今回は「HGザクII(HGUC No.241)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムに登場し、ジオン軍が運用する量産型ザクことザクIIのHGUC N0.241版をご紹介。
2021年発売。
先に発売された新フォーマットVer.のHGUC234シャア専用ザクIIのリデコキットとなり、新たにツノ無し頭部パーツとランドセルが付属。
スカートパーツは「PS成形」「軟質素材」の2種類から選択可能です。
という事で、最新フォーマット版のHGUCザクIIを旧HG版とRG版との比較画像を含めてレビューしていきたいと思います!
HGUC ザクII
おなじみ、ジオン公国軍の主力機であるF型ザクIIさん。
旧版のHGUC量産型ザクは2003年発売という事で、HGシリーズとしては18年ぶりにリニューアルされた形となります。
ガンプラ的には、先に発売されたHGUC234シャア専用ザクIIの色違いランナーを使いつつ、量産型特有のツノなしヘルムとランドセルが同梱する内容に変化しているのが特徴です。
付属品一覧がこちら。
※「ザク・マシンガン(+予備のマガジン)」「ザク・バズーカ」「ヒート・ホーク(+マウントパーツ)」「ツノ有りヘルム」「スタンド用ジョイントパーツ」「硬質/軟質スカートパーツ」「手首パーツ×6」「余剰パーツ」
手首パーツは左右の「武器持ち手」「銃持ち手」、右の「ヒート・ホーク持ち手」、左の「平手」の計6つが同梱。
余剰パーツは、肩パーツとHG高機動型ザク系で使われていたものが余りますが使う場面はないと思います。
ホイルシールはモノアイのピンクのみ。
量産カラーの軟質スカートパーツが同梱します。
そして完成したHGUC241ザクIIがこちら。
最新ガンプラではありますが、ご覧のとおり極力少ないモールド数でテレビ/映画版や設定画に近いシンプルなスタイルで立体化されているのが特徴といったところ。
同じ1/144スケールと比べると、RG版の対極的な解釈でデザインされているのが見て取れます。(比較画像は後半で)
このレトロな姿がたまりません……w(>ω<)
昔風スタイルであるにもかかわらず、可動範囲が広いというギャップが面白いガンプラに仕上がっていると思います。
それでは各部細かく見ていきます!
腰スカートパーツは「硬質」「軟質」からの選択式ですが、まずは組み立て書の表紙にもなっている「硬質」の可動域から見ていきます。
手足は大きく広がり、
各関節も90度以上大きく曲がるため、キレイにヒザ立ち可能です。
特に腕関節は、180度近く曲がります。
上半身は360度回転します。
頭部をアップで。モノアイに凸モールドはなく、中央にピンクのシールを貼るシンプルな仕様です。
本キットでシールを使うのは、ここだけです。
側面に一部合わせ目が出ますが、ここの合わせ目を消してしまうとツノあり頭部への切り替えは不可となります。
モールドっぽくも見えるので、モールド扱いにしてしまってOKかもしれません。
底面のツマミを動かせば、モノアイが可動します。
こちらがツノ有り頭部。選択式ですが、後からでも切り替えしやすいと思います。
胴体をアップで。……このシンプルな形状がたまりません(*´ェ`*)
肩へのジョイントパーツが、斜め角度に配置されているのが面白いです。
右肩のL字シールドと、左肩のショルダースパイクアーマーをアップで。
スパイクアーマーは、前後のスパイク以外1パーツ成形になっています。何気にすごい金型技術です(*_*)
肩は軸接続ですが、胴体パーツごと前後に可動します。
特に、前方向への可動に優れています。
腕は「肩ブロック」「前腕部」に合わせ目が出ます。
「二の腕」「前腕部」は、独立してロール回転します。
このあたりの作りは、さすが最新フォーマットといった感じですね。
ランドセルは、量産型のシンプルな形に変化しています。
スカート部分をアップで。
底面にスタンド用の3mm穴は空いておらず、↑枠のジョイントパーツを介して展示します。
腰部側面にはヒート・ホークを、リアアーマーには予備のマガジンをマウントできます。
ちなみにこの2箇所へのマウントは硬質パーツ特有の仕様で、後述する軟質スカートパーツではマウント不可です。
リア側の中央パーツは展開可能で、ザク・バズーカをマウントする事ができます。
こちらは、軟質スカートパーツでもマウント可能です。
こちらが軟質スカートパーツ。
ゴムのような素材でできているのが特徴で、
硬質スカートパーツと比べた場合、足回りの可動範囲がアップするのが特徴です。
特にリアスカートまでぐにゃりと曲がるので、後ろ方向への足可動が得意になります。
脚部をアップで。画像では見えませんが、足を曲げた際に露出する関節フレームの一部に合わせ目アリです。
足首パーツは大きく傾き、接地性に優れています。
足裏に肉抜きはなく、モールドも細かいです。
ザクII、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ザク・マシンガンがこちら。
基本的に、武装類はHGの高機動型ザク系のランナーが流用されています。
フォアグリップは可動し、両手で構える事ができます。
ヒート・ホークを装備。
攻撃!
ザク・バズーカのグリップは引き出す事ができ、無理なく持たせる事ができます。
また、バズーカ(マシンガン)用持ち手は左手分も付属します。
ザク・バズーカをぶっ放すザクII!
こちらのフォアグリップも可動し、両手で構える事ができます。
マシンガン+バズーカで。
スカートを軟質素材に変えてパシャリ。
ザクキック!
ツノ有り+軟質スカート状態でも何枚かいってみます。
緑の指揮官機も、渋い魅力があるよね……(*´ェ`*)
1/144スケールのザクII比較
それではここから、1/144スケールの主要なザクガンプラを比較してみます。
左から「2003年発売のHGUC量産型ザク(No.40)」「2011年発売のRG量産型ザク」「本キット」で、右へいくほど新しいザクになります。
パッと見、グリーンの色合いが違うのが見て取れます。
頭部、胴体、腰部を比較。
RG版のみモールドが細かく、動力パイプが細かく分割されています。
ショルダースパイクアーマーと腕部を比較。
ランドセルとL字シールドを比較。
何気に今回のHGUC241は、シールドの裏打ちパーツが同じ緑になっているのが特徴です。
脚部を比較。
ザク・マシンガンを比較。
あなたはどのザクがお好みかな……?
ベースキットの、HGUC234シャア専用ザクIIと比較。
違いは「成形色」「頭部の種類(シャア専用はツノ有りのみ)」「ランドセル」の3点です。
最後に、プレバン限定品のリコザクと比較。本キットのリデコキットです。
詳しくは↓
HGUC ザクIIの感想
ということでHGザクIIのご紹介でした。
HGUC234シャア専用ザクIIの感想とかぶりますが、腰部スカートパーツが2種類付属して好きな方を選択できるのが売りといったところ。
また、モールドが少なめの原作(設定画)寄りスタイルで立体化されているのも特徴です。ある意味、RG的な解釈と真逆なガンプラに仕上がっている模様。
とにかく動きまくるので、可動域に重きを置くモデラーさんには特にオススメだよ……(*´ェ`*)
以上、「HGUCザクII」のガンプラレビューでした!