今回は「HG レジェンドガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場し、レイ・ザ・バレルが搭乗したレジェンドガンダムをご紹介。
2005年発売。
10基のドラグーンは全て取り外し可能で、内6基の射出状態が再現できるクリアパーツが付属します。
放映当時ものの「HG GUNDAM SEEDシリーズ」のレジェンドガンダムですが、現状HGCE版は無いため、今のガンプラ目線で見ても通用するかじっくり見ていきたいと思います!
HG レジェンドガンダム
HGCEでもMGでも発売されていないレジェンドガンダムさん。
プロヴィデンスはMGで発売されましたが、レジェンドと形状がほとんど違うため流用できないのが辛いといったところでしょうか(>ω<)
ホイルシールはいつもの頭頂部グリーンや目の他、主に襟を補うものが付属します。
付属品一覧がこちら。
※「MA-BAR78F高エネルギービームライフル」「MA-M80Sデファイアント改ビームジャベリン(分離状態×2・連結状態×1)」「サーベルエフェクトパーツ×2」「MX2351ソリドゥス フルゴール(ビームシールド)」「ドラグーン射出エフェクトパーツ×6(短×4・長×2)」「簡易スタンド用ジョイントパーツ」
相変わらず舌を噛みそうな名前の武器が付属します……w(*´ェ`*)
簡易スタンド用ジョイントパーツは「SEEDや00など、HGシリーズに付属する事の多いスタンド」用のパーツですが、このキットにスタンド本体は同梱しないためご注意を。
※このあたりは後述
そして完成したHGレジェンドガンダムがこちら。
元々シンプルなカラーリングのため基本的な部分は色分けされていますが、高エネルギービームライフルやフロントアーマーのダクトなどちょいちょい色が足りない箇所があります。
SEEDの当時ものキットは今の目線で見てしまうとキツイ(失言?w)ものが多いのですが、このレジェンドガンダムは中々かっこよく造形されている部類のキットではないでしょうか。
背部プラットフォームはかなりの大きさがありますが、自立は安定します。
それでは細かく見ていきたいと思います!
可動域から。腕は水平まで上がりますが開脚は苦手。
腕関節が90度、脚関節は90度以上曲がるため立ち膝ができます。
上半身はそのままではあまり回りませんが、少し引き上げれば360度回転。
意外と良く動くように見えますが、脚の付け根が昔ながらのボールジョイント構造になっているため脚を広げるような派手なポージングは苦手といった感じです。
頭部自体は色分け良好ですが、顔の前にある赤いラインや襟はシールで補います。
前後はめ込み式のため側面に合わせ目が出ます。
この襟部分はシールだと目立ちますね。(写真右)
グレーの動力パイプは別パーツで色分けされていますが、胴体側面は合わせ目が出ます。
肩と胴体の上には合わせ目が出ます。
昔ながらのシンプルなパーツ分割式といった感じ。
肩内部の赤いパーツは別パーツで色分けされています。
肩の内部ブロックと前腕部に合わせ目が出ます。
二の腕は筒型パーツになっています。
腰部両側面には背部プラットフォームと同じGDU-X5突撃ビーム機関砲(ドラグーン)が搭載されています。(取り外し可能)
フロントアーマー・ドラグーンともにかなり上まで上がるため、このあたりの作りは優秀。
色はちょいちょい足りず、フロントアーマーのダクトなど要塗装です。
股下にはスタンド用の穴あり。
前作SEEDのHGではスタンド穴が無いことが多かったため、地味に進化している部分ですね。
カバーもついています。
脚部も胴体・腕同様にシンプルなパーツ分割式で、前面に合わせ目が出ます。
膝のブルー部分は別パーツで色分け済です。
側面には合わせ目無し。
後ろから見るとカカト付近の内部パーツにも合わせ目が出ます。
つま先・カカトが独立可動するといったシャレた構造ではありませんが、足裏に肉抜きはなくモールドも刻まれています。
プロヴィデンスの遺伝子を継ぐ背部プラットフォーム。
ドラグーンはGDU-X7突撃ビーム機動砲2基、X5突撃ビーム機動砲6基(腰側面と同じもの)を装備しており取り外し可能です。
それぞれの基部(黒い取り付け部分)はABS樹脂でできており、接続強度はきつめです。
ここは折り畳めます(*´ェ`*)
角度を上げたり、X5機関砲を前後に倒すこともできます。
ソリドゥス フルゴール(ビームシールド)は手の甲パーツに取り付けます。
薄いブルーのクリアパーツが綺麗だぞ……(*´ェ`*)
接続強度は丁度いい感じです。
高エネルギービームライフルはシンプルな3パーツ構造で合わせ目が出ます。
1色成形で色分けされていないため、塗装派モデラーさんはこのあたりを重点的に塗る事になりそうです。
ちなみにライフルとハンドパーツ穴のサイズが合っていないため、持たせるとプラプラします。
ジャキッ……。高エネルギービームライフルを構えるレジェンドガンダム!
それではアクションポーズいってみます!
狙いを定めるレジェンドガンダム!
突撃ビーム機動砲で攻撃。
開脚が苦手なのでそこまで動きませんが、浮かせて飾るとかっこよさが増す気がします(>ω<)
高エネルギービームライフルは背部プラットフォームにマウント可能です。
デファイアント改ビームジャベリン(分離状態)を装備!
……デファイアントってなんじゃろ(*´ェ`*)
斬りかかるレジェンドガンダム!
二刀流でラスボス風ポーズ。
開脚範囲はここが限界です。
脚を最大まで広げ、浮かしてポージングさせると絵になりますね。
連結状態のパーツは別パーツで付属します。
むぅぅ……古いキットだと思って舐めてたけど、意外とかっこいいぞこれ……。
このキットにスタンドは付属しませんが、たまについてくる↑タイプのスタンドに取り付ける事ができるジョイントパーツが付属します。
このレジェンドガンダム、HGクラスにしてはそこそこ重量があるためこのパーツを使えば安定して展示する事ができます。
ドラグーン射出状態を再現できるエフェクトパーツを取り付けてみます。
レジェンドガンダム、ドラグーンを射出!
むむ!?
カッケェ!!!
やはりレジェンドは浮かしてナンボですねぇ……。
ストフリ現る!
HGCEストライクフリーダムガンダムと比較。
HGCEストフリが2016年発売、HGレジェンドガンダムは運命放送時の2005年発売という事で、11年の差があるキットになります。
HGCEシリーズは現代風アレンジがバリバリに入ったキットになっているため、全高が少し上がっています。
カプセルトイのレイ、デュランダル、グラディス艦長とディスプレイ。
HGプロヴィデンスガンダムと比較。
1/100レジェンドガンダム(塗装済)と比較。
MGでは発売されていないため無印の1/100シリーズですが、プロポーションがいいのでオススメです。
ミネルバ隊、出撃!
※左から「HGCEフォースインパルスガンダム」「RGデスティニーガンダム」
HG レジェンドガンダムの感想
ということでHG レジェンドガンダムのご紹介でした。
今のガンプラ目線で見てしまうと可動域が狭く、合わせ目も多いです。
顔造形が緩めだったりパーツの合いがキツかったり至らないところもあるのですが、重い背部プラットフォームを背負っても自立が安定していたり浮かせて飾ると様になる点など、思ったほど悪くない出来でした。
ドラグーン射出状態で飾るとテンション上がりますぞ!(>ω<)
総評としては合わせ目消しや部分塗装など、多少手を加えるモデラーさんにはオススメといった感じです!
以上、「HG レジェンドガンダム」のガンプラレビューでした!