今回は「HG ターンエーガンダム」のガンプラレビューです。
∀ガンダム(ターンエーガンダム)に登場し、ロラン・セアックが搭乗するホワイトドール、∀ガンダムをご紹介。
2014年発売。
シド・ミード氏独特のデザインの各部形状を再現。
差し替えパーツにより胸部マルチパーパスサイロ/腹部ビームキャノンが再現できるほか、ビームライフル・ビームサーベル・シールドと一通りの武装も付属。(牛は入ってませんでしたw)
今回は別売りのHGCCターンエーガンダム用 拡張エフェクトユニット月光蝶を装着した状態やフル塗装をした状態を含めてレビューしていきたいと思います!
HGCC ターンエーガンダム
満月の下に立つターンエーガンダムのボックスアート。
西洋風の町並みや、カプルと一緒に写っている構図がたまらないです……(*´ェ`*)
ホイルシールがこちら。
「ツインアイ」「額の∀」「黒いライン」「ビームライフル」まわりの色を補うものが中心です。
付属品一覧がこちら。
「ビームライフル(2種類に切り替え可)」「シールド」「ビームサーベル×2」「コアファイター」「武器マウント用ジョイントパーツ2種」「交換用の胸部マルチパーパスサイロと背部のベーン」「手首パーツ×4」
手首パーツは左右の「武器持ち手」「平手」の計4つが付属します。
コア・ファイターをアップで。
上下はめ込み式のシンプルな「ホワイト1色2パーツ成形」になっていますが、単体でもアクションベースに展示可能です。(角型のジョイントを使います)
※本キットにスタンドは同梱しません
そして完成したHGCCターンエーガンダムがこちら。
宇宙世紀・アナザー作品を含めても、その独特なデザインがめちゃめちゃ特徴的ですね。
1/144スケールでは1999年に発売された旧キット以来なので、実に15年ぶりにリニューアルされました。
ABSレスキットになっていますが、KPS(やわらかプラ)は未使用です。
今のガンプラ目線で見ると「過渡期のHG」といった位置付けになります。
基本的なトリコロール部分はパーツ分割により色分けされていますが、細かなくぼみ部分は要塗装といった感じです。
シド・ミード氏デザインの異色ガンダムという事で、他ガンダムタイプとは明らかに違うパーツ構造をしているため組んでいてとても新鮮なキットに仕上がっています。
それでは細かく見ていきます!
可動域から。腕は水平まで上がり、開脚範囲も広いです。
肩・足ともに軸接続になります。
手足の関節は90度ほど曲がります。
ヒザ立ち可能ですが、肩アーマーの取り付け方が少し特殊なため少し動かしづらい感じです。
上半身は360度回転します。
おヒゲが特徴的な頭部をアップで。
ヒゲ先端には安全フラッグあり。ツインアイと額のマークはホイルシールを使用します。シール下にモールドはあります。
横、後ろから。
超アップで。ツインアイ、額のマークともにシール感が目立つので、可能なら部分塗装推奨といった感じです。
胴体は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。(ショルダーアーマーを取り付ければあまり目立ちません)
胸部はMGのように「白いラインの入ったパーツ」は付属せず、ブルー1色成形になっています。
背部にはサーベルラックを装備。
ショルダーアーマー後ろ側に、プラ同士の凹凸接続で接続されています。
胸部と背部は差し替えで「マルチパーパスサイロ/胸部ビームキャノン」「ナノマシン散布用ベーン」に取り替え可能です。
ブルー1色のため、色分けは甘いです。後述しますが、別売りの「月光蝶再現エフェクトパーツ」を使う場合はこちらの背部パーツを使用します。
ショルダーアーマーは前後で分割されています。
また、ポリキャップが白色になっているのもターンエーの特徴です。
腕は「二の腕」「前腕部」に合わせ目が出ます。
手首パーツが外れやすいので、気になるモデラーさんは要調節といったところ。
股間のコックピットはクリアイエローのパーツが使われていて、中はちゃんとロランが乗っているような造形になっています。
中はホワイト1色成形なので、細かく筆塗りすれば見栄えが上がりそうですね。
股関節(足の付け根パーツ)は可動式で、底面のカバーを外せばアクションベース用の3mmジョイント穴が露出します。
脚部の合わせ目はそこそこ量が多いです。
基部の球体はほとんど見えなくなりますが、「ヒザまわり」「スネ」「ヒザ裏」に合わせ目が出ます。
後ろのスラスターはグレーで色分けされていて、ディテールも細かいです。
ターンエーのここ、かっこいいよね……(*´ェ`*)
つま先は可動。足裏はつま先に多少肉抜きがあります。
また、厳密に言えばグレーの部分に合わせ目が出ます。
「環境を考えろォッ!」
ターンエーガンダム、出撃!
それでは武装を切り替えつつ、アクションポーズいってみます!
シールドは表・裏側ともにパーツ分割による色分けに優れています。
攻撃を防ぐロラン!
ビームライフルはホワイト1色成形で、↑枠のレッド部分は全てシールです。
手首パーツ内の凹凸と合わせて持たせるためガッチリと保持できますが、手首パーツ自体は外れやすいです。
「撃ちます!」
ビームライフルをぶっ放すターンエーガンダム!
↑枠の差し替えパーツを使えば、モードチェンジできます。
「最大出力で発射しますッ!」
いい感じ……(*´ェ`*)
ビームサーベル抜刀!
サーベル刃はクリアレッドのものが2本付属しますが、ターンエー作品っぽい薄い刃ではなくスタンダードなものになっています。ここはちょい残念かな?
飛びかかるターンエーガンダム!
二刀流でパシャリ。
↑枠の差し替えパーツを使えば、
ビームライフルとシールドをマウントする事ができます。
もちろんサーベル柄も収納できます。
平手が両手分付属するので、
洗濯物を干しているシーンも再現できるよ……(*´ェ`*)
こちらは塗装+ウェザリング処理してみたHGCCターンエーガンダムです。
お粗末さまですが、この状態でも何枚かいってみます(*ノェノ)
合わせ目消して塗装したらどのぐらいになるかのご参考にでもどうぞ。
↑コーティング無しでエナメルによるスミ入れをした結果、口が割れてしまいました(*ノェノ)キャー
このターンエー、ガンプラなのでナノマシンの自己修復機能は実装されていないようです(*_*)
劇中のように顔は真後ろまで回転するぞ!
ショルダーアーマー内部は黒で塗装してみました。
マニピュレーターはこのように、アップで見てもディテールが細かいです。(特に平手)
旧キット1/144モビルカプルとディスプレイ。癒やされる……w

