今回は「HGUC シナンジュ・スタイン (ナラティブVer.)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムNTに登場し、ゾルタン・アッカネンが搭乗するシナンジュ・スタイン (ナラティブVer.)をご紹介。
2018年10月発売。
バズーカやグレネード・ランチャーと接続できるハイ・ビーム・ライフルが付属。
袖付きのエングレービング部分は、モールド表現とシールにより再現されています。
という事で、HGUC シナンジュ・スタイン (ナラティブVer.)をじっくりと見ていきたいと思います!
HGUC シナンジュ・スタイン (ナラティブVer.)
装甲色グレーを基調としたナラティブ版のシナンジュ・スタイン。
バンダイ公式サイトによると「新関節構造によりHG史上最高峰の可動表現を実現」との事。非常に気になるぞ……!(>ω<)
一部にHGUCシナンジュのランナーが使われているものの、外装や武器などは新規造形になっています。
ホイルシールは主に、袖付きのエングレービング部分を補うものが付属します。
付属品一覧がこちら。
※「ハイ・ビーム・ライフル」「バズーカ」「バズーカ先端交換パーツ」「ビームサーベル×2(クリアイエローのビームエフェクト×2)」「シールド(シールド裏にはグレネード・ランチャー)」「ハンドパーツ×6(右:握り手、武器持ち手、ライフル持ち手 左:握り手、武器持ち手、平手)」
ランナーの構造上、手の甲パーツが1つ足りないので付け替える仕様です。
ただ、手首パーツは6種も同梱します。
そして完成させたHGUCシナンジュ・スタイン(ナラティブバージョン)がこちら。
成形色のライトグレー・紺色・茶色を中心に、パーツ単位での色分けが非常に優秀です。
合わせ目は極力目立たない位置に配置されていました。※細かくは後述
もう立たせておくだけでかっこいいっす!(>ω<)
シナンジュを感じさせるデザインながら、ユニコーンVer.では白かった装甲がライトグレーに変更され、渋い配色にケレン味を感じます。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。手脚は大きく広がり、手足の関節は90度以上大きく曲がります。
上半身も360度回転するため、可動域は非常に広いです。
バンダイ公式の言う通り、肩の接続方法が新関節構造になっていて外側に引き出す事ができ、リアアーマーが左右独立可動する新しい作りになっています。※細かくは後述
頭部は左右バルカンと首元にある動力パイプが別パーツで色分けされています。
赤のツインアイはシールで補います。
頭部は左右はめ込み式で、後頭部に合わせ目が出ます。
ナラティブVer.の特徴で、胸部はエングレービングになっています。シールで色を補いますが、シール下にはモールド有り。
襟部・ダクト・お腹などの色分けも完璧で、腰の側面は段落ちモールド化されており合わせ目が出ません。
肩のサブアーマーは可動の妨げにならないよう可動します。
ほとんど目立ちませんが、側面肩内部に合わせ目が出ます。
そしてこちらが新関節構造になる肩の引き出しギミック。
ポリキャップを使わないKPS設計で接続強度も丁度良いです。
前後の可動範囲は↑ぐらいで大きく動きます。
HGUCムーンガンダムもそうでしたが、今後はポリキャップレスの方向で進化していくのでしょうか。
袖部分のエングレービングはシールで補います。
こちらもシールの下にはモールドがありますが、シールを貼らない場合は一部合わせ目が出るためご注意を。
シールを貼る場合は合わせ目が隠れる感じです。
股間の紺色パーツは色分けされています。
少し見えづらいですが股間下の茶色い部分はシールで補います。
あと、あまり目立ちませんがフロントアーマーのダクト部が別パーツになっており、細かな合わせ目が出ます。(写真右)
1パーツにしてしまえば合わせ目は出なかったと思うので、ここをわざわざ別パーツにしたという事は今後何かでバリエーションキットが出るのかな?
リアアーマー内側は別パーツ化されていて、色分け・モールド量ともに良好です。
リアアーマーは左右独立して可動します。
※フロントアーマーのように中央を切り離すタイプ
今回のガンプラ、ちょいちょい新しい息吹を感じるぞ……。
脚部外装は合わせ目が出ません。
側面スラスターのダクト(茶色い部分)周辺は色分けされていないため、赤で要塗装です。
脚部スラスターはシナンジュのように可動します。
足裏には肉抜きがありませんが、カカト内部のフレームパーツには少し合わせ目が出ます。
あまり目立ちませんが、ヒザを曲げ得るた時に露出する関節フレームに一部合わせ目が出ます。
接地性はそこそこ優秀で、↑ぐらいまで脚を広げても接地します。
背部のフレキシブル・スラスターを見てみます。
ここもあまり目立ちませんが、スラスター内部の茶色いパーツには合わせ目が出ます。
……さっきからこういうの多いw合わせ目はあるにはあるけど、どこも目立たないところといった感じですね。
色は足りず、各スラスター内部はレッドで要塗装です。
プロペラントタンクの下部分は合わせ目が出ます。※上部分は筒状パーツ
先端の赤・グレーのラインはシールで補います。
フレキシブル・スラスターは上下・左右と柔軟に可動します。
それでは武装を見ていきます!
