今回は「HGオオワシアカツキガンダム(大鷲暁ガンダム)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場し、カガリ・ユラ・アスハが搭乗するオオワシアカツキガンダムをご紹介。
2006年発売。
ゴールド部分には、金メッキコーティングされたパーツを使用。
オオワシ装備が付属し、HGシリーズながらドライデカールが付属するという豪華なキットに仕上がっています。
という事で、オオワシアカツキガンダムを今のガンプラ基準で見るとどんな感じかを中心に、じっくりと見ていきたいと思います!
HG 1/144 オオワシアカツキガンダム
ボックスアートには、ムラサメを引き連れたオオワシアカツキの姿。
アカツキの場合、百式と違って劇中でもキラッキラな作画だったイメージ。劇中再現が好き派としては、今回の場合メッキ仕様の方が嬉しかったりします(>ω<)
価格は2,640円(税10%込)です。
ちなみに、シラヌイ装備のアカツキガンダムは別売りで発売されています。
組み立て書には、カガリ・ユラ・アスハさんが記載。
シラヌイ装備の方では頭部のシールだけしか付属しませんでしたが、今回のオオワシではオオワシ装備のウイング部などを補うシールが付属します。
そして嬉しいのが、HGでありながらドライデカールが付属する点です。
HGではあまりついてこないので、ここは素直に嬉しい部分ですね!(>ω<)
付属品一覧がこちら。
※「72D5式ビームライフル”ヒャクライ”」「72J2式試製双刀型ビームサーベル(連結)」「連携していないビームサーベル(エフェクトパーツ含む)×2」「試製71式防盾」
ビーム刃のエフェクトパーツが特殊型なのがかっこいいですね。(後発のRG版は通常タイプのサーベル刃が付属)
そして完成したオオワシアカツキガンダムがこちら。
ご覧の通り、ピッカピカです。
メッキランナーはアンダーゲート式を採用しているため、他のSEED系HGよりも制作時間はかかると思われます。
関節フレームにはABS樹脂が使われているため、メッキという事も加わりフル塗装派モデラーさんにはかなり塗りにくいキットになっている模様。
しかし19年前のガンプラながら、プロポーションは普通にかっこいいですね。
一応自立はするものの、背部のオオワシ装備が重いおかげで重心は後ろに傾きます。
自立性は、シラヌイ装備の方が優れている模様。
可動域は狭いです。上半身は多少上げて回したあと戻せば、一応は回転する感じ。
肩まわりの自由度が低いため、今のガンプラ基準で見てしまうとあまり動かず、派手なポージングは苦手となります。
頭部をアップで。口先は、地味にオレンジのメッキパーツで再現されています。
目立つ場所に合わせ目はないものの、頭頂部左右あたりに一部合わせ目あり。
ただ、メッキ仕様のおかげでこのあたりはあまり目立ちません。
胴体の色分けは良好で、胸部ダクトはオレンジのメッキパーツで色分けされています。
RG版のような、コクピットハッチ開閉ギミックはオミットされています。
胴体側面には、合わせ目あり。
メッキとはいえ、ここは少し目立つかな?
肩は前後はめ込み式で、こちらの上部にも合わせ目が出ます。
左肩には「暁」文字のドライデカールを貼る仕様。ちなみに、肩に貼る「暁」デカールは2つ付属します。(1枚予備)
肩は側面レッド以外金メッキパーツになっているため、グレー部は色分けされていません。(暁文字の下部分)
腕部も、そこそこ合わせ目があります。
全体的に、前から見た時に合わせ目が目立ちにくい構造をしている感じ。
フロントアーマーにも、暁デカールを貼ります。
先程より少し小さめの文字デカールで、こちらも2つ付属し1枚は予備となります。
腰部右のサイドアーマーには、72D5式ビームライフル「ヒャクライ」をマウント可能です。
左側には、72J2式試製双刀型ビームサーベルをマウントできます。
が、ライフル・サーベルともに接続強度が非常に弱いため、ポロリ率はかなり高いです。
脚部は、ヒザのグレー部に合わせ目が出ます。
後ろ側は、メッキ部分にも合わせ目あり。
脚部側面のメッキ部は、オレンジ・レッドと細かく色分けされています。(画像右上)
足裏に肉抜きはありません。
オオワシ装備は、ウイングのホワイト部・ブラック部にシールを使います。
「大鷲」文字のドライデカールがかっこいいっす……!(>ω<)
意外な事に、白と黒のホイルシールは貼ってみるとそこまで違和感を感じませんでした。
おそらく目線が自然とメッキにいくため、細かな粗に目がいかなくなっているものだと思われ……w(>ω<)
オオワシ装備には、一部合わせ目が出ます。
背部ダクトの色分けは良好です。
側面に搭載されている73F式改 高エネルギービーム砲は、合わせ目が出ます。
バックパックとビーム砲を繋ぐジョイント部分(画像右)ですが、フレキシブルに動くものの接続強度が弱いため多少外れやすかったです。
試製71式防盾の色分けは甘めで、側面には合わせ目が出ます。
72D5式ビームライフル ヒャクライがこちら。
グリップとハンドパーツ穴のサイズが合っていないため、多少プラつきます。
アカツキガンダム(オオワシ装備)、出撃!
ヒャクライで攻撃するアカツキ!
いい感じ。
あまり動きませんが、ポーズをとらせると非常にかっこいいぞ!(>ω<;)
72J2式試製双刀型ビームサーベルを抜刀!
こちらも柄とハンドパーツ穴のサイズが合っていないため、ガッチリとは保持できずプラプラします。
アクション!
分離した状態のビームサーベルは、別パーツで付属します。
ビームエフェクトパーツ+メッキ=派手!!!
斬りかかるアカツキ!
ヒャクライの下部にビームサーベルを接続すれば、銃剣状態になります。
こちらの接続は、ポロリもなくストレスフリーでした。
フル装備で。
73F式改 高エネルギービーム砲を展開!
この部分はジョイント基部がポロリしやすいものの、前方へ柔軟に可動します。
カッケェっす!(>ω<)
オオワシは単体でも、展示可能です。
ムラサメ(量産機)に助けられるカガリ!
HG 1/144 ムラサメ(量産機)とディスプレイ。

