今回は「HG オオワシアカツキガンダム(大鷲暁ガンダム)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場し、カガリ・ユラ・アスハが搭乗したオオワシアカツキガンダムをご紹介。
2006年発売。
ゴールド部分は金メッキコーティングされたパーツが使用されています。
オオワシ装備が付属し、HGシリーズながらドライデカールが付属するという豪華なキットに仕上がっています。
という事で、オオワシアカツキガンダムを今のガンプラ基準で見るとどんな感じかを中心にじっくり見ていきたいと思います!
HG オオワシアカツキガンダム
ボックスアートはムラサメを引き連れたオオワシアカツキの姿。
このキットの内容ですが、シラヌイ装備は同梱せずオオワシアカツキガンダムのみ再現可能となります。
※HGシラヌイアカツキガンダムは別売り
アカツキの場合、百式と違って劇中でもキラッキラな作画でした。
という事で劇中再現派としてはメッキ仕様は嬉しかったりします(>ω<)
ですが、フル塗装派モデラーさんは「メッキ剥がし」からスタートする必要があるのでメチャメチャ時間がかかるキットになっていますよね……。(メッキ系ガンプラの宿命)
シラヌイでは頭部のシールだけしか付属しませんでしたが、オオワシの場合は↑のようにオオワシ装備の色を補う多くのシールが付属します。
そしてこのキットの売り、ドライデカールが付属します。
HGではあまりついてこないので、ここは素直に嬉しい部分っす(>ω<)
こちらが付属品一覧。
※「72D5式ビームライフル”ヒャクライ”」「72J2式試製双刀型ビームサーベル(連結)」「連携していないビームサーベル(エフェクトパーツ含む)×2」「試製71式防盾」
そして完成したオオワシアカツキガンダムですが、ご覧の通りピッカピカです。
メッキランナーはアンダーゲート式を採用しているため、制作時間が他のSEED HGシリーズの2倍はかかりました。
関節がABS樹脂になっているため、メッキという事も加わりフル塗装派モデラーさんにはかなり塗りにくいキットになっている模様。
しかし18年前のガンプラながら、プロポーションは普通にかっこいいですね。
一応自立はするものの、背部のオオワシ装備のおかげで重心は後ろに傾きます。
自立性はシラヌイ装備の方が優れている模様。
可動域は狭いです。
上半身は多少上げて回したあと戻せば一応回転する感じ。
肩周りの自由度は低いため、今のガンプラ基準で見てしまうと派手なポージングは苦手です。
口先は地味にオレンジのメッキパーツになっています。
目立つ場所に合わせ目はないものの、頭頂部左右あたりに一部合わせ目あり。
メッキ仕様のおかげでこのあたりはあまり目立ちません。
胴体の色分けは良好で、胸部ダクトはオレンジのメッキパーツで色分けされています。
ただ、側面から見るとガッツリと合わせ目があります。
肩は前後はめ込み式のため、上部にも合わせ目が出ます。
左肩には「暁」文字のドライデカールを貼る仕様。
ちなみに肩の暁デカールは2つ付属します。(1枚予備)
肩は側面レッド以外金メッキパーツのため、グレー部は色分けされていません。(暁文字の下部分)
腕部はそこそこ合わせ目があります。
全体的に、前から見た時に合わせ目が目立ちにくい構造をしていると思います。
フロントアーマーにも暁デカール。
先程より少し小さめの文字デカールで、こちらも2つ付属します。(1枚予備)
右のサイドアーマーには72D5式ビームライフル「ヒャクライ」をマウント可能です。
左側には72J2式試製双刀型ビームサーベルをマウントできます。
が、ライフル・サーベルともに接続強度が非常に弱いため、ポロリ率はかなり高いです。
脚部は膝のグレー部分に合わせ目が出ます。
後ろ側はメッキ部分にも合わせ目あり。
脚部側面のダクトはオレンジメッキ、レッドと細かく色分けされています。(写真右上)
足裏は肉抜きがありません。
オオワシ装備はウィングのホワイト部・ブラック部をシールで補います。
「大鷲」文字のドライデカールがかっこいいっす……!(>ω<)
意外な事に、白と黒のホイルシールは貼ってみるとそこまで違和感を感じず。
おそらく目線が自然とメッキにいくため、細かな粗に目がいかなくなっているものだと思われ……w(>ω<)
オオワシ装備には一部合わせ目が出ます。
背部ダクトの色分けは良好です。
高エネルギービーム砲は合わせ目が出ます。
バックパックとビーム砲を繋ぐジョイント部分(写真右)ですが、フレキシブルに動くものの接続強度が弱いため多少外れやすいです。
それでは武装を見ていきます!
