今回は「HG ティエレン宇宙型」のガンプラレビューです。
地上型でもタオツーでもない、この地味キング・宇宙型を検索で調べに来てくれたあなたは相当コアなダブルオーコレクターだと思うので、ガッツリとご紹介しますw
ガンダム捕獲用の追加パーツが多いのでマニアほど満足するガンプラになっていました。
HG ティエレン宇宙型
「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」に登場した人類革新連盟の宇宙用量産型ティエレン。
セルゲイ・スミルノフ中佐が搭乗した宇宙指揮官型ではなく、量産型というとても地味な立ち位置のモビルスーツであります。
今回は合わせ目を消してエアブラシによるフル塗装にて仕上げました。
なんかこういう地味なモビルスーツほどフル塗装したくなってしまうのはわたしだけではないハズ……
宇宙型の最大の特徴としては地上型と比べて全身に姿勢制御用のバーニアが付いている点です。
そして脚部の水素タンクも特徴の一つ。
ただ水素タンクまわりは中心からガッツリと合わせ目が入り、色分けも甘めな設計でした。
この地味なのに追加パーツが多い宇宙型の量産機がわたしのツボを刺激しまくります……。
可動域は他のティエレンと同じで動かなそうなデザインなのに超動くという素晴らしい出来。
両肩も内側に倒す事ができ、腰も回転するのでポージングには全く困らない感じ。
上半身も前後に傾きます。
可動域に関しては全く不満がないです。
頭部は真ん中から合わせ目が入ります。
モノアイは「シルバー」の上に「クリアレッド」を筆でちょこんと塗ってみました。
頭部カバーを外せばモノアイが可動します。
ギロリ。
顔自体は左右に可動しないのでモノアイで表情付けをする感じです。
パッと見るだけで地上型とは仕様が変わっている上半身。
特にカーボンワイヤー射出装置(写真左のオレンジ部)と、その射出ギミックが目を惹きます。※後述
上半身左右の上部や肩部に姿勢制御用バーニアが追加。
バックパックにもバーニアを3つ装備。
各バーニアは角度を変えられるのですが、こういう細かなところまで凝った作りをしているのが好感触。
脚部の水素タンクは合わせ目が出る上、タンクを囲むブルーの箇所は色分けされていないので要塗装箇所となります。
ここがこのキットで一番手間のかかる部分です。
脚部後ろのバーニアのみ触っていて外れやすい印象でした。
気になる方は軸を太らす等要加工です。
左脇にはカーボンネット射出装置を装備。
さすがにネットまでは付属しませんがこういう細かい追加パーツはマニア心を刺激します。
滑腔砲はタオツー同様ブレード付きのものになっています。
ここは1色成形なのでホワイト部が要塗装箇所です。
射撃ポーズ!
左腕部には30mm機銃を装備。
機銃かっこいいですね。
そして右胸部にあるカーボンワイヤー射出装置のカバーを開く事により、発射状態が再現可能です。
ちなみに穴周辺のグレー部は色分けされていないので要塗装です。
リード線を穴に取り付けるだけのシンプルな装着方法ですが、ポロリする事もなく非常に安定しています。
もちろんアクションベースに対応。
後ろから見てもかっこいいですね。
このゴテゴテ感がタマランです
HGティエレンタオツー(ソーマ・ピーリス機)とディスプレイ。
色々なティエレンでディスプレイ。人革連のモビルスーツいいよね……


HG ティエレン宇宙型の感想
という事でHG ティエレン宇宙型のご紹介でした。
キット自体はティエレン系のバリエーションキットという事で可動範囲が広く、プロポーションの良い部分もそのまま継承しています。
先述した通りこの宇宙型の特徴としては「全身に追加されたバーニアと新規形状の外装パーツ」「両膝の水素タンク」「ガンダム鹵獲作戦で使用した武器三種」が新規で付属する点。
特にカーボンワイヤーを使ったシーンが再現できる点は素晴らしい。
捕獲用武器も地上用ティエレンなどに持っていけるので遊びの幅が広がるキットではないでしょうか。
なにより宇宙指揮官型と並べて弱そうなティエレンがもう、ほんと、たまらないです……w
弱点としては地上型よりも「合わせ目」「色分けされていない部分」が多いので、完璧に作ろうとなるとそれなりに時間がかかる点。
地味すぎて再販逃すと手に入りにくい部類のガンプラ(シュツルム・ガルス然り)なので、安いのを見つけたらゲットしておいた方がいいかもしれません。
以上、「HG ティエレン宇宙型」のガンプラレビューでした!