シールドから。表面に貼るネオ・ジオンのシールが付属します。
シールド裏はグレネード・ランチャーをマウント可能です。
※一部HGUCシナンジュのパーツを使用した部分
グレネード・ランチャーで攻撃!
前腕部はサーベルラックになっており、カバーを外して取り出します。※両手とも
シナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)、ビーム・サーベル抜刀!
斬りかかるシナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)!
長めのクリアイエローのビームエフェクトパーツがかっこいいですね。
二刀流で。
ハイ・ビーム・ライフルを装備させてみます。
上部を覆うグレーのジャケットパーツは細かな色が足りないため、要塗装となります。
ハイ・ビーム・ライフルを構えるシナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)!
膝立ちが綺麗に決まるため、ポージングがうなります。
ハイ・ビーム・ライフルにグレネード・ランチャー(シールド裏にマウントされていたもの)を装着してみます。
一度カバーを開き取り付け、閉じて固定させるためポロリの心配はありません。
バズーカを持たせてみます。
ここはグリップが手首パーツの穴サイズと合っていないため少しグラつきます。
手から抜け落ちやすいものの、肩に担がせれば問題ないかなといった感じ。
フォアグリップは可動し、両手で構える事ができます。
先端は短い形状のものも付属します。
この状態のバズーカは、ハイ・ビーム・ライフルと連結させる事ができます。
ハイ・ビーム・ライフル+バズーカで攻撃するシナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)!
この状態だとライフルはかなり重くなりますが、肩と腕の関節強度が強く垂れ落ちてくる事はありませんでした。
ただ、経年で関節が弱まってくる可能性はありそうです。
一応この状態でも長い方のバズーカ先端を装着する事ができます。
↑別売りのガンダムエース付録のロング・ライフルと組み合わせる事もできます。ガッチリ接続できました。
※HGUCシナンジュ・スタイン(ナラティブVer.)のバズーカに対応している付録ガンプラ
違った印象になりますね。
このロング・ライフルのデザイン、シナンジュ・スタインに似合いまくっている気がする!(>ω<)
カッケェ!
先端が長いバズーカの方も対応します。(バランスが良いかどうかは別としてw)
注意点としては、ロング・ライフルのグリップとこのキットに付属するハンドパーツのサイズが合っていないため、↑のように保持できません。
※今回はロング・ライフルに同梱するHGUCムーンガンダム用の銃持ち手を使用しました
ロング・ライフルはRGサザビーとHGUCムーンガンダムにも対応している(専用ハンドパーツも付属する)のでオススメだよ!
ベースキットのHGUCシナンジュと比較。
プレミアム・バンダイ限定のHGUCシナンジュ・スタイン(ユニコーンVer.)と比較。
違いは↓でどうぞ。
HGBFヴァイスシナンジュも混ぜ、シナンジュバリエーションでディスプレイ。
HGUCユニコーンガンダム3号機フェネクス(ナラティブVer.)と比較。
HGUC シナンジュ・スタイン (ナラティブVer.)の感想
ということでHGUC シナンジュ・スタイン (ナラティブVer.)のご紹介でした。
先述したように細かな箇所に合わせ目が出るものの、極力目立たない位置になっています。※この中では武器類とプロペラントタンクは多少目立つかもしれません
弱点は足関節付け根の接続強度が非常にユルユルな点です。(立たせておくと経年で勝手に開脚してくる感じ)
このあたりは調節してあげた方が良さげ。
ほか、手を加えるとしたら色の足りない「フレキシブル・スラスターのバーニア内部と脚部スラスター側面のレッド」、シールで補う「エングレービングまわり」を部分塗装すれば更にかっこよくなりそうです。
可動域は「新関節構造の肩部」と「リアアーマー左右独立可動」のおかげですこぶる良好。変な肉抜きがないのも高得点っす(*´ェ`*)
以上、「HGUC シナンジュ・スタイン (ナラティブVer.)」のガンプラレビューでした!