今回は「HGUC シルヴァ・バレト(ガエル・チャン専用機)」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダムUCに登場し、ガエル・チャンが搭乗するシルヴァ・バレト(ガエル・チャン専用機)をご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品。
新規造形として「頭部」「肩部」「腕部」が付属します。
その他の変更点は「成形色」のほか、ビーム・サーベルの色が劇中と同様「クリアブルー」に変更されています。
という事で、HGUCシルヴァ・バレト(ガエル・チャン専用機)の「合わせ目・可動域」や「多彩な武装展開ギミック」などをじっくり見ていきたいと思います!
HGUC 1/144 シルヴァ・バレト(ガエル・チャン専用機)

という事で、2013年に発売されたHGUCドーベン・ウルフ(ユニコーンVer.)の一部ランナーを流用したバリエーションキットになります。
※他には通常シルヴァ・バレトの他、プレミアム・バンダイでシルヴァ・バレト(ファンネル試験型)も発売済

ホイルシールの量は多く、ご覧のようにほぼ全てのグリーン部をシールで補います。

付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「ビーム・サーベル×2」「ガエル用ビーム・エフェクトパーツ青×2」「ハンドパーツ×5」「交換用ジム・ヘッド」「対艦用AMS-09R型ミサイル×2」「シールド」「有線式ハンド展開用差し替えパーツ+スタンド」「プラモデルオリジナルの腕×2」

そして完成したHGUCシルヴァ・バレト(ガエル機)がこちら。
頭部が新規造形になっている他、装甲の成形色が青みがかった色に変更されホイルシールもブルーからグリーンへ変更されています。

シルエットはまさにドーベン・ウルフ(ガンダムMk-V)ですね。
ガンダムタイプとしては珍しいドッシリとしたプロポーションが最高にかっこいいっす……(>ω<)

背部の肩部ビーム・キャノンは大型ですが、脚の接地面が広いせいもあり自立はめちゃめちゃ安定します。
ただ、ご覧のようにグリーン部がほぼシールになってしまうためパーツ分轄による色分けは悪いです。

可動域は大きめのMSながら中々良く動き、手脚はそれなりに上がり膝立ちも綺麗に決まります。
また、上半身も360度回転するためポーズ付けには困らない可動域を誇っています。

新規造形の頭部ですが、通常版のシルヴァ・バレト同様に目をシールで補います。(アンテナ中央、トサカセンサーも)
他のガンダムヘッドではあまり気にならないのですが、目の範囲が大きいからかシルヴァ・バレト系では少し気になってしまう部分。
ここは可能なら塗装してあげた方がいいかもしれません。
バルカンは銃口の造形が緩い程度で、色はこのままでOKです。

頭部は左右はめ込み式のため、頭頂部・後頭部に合わせ目が出ます。
モールド形状が深く刻まれており、造形は良く出来ています。

ちなみにこちらがジム・ヘッド。
ジム・ヘッドの目はクリアブルーのパーツが使われているため、ガンダム・ヘッドより見栄えが良くなっています。
が、劇中ガエル機の再現では不要となる悲しいパーツです……(*´ェ`*)

一般販売のHGUCシルヴァ・バレトの頭部と比較。
アンテナやトサカなど、結構違います。

胴体ですが、形状は一般販売のシルヴァ・バレトから変更はありません。
胴体は前後はめ込み式のため側面(上も)に合わせ目が出ます。

お腹のグリーンはパーツ分けで色分けされていますが、そのすぐ上のホワイト部はシールで補います。
胸部左右にある小さなダクト内はグリーンで要塗装です。(写真右)

上部の合わせ目がこちら。
ダクト内グリーン・ブラックはシールで補います。

シルヴァバレトの肩と比較。
ガエル機の場合、上が平たくなっているのが特徴になります。

肩まわりは胴体と肩の間にショルダーアーマーを挟み込む構造です。
ちなみにこのシルヴァ・バレト(ガエル機)はABSレスキットになっているため、塗装派モデラーさんに優しい仕様になっています。

二の腕は筒型1パーツですが、「肩のブロック」「前腕部」に合わせ目が出ます。
このあたりのダクト内グリーンも全てシールになります。

シルヴァ・バレトの腕部と比較。
本体の違いは成形色のほか、「頭部」「肩部」「腕部」の3点となります。

腰回りが独特で、サイドアーマーを脚側面に接続する構造をしています。
ここのおかげで、

脚の可動範囲が広くなっています。
このシルヴァ・バレトさん、結構動くぞ……(*´ェ`*)

