今回は「HGUCキュベレイMk-II(エルピー・プル専用機)※新しい方」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムZZに登場し、エルピー・プルが搭乗するキュベレイMk-2のHGUCリニューアル版をご紹介。
2016年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
黒紺系の印象的なカラーが成形色で再現されており、三つ又タイプと収束タイプのビーム・サーベルが新規造形で付属します。
という事で、プレミアム・バンダイのHGUCキュベレイMk-II(エルピー・プル専用機)をレビューしていきたいと思います!
HGUC キュベレイMk-II (エルピー・プル専用機)
プレバン版のHGUCキュベレイMk-II(プル機)。
実はキュベレイMk-IIのHG版は2000年に一般発売されているので、今回は2015年に一般発売されている「REVIVE版キュベレイ」をベースとした新フォーマットで再現されたリデコキットになっています。
また、新規造形で「三つ又タイプ」「収束タイプ」のビーム・サーベルが付属します。
ホイルシールはエルピー・プル機専用のものが付属。
肩部バインダーに貼る、ネオジオンのシールが特徴です。ただこの部分、旧HG版ではドライデカールが付属していたので、ちょっぴり残念ポイントだったりします。
付属品一覧がこちら。
※「ハンドパーツ2種」「収束タイプのビーム・サーベル×2」「三つ又タイプのビーム・サーベル×2」
グリップ部分は左右分2本付属します。
そして完成したプレバン版・HGUCキュベレイMk-II(エルピー・プル専用機)がこちら。
プル機の特徴である黒紺カラーで再現されているほか、ご覧のように光沢感のあるパーツが使用されています。
本体は、2015年に発売されたREVIVE版白キュベレイの完全な色替えです。
という事で賛否分かれそうなスタイルで再現されていますが、ガンプラのクオリティは旧版から進化していて非常に組みやすいです。また、サブセンサー(ピンクのライン)などの色分けが大幅に向上しているのも特徴です。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は大きく広がり顔を上げる動作も得意です。
手足の関節も大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
上半身は360度回転します。
可動は、旧HG版から大幅にグレードアップしているぞ!(*_*)
頭部をアップで。目の部分はホイルシールで色を補います。
また、顔は大きく上がります。
横と裏側はこんな感じで、頭部はボールジョイント接続になっています。
胴体をアップで。黒いパーツは前後はめ込み式で、上部と側面に合わせ目が出ます。
最近ではポリキャップレス仕様が多いですが、今回は普通にポリキャップを組み込むタイプのキットです。
胸部パーツは上げることができます。MGのようにコクピット部分は開閉しませんが、モールドはあり。
また、旧HG版では軟質素材で塗りにくかったサブシステムコネクターベルト(左右のベルトみたいな部分)は通常プラ材質に変更され、塗装しやすくなりました。
背部左側には「2LMES」のモールド。
バインダーをアップで。ここに貼る、ネオジオンのマークが特徴といったところ。
細かなピンク部分は、シールで色を補います。
肩部(ピンクの部分)は前後はめ込み式で、合わせ目があります。
バインダーはこのようなジョイント接続になっていて、フレキシブルに可動します。
内側は、グレーの裏打ちパーツが使われています。
折りたたみ、飛行形態みたいなポーズでパシャリ。
旧HG版ではここまで折りたたむことができなかったので、バインダーまわりの可動域もREVIVE版ベースの勝利ポイントとなります。
腕部は、前腕部に合わせ目があります。
手首付近のサーベルグリップ(ビーム・ガン)は、着脱できます。
ハンドパーツは「サーベル持ち手」と「指可動タイプの平手」が、左右分付属します。
腰部のサブセンサー(ピンク部)も細かく色分けされていて、フロント・サイドアーマーともにある程度可動します。
股下にはスタンド用の3mmジョイント穴あり。
ファンネルコンテナをアップで。ファンネルはすべて着脱できます。
ところでプル機のファンネルは紫色だったような気がするのですが、公式サイトの作例ではピンクでした。……正確にはどっちだったっけ?w(少なくともMG版やそのボックスアートは紫)
脚部の合わせ目は少なく、関節パーツとカカト程度です。
ニーアーマーは内部もピンクで色分けされています。
また、ふくらはぎのパーツは地味に可動します。
足裏に肉抜きはありません。
「キュベレイMk-II、出撃しまーす!」
エルピー・プル、キュベレイMk-II出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
「欲しかったら取りにおいで!」
ファンネルで攻撃!
