今回は「HGモビルシグー (ジスト・エルウェス専用機)」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダムSEED FRAME ASTRAYSに登場し、ジスト・エルウェスが搭乗するジスト専用シグーをご紹介。
2008年発売。
成形色が赤に変更され、ジストのパーソナールマークであるコウモリを模したマーキングシールが付属します。
という事で、HGシグー(ジスト・エルウェス専用機)をHGシグーとの比較画像を含めレビューしていきたいと思います!
HG モビルシグー(ジスト・エルウェス専用機)

シリーズ共通、漫画調のボックスアート。後ろにはルカス専用ストライクE+I.W.S.Pが描かれています。
ストライクEもHGCE化されて欲しいですね!最近のバンダイさんなら有り得ない話でもなさそう(*´ェ`*)

組み立て書にはパイロットのジスト・エルウェスが記載。
ちなみにこのシグーはザフトから鹵獲した機体で、連合所属機になります。
ジスト自身ナチュラルとコーディネーターのハーフであり、仲間内からも「混沌の申し子」と呼ばれていて監視しやすいよう真紅のシグーに染め上げられていたりします。
ただ本人は偏見を気にしない過剰に明るい性格で、戦闘中でも「陽気な会話を口ずさみ敵の女性兵士を口説きながら戦う」との事。
……陽キャかな?

ホイルシールはHGモビルシグーと同じものが付属。
また、ジストのパーソナルマークであるコウモリを模した専用のマーキングシールが付属するのが特徴です。
連合のマークや機体ナンバーも印字されています。

付属品一覧がこちら。
※「MMI-M7S 76mm重突撃機銃」「MA-M4A 重斬刀」「M7070 28mmバルカンシステム内装防盾」「手首パーツ×3」
武器持ち手は左右、ライフル持ち手は右手分のみ付属。成形色は違うものの、内容的にはHGモビルシグーと同じです。

そして完成したHGモビルシグー(ジスト・エルウェス専用機)がこちら。
本キットはパーソナルマークのマーキングシールが付属する以外、成形色違いのHGシグーです。
という事で、塗装派モデラーさんは塗装さえしてしまえばジスト専用機が再現できたりします。(左肩のパーソナルマーク以外)

全身真っ赤になりイメージが変わりました。
ただ、元は本キットが発売される約2年前の2006年のガンプラが使われていて作りは古いです。
今のガンプラ目線で見た場合ちょこちょこ色が足りず、合わせ目が多いキットになっている点だけはご注意を。

それでは各部細かく見ていきます!

手足の広がり具合いはこのぐらい。
肩は軸接続、脚はボールジョイント接続です。

肘関節は90度・ヒザ関節は90度強曲がり、ヒザ立ち可能です。

上半身は360度回転します。

頭部は「口中央」「動力パイプ」などの色が足りません。
モノアイは凸モールド無しで非可動ですが、頭部自体は合わせ目の出ないパーツ構造に仕上がっています。

造形事態は良くできていますね。
トサカの合わせ目は段落ちこそされていませんが、設定画でもモールド部分です。

胴体は襟前部、ダクト、腰が色分けされています。
前後はめ込み式のため、上部と側面に合わせ目が出ます。

上から見た場合、肩・胴体・ウィングスラスター基部に合わせ目が出ます。

肩のフィン2枚はそれぞれ可動します。
左肩にはジストのパーソナルマークを貼ります。

腕は他の当時物HG SEEDと同じで、二の腕・前腕部にガッツリと合わせ目アリです。
関節は1パーツで合わせ目が出ません。

バックパックの大型ウィングスラスターは細かく動きます。

横方向にも可動。背中中央のスラスター部分は一部レッドで要塗装です。

サイドアーマーはポリキャップによる軸接続で可動。大きなリアアーマーは固定です。
フロントアーマーは真ん中を切り落とした場合外側へ抜けてしまうので、独立可動させたい場合はピンバイスなどで穴を開ける+真鍮線を通す等の加工が必須です。

脚部は前側一直線に合わせ目が出ます。(アンクルガードも)
ただ、ヒザ関節パーツは良くも悪くも1パーツで合わせ目無しです。

アンクルガード側面のピンクはシールで色を補います。
後ろ側はモモ、ふくらはぎ、足首付近に合わせ目が出ます。

ふくらはぎのスラスターは地味に可動。内部はダークグレーで要塗装です。

足裏に肉抜きはありません。股下にはスタンド穴は空いておらず、厳密に言えば合わせ目が出ます。

ジスト専用シグー、出撃!

それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

重突撃機銃は機関部2+銃口1のシンプルな3パーツ構造で、合わせ目が出ます。
右のみライフル持ち手が付属します。

重突撃機銃で攻撃するジスト!

こちらはバルカンシステム内装防盾。
機関部に合わせ目あり、左腕にのみ装備できます。
設定的には、後にトリケロス(ブリッツの装備)の技術を取り入れプロヴィデンスのMA-MV05A複合兵装防盾システムなどに発展していく武器だったりします。

バルカンで攻撃!

重突撃機銃+バルカンで。

今のガンプラ目線で見た場合可動域は狭いのですが、背部のウィングスラスターがうねうね動き浮かせた時のポージングがうなります。

MA-M4A重斬刀はウィングスラスターにマウント可能です。(左右どちらでもOK)

レッド1色1パーツ成形になるため、このあたりは重点的塗装ポイントです。

重斬刀を構えるシグー!

斬!

フル装備で。

HGモビルシグー(合わせ目消し・部分塗装済み)と比較。

「成形色」「マーキングシール」以外HGシグーと全く同じですが、厳密に言えばリニューアルバージョンの方のシグーにはアクションベース用ジョイントパーツが付属するのも違いとなります。


HGシグーディープアームズも混ぜ、シグーのバリエーションキットでディスプレイ。
ご覧のとおり、シグーディープアームズは新規造形が付属するリデコキットとなっています。




HG モビルシグー(ジスト・エルウェス専用機)の感想
ということでHG モビルシグー(ジスト・エルウェス専用機)のご紹介でした。
ぶっちゃけ、塗装派モデラーさんはHGシグーを塗ればジストのパーソナルマーク以外は再現可能です。
頭部・サイドアーマーをはじめ重斬刀など色が足りない箇所が多いので、今の時代ある程度手を加えるモデラーさんにはオススメのキットといった感じです。
それと、組み立て書にシグーアサルトシュラウドの設定画が掲載されていました。

↑ふむふむ……難易度高いw(*ノェノ)
腕に自信のあるモデラーさんは、アサルトシュラウドへの改造に挑戦してみるのも面白いと思いますぞ!
以上、「HG モビルシグー(ジスト・エルウェス専用機)」のガンプラレビューでした!