HGCE 1/144 ストライクルージュとディスプレイ。
ルージュはHGCEでもRGでも発売(RGは限定品)、オオワシアカツキはRG版も発売されています。

HG 1/144 シラヌイアカツキガンダム(右)と比較。
「背部のオプション兵装」「付属ドライデカール」「エフェクトパーツの色」が違いますが、本体は同じです。

RG 1/144 アカツキガンダム(オオワシ装備)と比較。
アカツキは2024年12月に、ようやくRG版が発売されました。
オオワシユニットを比較。
アップで比較。
脚部を比較。RG版は、脚部側面や肩部パーツが展開します。
ヒャクライを比較。
試製71式防盾を比較。
もちろんRG版の方が出来が優秀ですが、HGは2,640円(税10%込)、RGは8,800円(税10%込)と価格差はかなりあります。

「黄金の……モビルスーツ……!?」
型式番号がORB-01ってところも熱いよね……(RX-0系のノリで)
DXイメージディスプレイフィギュアのカガリとディスプレイ。
このカガリのフィギュアですが、かなりニッチな商品であまり市場で見かけないです。安く見つけたらポチり推奨です(*´ェ`*)
「カガリ・ユラ・アスハ、アカツキ、発進する!」
並べるとめっちゃいいんですけどぉ!(>ω<)
HG 1/144 オオワシアカツキガンダムの感想
HG オオワシアカツキガンダムのご紹介でした。
まず、腕や脚など前から見た場合の合わせ目が少なくなるよう設計されているのが好感触でした。
ドライデカールが付属するのも、好印象。
正直メッキがキラつき過ぎていて細かな粗が見えにくくなっている(笑)ので、合わせ目に関してはそこまで気になりませんでした。とはいえ、昔のキットのため粗を探せば合わせ目は結構あると思ってOKです。
問題は狭い可動域にあり、SEED系らしいハッタリのきいたポージングは不得意です。
ここはさすがに19年前のガンプラといった感じなので、可動域を重視するモデラーさんは満足いかない可能性が高いと思います。
一部ポロリもするので要調整だぞ!(>ω<)
総評としては良好なプロポーションのおかげで素立ち状態での見栄えの良さ・派手さは秀逸、反面可動域は狭くポロリ箇所は要調整、といったガンプラです。
今から買うなら、RG版が筆頭候補だと思いますぞ。
以上、「HG オオワシアカツキガンダム」のガンプラレビューでした!