今回は「HGUC ケンプファー」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争に登場し、ミハイル・カミンスキーが搭乗したケンプファーをご紹介。
2008年発売。
チェーン・マインやショットガンなど、ケンプファーの豊富な武装が全て付属します。
という事でHGUCケンプファーを、素組み状態でレビューしつつ、塗装した状態も併せてご紹介したいと思います!
HGUC ケンプファー

このHG版はMGケンプファー(2001年発売)の7年後に発売されたという事で、ケンプファーのガンプラの中では最新のキットとなります。
とはいえ17年前に発売されたものなので、今のガンプラ目線で見るとどんな出来になっているかを中心に見ていきたいと思いますぞ!(>ω<)

ホイルシールは小範囲の白い部分とモノアイを補うものが付属。(モノアイは2枚予備)
また、ジオンやサイクロプス隊のマークが入ったマーキングシールも付属します。

付属品一覧がこちら。……武器セットかな?
※「専用ショットガン×2」「ジャイアント・バズ×2」「シュツルム・ファウスト×2」「ビーム・サーベル×2」「チェーン・マイン」「ハンドパーツ×5」「各種ジョイントパーツ」
付属するランナー2枚はほとんど武器になっています。
サーベル用のビームエフェクトパーツも2本同梱し、左の表情付き平手パーツやチェーン・マインで使うリード線まで付属。
正直、この価格帯では破格の内容になっています(*´ェ`*;)

そして完成した素組みのHGUCケンプファーがこちら。※塗装した状態は後述
重量感があり肉付きの良いケンプファーが見事に再現されている模様。

もう立たせておくだけでカッコヨイよ……(涙
ケンプファー好きなら十中八九満足するスタイルで立体化されているのではないでしょうか。

接地面が広いというのもあり、体中に多くの武器をマウントした状態でも自立が安定します。
それでは各部細かく見ていきます。

可動域は広く、十分に手脚が広がるうえ各関節も90度ほど曲がります。
上半身は360度回転します。

頭部アンテナの白いラインはホイルシールで補います。
モノアイ可動ギミックは無く、好きな位置にモノアイシールを貼る仕様です。
凸形状のモノアイモールドは造形されていません。

頭部は大きく上がります。

側面に貼るサイクロプス隊のマーキングシールが同梱。
頭部は横、後ろから見ても合わせ目が出ないパーツ構造です。

胸部中央にはジオン軍のマーキングシール。
胴体の色分けは良好で、合わせ目は全て段落ちモールド化されています。

アップで。
細かなダクト内部などはオレンジで要塗装ですが、中央の凹んだ黒い部分や動力パイプは別パーツで色分けされています。

上半身は前後可動にも優れており、昨今のガンプラのような柔軟な可動域を誇ります。

肩は前方向へ大きく可動。
ショルダーアーマーは前後はめ込み式で、合わせ目が出ます。

可動の妨げにならないよう、ショルダーアーマー自体も色々な方向へ動きます。
色分けはそこそこ優秀で、オレンジのパーツが中から露出する構造です。
ただ、左肩ショルダースパイクアーマーの白いラインはホイルシールで補います。

あまり目立ちませんが、肩内部の球体にも合わせ目が出ます。
その他二の腕から先は合わせ目がなく、色分けも良好です。

肘関節は90度曲がります。

脚部は前面・関節パーツと

横面に合わせ目は出ません。ふくらはぎに少しだけある感じ。
側面の下部(へっこんでいる部分)のサブスラスターは色分けされていません。

足裏に肉抜きは無く、細かくモールドが刻まれています。
股下のカバーを外せばアクションベース用の3mmジョイント穴が露出します。

主に色が足りない箇所は、↑のメインスラスター・サブスラスター内部となります。
黒い下地にオレンジを塗る必要があるので、一番手間がかかる部分だと思われます。

ジャイアント・バズや専用ショットガン、シュツルム・ファウストはジョイントパーツを使い各部にマウント可能です。
同梱する武器をほとんど載せた状態で展示できるので、見栄えがめちゃめちゃいいです……(*´ェ`*)
それでは、多彩なケンプファーの武器を見ていきます!

まずはビーム・サーベルから。
モモ付近から引き出すギミックは搭載されていません。

ビーム・サーベルはクリアイエローのエフェクトパーツを含め、2本付属します。

こちらは専用ショットガン。
表情付きの平手パーツで武器に手を添える事ができます。(平手は左のみ付属)

左の銃持ち手も付属するため、2丁持ちも可能です。
素晴らしい……!(>ω<)

専用ショットガン+ビーム・サーベルで。

また、ショットガンのグリップ部分は2種類同梱します。
差し替えでいつでも付け替える事ができます。

持たせ辛そうなデザインになっていますが、手首に角度がついているおかげか違和感なく構える事ができます。

ジャキッ……。

後ろから見ると情報量がもの凄いです。
足裏に変な肉抜きも無いので、リバイヴあたりのHGよりクオリティは上かもしれません。

シュツルム・ファウストは手に持たせる事ができます。

背部にマウントしているジャイアント・バズも手に持たせる事ができます。
もちろん左手にも対応しているため、両手で構える事ができます。

ジャイアント・バズをぶっ放すケンプファー!

グリップ部分に角度がつけられ、安定して構える事ができます。

こちらがチェーン・マイン。
形状記憶力のあるリード線にパーツを取り付けます。
それではプチ劇中再現を。

NT1アレックスを追い詰めるケンプファー!

「さあ来い!戦い方を教えてやる」
トラックに隠していたチェーン・マインを引き抜くミーシャ!
ちなみにハンドパーツ内の凹凸と合わせて持たせるため、グラつく事もなく安定して保持する事ができます。

勝利を確信したケンプファー!からの……


なんか本編また見たくなってきた……(>ω<)

HGUC ガンダムNT1アレックス(塗装済)と比較。
4年後発というだけあり、ガンプラの出来としてはケンプファーの方が勝っていると思います。


合わせ目を消してフル塗装したケンプファー(→)と比較。

ツヤ抑えるだけでも印象変わると思うので、つや消しフィニッシュおすすめです。

一番手間がかかったのは、↑のスラスター内部オレンジの塗装でした。

あとは目をHアイズに交換し、関節を劇中色のミドルブルーで塗装しています。
装甲色ブルーはDVDを一時停止して調色し、夜戦という事で暗めのブルーで塗ってみました。

部屋にポンと放置していたのでホコリかぶってますが気にしないでください……w

本キットのリデコキット、HGBFケンプファーアメイジングと比較。



最後にスカーレット隊と劇中再現!

ズズゥン……全てを蹴散らすケンプファーの図。




HGUC ケンプファーの感想
ということでHGUC ケンプファーのご紹介でした。
本体の目立つ合わせ目は肩まわりだけですが、チェーン・マイン以外の武器には全て合わせ目が出ます。
また、各スラスター内部オレンジは色分けされていないので手を加えるとすればこのあたりが中心になると思われます。
モノアイ可動ギミックが無いのは残念ですが、可動域が広くスタイル良好でケンプファーが装備する豊富な武器が全て付属するため満足度は非常に高いと思いますぞ……(*´ェ`*)
何より、この内容でめちゃめちゃ安い(再販タイミングさえ悪くなければ実売1,000円代前半)です。
武器目当てのパーツ取りとしても使えるし、優良キットで間違いないです。かなりオススメ!
以上、「HGUC ケンプファー」のガンプラレビューでした!











