今回は「HG ジョニー・ライデン専用ゲルググ」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムMSVに登場し、ジョニー・ライデンが搭乗するジョニー・ライデン専用高機動型ゲルググをご紹介。
2018年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
新規造形として、特徴的なロケット・ランチャーとB型バックパックが付属。
成形色も「真紅の稲妻」らしい濃いめのレッドで再現されています。
という事で、プレバンのHGジョニー・ライデン専用ゲルググをレビューしていきたいと思います!
HGUC ジョニー・ライデン専用ゲルググ
真紅の稲妻、ジョニー・ライデン専用の高機動型ゲルググさん。
1/144スケールでは、1984年に発売された「旧キット1/144ジョニー・ライデン少佐用ゲルググ」以来という事で実に34年ぶりにリニューアルされたガンプラになります。
ホイルシールとマーキングシールがこちら。
マーキングシールにはジョニー・ライデンのエンブレムなどの懐かしいマークが印刷されていますが、テトロン素材になっています。
ちなみに↑が旧キットに同梱していた水転写デカール。(一部使ったあとです(*ノェノ))
というのも、旧キットではシールではなく水転写デカールが同梱していたため、人によっては付属シールの種類で旧キットに軍配が上がると思います。
付属品一覧がこちら。
※「ロケット・ランチャー」「ビーム・ライフル」「シールド」「ビーム・ナギナタ」「手首パーツ×4(左右の武器持ち手、右のライフル持ち手、左の平手)」「ツノ無しヘッドパーツ」
この中では、ロケット・ランチャーが新規造形です。
本キットはHGUCシャア専用ゲルググのリデコキットとなるため、色が違う部分のランナーが余剰パーツとなります。
そして完成したHGUCジョニー・ライデン専用ゲルググがこちら。
内容的には成形色が真紅で再現され、新規ロケット・ランチャーとB型バックパックが足された内容です。
当時ABSだった関節パーツはKPSに変更されており、組みやすさは格段に上がっています。(最近の青バンダイマークのHGUCシャアゲルググも同様)
ベースキットに2006年製のHGが使われているため、今のガンプラ目線で見ると合わせ目の量が多く、構造にもちょっぴり古さを感じます。
ただ自立性、接地性は優秀です。
この背部B型バックパックも本キットの売りです。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。古めのHGながら、手足は大きく広がります。
手足の関節は90度ほど曲がり、ヒザ立ち可能です。
上半身は360度回転します。
頭部をアップで。アンテナはスタビライザータイプではなく、ノーマルタイプになっています。
横、後ろから。合わせ目はありません。
頭頂部のパーツを外せば、モノアイを左右に動かす事ができます。
ちなみにモノアイには凸モールドがなく、全面ホイルシールで再現します。
ツノ無しパーツも付属するよ!
後頭部のトサカを付け替えるだけなので、組んだあとからでも切り替えできます。
胴体・腰部は前後はめ込み式で、上部・側面に合わせ目が出ます。
ショルダーアーマーは、胴体と肩の間に挟み込むようにして取り付けます。
マーキングシール部分をアップで。
ショルダーアーマーは前後はめ込み式で、上部・側面に合わせ目あり。
肩は前方向へ少し可動します。
腕は「肩内部球体」「前腕部」にちょろちょろと合わせ目が出ます。
腰部。リアアーマーに、ビーム・ナギナタをマウントできます。
左右スカート部分のパーツは引き出す事ができ、足を動かす際に邪魔にならない作りをしています。
底面。リアスカート内部にはスラスターが搭載されています。
脚部は「モモ側面」「関節パーツ」「ふくらはぎ」に合わせ目あり。
足を曲げた際に露出する前側のフレームにも合わせ目が出ます。
足裏に肉抜きは無く、装甲内部にはスラスターが搭載されています。
そして本体の売り部分、新規造形のB型バックパックがこちら。
赤と黒のカラーリングは、パーツ分割により色分けされています。
ジョニー・ライデン専用ゲルググ、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
こちらが新規造形のロケット・ランチャー。
本キットの売り部分なだけあり、7パーツ使われています。ただ、普通に合わせ目は出ます。
シールドは通常ゲルググの色違いで、シール部分のみ新規です。
基部で360度ロール回転します。
ロケット・ランチャーで攻撃!
接地面が広いので、安定したポージングが可能です。
暴れまわるジョニー・ライデン!
フォアグリップは可動式で、両手で構える事ができます。
いい感じ……(*´ェ`*)
動かすと一気にかっこよくなりますね。
こちらはビーム・ナギナタ。
他のゲルググ(HGUCシャア専用ゲルググなど)にも付属する、ゲルググ定番の装備も付属します。
ビーム・ナギナタをぶん回すライデン!
左のみ表情付き平手パーツが付属します。
アクション!
非常にかっこいいですが、ビーム・ナギナタのグリップと手穴サイズが合っていないため、少しプラプラします。
ゲルググのビーム・ライフルも付属します。
シン・マツナガ専用ゲルググJと交戦!
ジョニー・ライデンの帰還を再現。
イングリッド0のヘビーガンダムと戦闘開始!
「ジョニ子か!」
HGヘビーガンダム イングリッド0専用機(改造品)と比較。
ベースキットのHGUCシャア専用ゲルググと全身を比較。
ロケット・ランチャーが追加で同梱しますが、本体の変更箇所は少なく
B型バックパックの有無が違いとなります。
HGUCジョニー・ライデン専用ザクと比較。
高機動型ザクの方は一般発売されています。
↑の右側は、「HGUCシャア専用ゲルググ」と「旧キット1/144ジョニー・ライデン専用ゲルググ」をミキシングし、塗装したガンプラ。(コミック「ジョニー・ライデンの帰還」に登場するアナハイム製を意識して製作したもの)
一応旧キットを使って手を加えれば、プレバン品を買わずともジョニーゲルググが再現できます。
ロケット・ランチャーを比較。HGUC版は大型化されているのが見て取れます。
旧キットは合わせ目を消してフル塗装してありますが、デフォルト状態では銃持ち手に対応しないので小加工が必要でした。
B型バックパックを比較。
旧キットでも、合わせ目消し+フル塗装でなかなかの見た目になるぞ……!
改造版のレビューは↓でどうぞ。
HGUC ジョニー・ライデン専用ゲルググの感想
ということでHGジョニー・ライデン専用ゲルググのご紹介でした。
ジョニー・ライデン専用ゲルググのHG化は、旧キットを使えば手軽にできる事から定番改造の筆頭組み合わせだったと思います。
今回のHGUC版の長所は、「ロケット・ランチャーの形状が旧キットより迫力がある」点と「素組みでもクオリティの高いB型バックパックが再現できる」点。
逆に、旧キットには水転写デカールが同梱していたので「普通のマーキングシールが付属」する点は人によってはマイナスポイントかもしれません。
総評として、手軽に素組みでHGUCクオリティの高機動型ゲルググを再現したいモデラーさんにはオススメといった感じです!
以上、「HGUCジョニー・ライデン専用ゲルググ」のガンプラレビューでした!