スモー軍団と共闘!


ガンダムハンマーを持たせてみる
HGガンダムVer.G30thに付属するガンダムハンマーを持たせてみました。
ガンダムハンマー好きとしては、こいつも同梱して欲しかった……!(>ω<)
HGガンダムVer.G30thと比較。
ターンエーガンダムは設定でも全高20mなので、通常タイプのモビルスーツより一回り大きなサイズになっています。

拡張エフェクトユニット月光蝶をつけてみる
別売りでプレミアム・バンダイ限定の、HGCCターンエーガンダム用 拡張エフェクトユニット月光蝶を取り付けてみます。
ご覧の通りこのエフェクトユニット、めちゃめちゃ綺麗なんです……
ナノマシン散布ベーンに交換し、
そのまま取り付けるだけでOKです。
↑のように、基部で蝶々のように可動します。
ターンエーガンダム、月光蝶を展開!
今回ランナーレススタンドを使用していますが、エフェクトセットには半透明の簡易スタンドも付属します。
めちゃめちゃいい感じですね!(>ω<;)
ほぼ羽が2枚付くだけの拡張セットですが、その出来栄えはほんとに綺麗です。
余談ですが、HGBDモビルドールサラにも対応しているぞ!

∀ガンダムの1/144キット勢揃いでディスプレイ。
ロラン・セアックのフィギュアとディスプレイ。
最後に、本キットのリデコキットであるHGBFターンエーガンダムシンと比較。
違いは↓のレビューでどうぞ。

HGCC ターンエーガンダムの感想
という事でHGCC ターンエーガンダムのご紹介でした。
マニピュレーターをはじめ、胸部モールド・脚部ベーン等の各部形状が細かく造形されているので非常に見栄えの良いキットに仕上がっています。
シド・ミード氏デザインのターンエーを、うまい具合いに1/144スケールのHGとして落とし込んだなという印象です。
手首パーツが外れやすかったりツインアイや額がホイルシールになってしまうのが弱点ではありますが、他キットとは一風変わったデザイン・構造が非常に面白いガンプラに仕上がっていると思います。
ターンエーファンにはオススメだよ!
以上、「HGCC ターンエーガンダム」のガンプラレビューでした!