目立ちませんが股下には合わせ目が出ます。
アクションベース用の3mmジョイント穴が空いており、リアアーマー内部も適度にモールドが刻まれています。
リアアーマー後ろの模様はグレーのシールで補いますが、凸形状は造形されています。

脚部の合わせ目はモモ側面に出るほか、

脚関節の裏側とカカトにも出ます。
カカト付近のスラスター形状なども細かくできていますが、やはりシールが目立ちますね。

アンクルガードは少し可動します。
足裏には肉抜きがありませんが、合わせ目は出ます。

膝の裏には多少肉抜きがあります。

スリッパは上下左右と結構動いてくれるため、接地性は優れています。

メカニカルな形状が見事に再現されているバックパック。

肩部ビーム・キャノンまわりは各所可動します。
※展開状態は後述
それでは武装を見ていきます!

ビーム・サーベルは別パーツとして2つ付属。
サイドアーマーの○部分から引き抜くギミックはありません。

ビーム・サーベルの色は、劇中再現用にイエローからブルーに変更されています。

シルヴァ・バレトのビーム・サーベルと比較。
エフェクトパーツの色が変わっていますが、形状的には変化がありません。

ガエル機、ビーム・サーベルを抜刀!


暴れまわるガエル!


やば、これだけで既にかっこいいっす(>ω<;)

次はビーム・ライフルを装備させてみます。
設定的にはジェガンと同等品のライフルとの事。
形は似ているものの、HGUCジェガンに付属するビーム・ライフルとは別造形でモールドが多少細かくなっています。
※照準センサーのシールは通常バレトではグリーンでしたがイエローに変更されています

シールドの一部形状もジェガン臭がします。
設定的には、ドーベン・ウルフのメガ・ランチャーをショートバレル化してジェガン用シールドに組み込んだというシールドです。

2連装ミサイル・ランチャーは別パーツで色分けされています。


ビーム・ライフルで攻撃するガエル!


でかいのに動きまくります。


綺麗な膝立ちも決まるため、ポージング幅はかなり広くなっている模様。


シールドのビーム・ランチャーは銃身部が伸縮します。
引き出してカバーを開くと銃口が露出します。
銃口はグレーで色分けされています。

ビーム・ランチャーを放つガエル!



肩部ビーム・キャノンを展開させてみます。
※前方へ倒す際は一度頭部を外す必要あり

バックパックのツメも胴体側へ倒します。

対モビルスーツ用のミサイルAMS-01H型のカバーは開閉します。

ミサイル発射!

インコムの引き出しギミックも搭載しています。

更に、対艦用のAMS-09R型ミサイル×2を取り付ける事もできます。
このシルヴァ・バレト、武装ギミックがかなり多彩です。

フルバースト!

プラモデルオリジナルの腕も付属します。

外した前腕部は無線式ハンドとなり、専用スタンドにディスプレイ可能です。

無線式ハンドを展開するガエル!

マニピュレータは可動し、武器を持たせる事ができます。

ビーム・サーベル+無線式ハンドで襲いかかるガエル!
平手のハンドパーツはビーム発射口が造形されています。

無線式ではなく、劇中で見せた有線式ハンドも再現できます。

リード線は2つ付属し、腕の穴とサイズがピッタリで綺麗に展示できました。


「押し通る!」


満足じゃ……(涙

一般販売のHGUCシルヴァ・バレトと比較。

違いは成形色のほか、「頭部」「肩部」「腕部」「ビーム・サーベルの色」の4点です。

シルヴァ・バレトのバリエーションを比較。





「ご当主……」


HGUC 1/144 シルヴァ・バレト(ガエル・チャン専用機)の感想
ということでHGUC シルヴァ・バレト(ガエル・チャン専用機)のご紹介でした。
先述した通り、グリーン部はほぼ全てシールで補う形になります。
ダクト内の奥まった位置に貼る事が多いため、シールではあまり綺麗な見た目にならないのが弱点です。
合わせ目もそこそこあり。(画像では省略しましたが、肩部ビーム・キャノンなどにも合わせ目が出ます)
長所は造形が良くてきており、多彩な武器展開ギミックを搭載している点かと思います。
有線式インコムを展開した状態は恐ろしくかっこいいし、可動域も広いためポーズがガンガン決まります。
総評としては、素組み派モデラーさんは満足いかない可能性がありますが塗装するモデラーさんにはオススメのキットだと思いますぞ。
以上、「HGUC シルヴァ・バレト(ガエル・チャン専用機)」のガンプラレビューでした!