新規造形、三つ又タイプのビーム・サーベルがこちら。
3つの穴が空いており、細めのサーベル刃を3本取り付けて再現します。
「斬るよ!」
このサーベル形状が、本キットのアイデンティティと言えそうです。
攻撃!
三つ又タイプは、左右分付属します。
そしてこちらが収束タイプのビーム・サーベル。
遠目で見ると普通のサーベルのように見えますが、よく見ると3本が収束したデザインで再現されています。(ここも新規造形)
「嫌いだー!」
収束ビーム・サーベルを構えるプル!
アクション!
頭部ですが、顔を上げる動作は得意ですが左右方向への可動はちょい苦手です。
二刀流でパシャリ。
旧HG版のキュベレイMk-II(エルピー・プル専用機 ※塗装済/左)と比較。
左の旧版は塗装しちゃっているので、形状だけ見比べてくださいまし。
設定画ではもっと紫っぽかったので、パープルで塗装してみました。
背部を比較。
アップで比較。合わせ目の少なさや可動域は今回の圧勝ですが、旧版はバインダーに貼るネオジオンのマークがドライデカールになっているので、見映えがいいです。
ハンドパーツを比較。
今回は指が可動するタイプに変更され、サイズも大きくなりました。
また、旧版ではスタンド用の3mm穴は空いていません。
ファンネル形状が向上しているのが見て取れます。
細かな部分ですがニーアーマー内部も進化していて、今回はピンクの裏打ちパーツが使われています。
全身のサブセンサー(ピンクの部分)も全てではありませんが、リニューアル版ではパーツ分割により色分けされています。
なにげに、体型バランスは新旧で結構違う気がします。あなたはどちらのキュベレイMk-IIがお好みかな?(*_*)
今の時代だと注目度は低いと思いますが、旧版のキュベレイMk-IIが気になる方は↓のレビューの方もあわせてどうぞ。(塗装しちゃった状態ですが)
REVIVE版のHGUCキュベレイバリエーションでパシャリ。
MG 1/100 キュベレイMk-II(エルピー・プル専用機)(※右) と比較。
MG版は2009年に一般発売されています。
MG版は結構古いガンプラになりますが、個人的には「未だにキュベレイのガンプラの中で一番かっこいいバランスで再現されている」と思います。MG版はかなりオススメだよ!(>ω<)↓
エクセレントモデルのプルフィギュアとディスプレイ。
「この敵、ぞわぞわして嫌いだ!」
HG キュベレイMk-II (エルピー・プル専用機)の感想
ということで新版のHGUCプルキュベレイのご紹介でした。
一言でいうと「REVIVE版HGキュベレイの色変更+新規造形のサーベル/ネオジオンのシールが付属」する内容になっています。
ということでサーベルやシールにさえ興味がなければ、REVIVE白キュベレイをフル塗装してネオジオンのマークをどこかから持ってくればプル機が再現できます。
今回は「手軽にREVIVEプルキュベレイが組みたい方向けのプレバン品」に仕上がっていると言えそうです。
ちなみにこのREVIVEフォーマットのMk-IIですが、体感的にプレバンで頻繁に再販されているイメージです。そのせいもあってか中古価格でもそんなに高くなく、転売屋の餌食にならない系のHGかもしれません。
成形色変更だけではなく新規造形のサーベル類も入っているので、プル機を手軽に組みたい方は一般発売されている旧HG版よりオススメです。
一般発売されているHGUC(No.11)は旧仕様になっているので、買い間違えには注意してね!(>ω<)(ボックスが2色になっている方が新しいプレバン版)
以上、「HGキュベレイMk-II (エルピー・プル専用機)」のガンプラレビューでした!