試製71式防盾の色分けは甘めで、側面には合わせ目も出ます。
72D5式ビームライフル ヒャクライを装備させてみます。
グリップとハンドパーツ穴のサイズが合っていないため、多少プラつきます。
ヒャクライで攻撃するアカツキ(オオワシ装備)!
72J2式試製双刀型ビームサーベルを抜刀するアカツキ!
こちらも柄とハンドパーツ穴のサイズが合っていないため、ガッチリとは保持できず。
分離した状態のビームサーベルは別パーツで付属します。
ビームエフェクトパーツ+メッキ=派手!!!
斬りかかるアカツキ!
ヒャクライの下部にビームサーベルを接続すれば、銃剣状態になります。
ここはポロリもなくストレスフリーでした。
フル装備で。
オオワシ装備の武器、73F式改 高エネルギービーム砲を展開!
この部分はジョイント基部がポロリしやすいものの、柔軟に可動します。
カッケェっす!(>ω<)
オオワシ単体でも展示可能です。
HGシラヌイアカツキガンダム(右)と比較。
「背部のオプション兵装」「付属ドライデカール」「エフェクトパーツの色」が違いますが、本体は同じです。
カガリが搭乗したモビルスーツでディスプレイ。
ムラサメ(量産機)に助けられるカガリ!
HGムラサメ 量産機とディスプレイ。
「黄金の……モビルスーツ……!?」
型式番号がORB-01ってところも熱いよね……(RX-0系のノリで)
DXイメージディスプレイフィギュアのカガリとディスプレイ。
このカガリのフィギュアですが、かなりニッチな商品であまり市場で見かけないです。安く見つけたらポチり推奨です(*´ェ`*)
「カガリ・ユラ・アスハ、アカツキ、発進する!」
並べるとめっちゃいいんですけどぉ!(>ω<)
HG オオワシアカツキガンダムの感想
HG オオワシアカツキガンダムのご紹介でした。
メッキ系ガンプラという事で人により評価が分かれる内容になっていると思います。
という事で、メッキ剥がしをしない素組み派or部分塗装派モデラーさん向け評価を書きます。
まず、腕や脚など前から見た場合の合わせ目が少なくなるよう設計されているのが好感触でした。
正直メッキがキラつき過ぎていて細かな粗が見えにくくなっている(笑)ため、合わせ目に関してはそこまで気にならない印象でした。(とはいえ当時ものキットという事で量はかなりあります)
問題は狭い可動域にあり、SEED系らしいハッタリのきいたポージングは不得意です。
ここはさすがに18年前のガンプラといった感じなので、可動域を重視するモデラーさんは満足いかない可能性が高いと思います。
一部ポロリもするので要調整だぞ!(>ω<)
総評としては良好なプロポーションのおかげで素立ち状態での見栄えの良さ・派手さは秀逸、反面可動域は狭くポロリ箇所は要調整、といったガンプラです。
ドライデカールが付属するのは高得点だぞ!(*´ェ`*)
メッキ剥がしをしてフル塗装するガチモデラーさんも、関節はABSのためご注意を!
以上、「HG オオワシアカツキガンダム」のガンプラレビューでした!