしくは改造派)ガンプラなのは間違いないと思います。
ABS樹脂が使用されていないので、合わせ目消しや塗装などの加工はしやすいです。いじりやすい素材にはなっています。
という事で賛否分かれるガンプラになっていますが、総評としては「手を加えるモデラーさん」「可動域なんてどうでもええんや!」という方にはオススメです。
以上、「HGUC ガンダムAN-01 トリスタン」のガンプラレビューでした!

























