今回は「HGUC ザクII改」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0080ポケットの中の戦争に登場し、バーニィことバーナード・ワイズマンが搭乗したザクII改(ザクIIFZ)をご紹介。
2008年発売。
頭部は2種類付属し、フリッツヘルム型のBタイプに付け替え可能。
股関節のスイング機構で、アルを手に乗せた時の劇中ポーズも再現可能となっています。
という事で、HGUCザクII改をNT-1アレックスとの対決シーンや量産型ザクとの比較画像を含め、じっくりとレビューしていきたいと思います!
HGUC ザクII改
ポケ戦に登場したバーニィザクのHGUC版。
ボックスアートには、森林地帯でNT-1アレックスと戦っているシーンが描かれています(>ω<)
ホイルシールはモノアイ周辺を補うもののみ付属。
L字シールドに貼るジオン軍のマーキングシールも付属します。
付属品一覧がこちら。
※「MMP-80 90mmマシンガン」「ヒート・ホーク(+マウント用パーツ)」「ハンドパーツ×3」「ザクBタイプの頭部」
右手の手首パーツは「銃持ち手」のみとなります。
左手は通常の「穴あき武器持ち手」と劇中再現も兼ねた「表情付き平手パーツ」の2種類が付属します。
そして完成したHGUCザクII改(FZ型)がこちら。
ご覧のように、劇中よりも細身のプロポーションで立体化されています。
いきなりですが、このアレンジ体型が許容できるかが購入の決め手になっていると思うぞ……(*´ェ`*)
15年前のガンプラという事で舐めてましたが、可動域を除けば今のガンプラ目線でも通用する姿になっていると思います。
各スラスター内や細かな色は足りませんが、コクピットハッチやつま先は色分けされていたりします。
何より関節パーツの成形色がグレーではなく、劇中色のミディアムブルーで再現されているのがポイント高し。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は今の目線で見ると狭いです。
右腕は水平まで上がりますが、開脚範囲はそこそこ。
手脚の関節は90度曲がりますが膝立ちはできず、上半身はそこまでまわりません。
ただ、劇中再現を可能とするために脚の付け根が前後にスイングするギミックが搭載されています。※後述
頭部モノアイ周辺はシールで補います。(付属シールはここのみ)
モノアイに凸形状は無く、可動もしないためピンクのシールは好きな位置に貼る仕様です。
側面と後ろにある合わせ目部分はモールド扱いでOKです。(設定画でもモールド有り)
細かな事を言えば、後頭部の動力パイプをつなぐ基部部分には合わせ目が出ます。
頭部は二種類組め、ガンダムUCにも登場したザクBタイプ(フリッツヘルム型)に変える事ができます。
選択式ではなく2つ入っているのが嬉しいぞ……(*´ェ`*)
プレミアム・バンダイでUC版ザクII改も発売されていましたが、HGUC量産型ザク等からザクバズーカを持ってきて塗装すればUC版が再現可能となっています。
このキット、プロポーション的にはむしろUC版に近いと思うのでそちらで組んでも面白いかもしれません。
胴体は側面に合わせ目が出ますが、パーツを斜めにはめ込む構造で極力目立たないような位置になっています。
右肩のL字シールド用に、ジオン軍のマーキングシールが付属します。
シールドは裏側にもモールドがあり、基部で360度ロール回転。
左のショルダースパイクアーマーは可動の邪魔にならないよう、ある程度動きます。
肩は多少前へ可動します。
腕部は二の腕こそ筒型1パーツですが、ほぼ全ての箇所に合わせ目が出ます。
フロント・サイドアーマーは大きく広がります。
右側のみハンド・グレネードラックになっており、リアアーマーにはヒート・ホークがマウント可能です。
ちなみに余談ですが、バーニィとアル2人で修理した最終決戦仕様は両側ともアーマー(ハンドグレネードラックは撤去)になっていたりするので、改造するのも面白いと思いますぞ(*´ェ`*)
脚部は膝を曲げると合わせ目が露出。
横部分には多くの合わせ目が出ます。
後ろは関節パーツのみ合わせ目。
「足首パーツのつま先」や「ふくらはぎのスラスター」は別パーツで色分けされています。
この年代のHGにしてはパーツ割りが意外と細いぞ……(*´ェ`*)
足裏は肉抜き無し。
股下はポリパーツにより、アクションベースに対応しています。
ほとんど目立ちませんが↑の枠部分に合わせ目が出ます。
脚の付け根はスイングし、前後に大きく動きます。
ここは劇中ポーズ(アルを手に乗せるシーン)を再現するためのギミックだと思われます(*´ェ`*)
ランドセルの合わせ目ですが、組み立て書の作例基準ではモールド扱いでした。
設定画ではモールドがありませんが、目立たないようパーツ分割されているのでこのままでOKかもしれません。
各部スラスター内部は赤で要塗装となります。
それでは武器を見つつ、アクションポーズいってみます!
まずはMMP-80 90mmマシンガンから。
先端のグレネード・ランチャーは着脱可能です。
リボーコロニーに降下するザクII改!
可動域狭いとか言っておいてなんですが、結構ポーズが決まりますw
ザク的な動きには困らないかもしれないですね。
お次はヒート・ホーク。
柄とハンドパーツ穴はジャストフィットするわけではありませんが、そこまでプラプラしませんでした。
このキットの弱点ですが、右手の手首パーツが銃持ち手しか付属しないためヒート・ホークを右手で持たせると少し違和感が出ます。
右手に持たせて飾りたい場合は、MSハンド等に変えた方がいいかもしれません。
肩が多少前へ傾くので、両手で構える事ができます。
マシンガン+ヒート・ホークで。
そしてこのキットの売りですが、アルを手に乗せる劇中ポーズが綺麗に決まります。
やばい、これだけで涙腺が……(*´ェ`*;)
フリッツヘルム型のBタイプでも何枚かいってみます。
こっちもかっこいいな……。
バーニィ臭が無くなり、ジオンの一般兵が乗っているような印象に変わりました。
HGUC量産型ザクと比較。
まるで違ったスタイルになっています。
ガンダムNT-1アレックスとの名シーンを再現!
あれっ……また涙腺が……(*´ェ`*;)
HGUCガンダムNT-1アレックス(塗装・手首パーツ交換済)と比較。
この2機はセットって感じですね……並べると絵になるぞ!(>ω<)
ガンダムヒロインヒストリーのクリスチーナ・マッケンジーのフィギュアも加えてパシャリ。
最後に、プレバンで発売されたHGUC 1/144 ザクII改Bタイプ(ユニコーンVer.)(右)と比較。
ユニコーンVer.は本キットのリデコキットで、「成形色変更」「ザク・バズーカが付属」「マーキングシールが付属」する内容になっています。
HGUC ザクII改の感想
ということでHGUC ザクII改のご紹介でした。
まず、スタイルが細身にアレンジされているのが最大の購入判断ポイントかと思われます。
右の手首パーツが銃持ち手しか付属しないため、コダワリ派モデラーさんはMSハンド等との組み合わせが必要になっています。ご注意を。
長所としては、先述したようにフリッツヘルム型ザクBタイプの頭部が同梱するのでザクバズーカを持ってきて塗装すればUC版の再現ができる点。(一応プレバンでもユニコーンVer.が発売されてはいますが)
ABSレスになっており、塗装しやすいのもポイント高いです。
そしてアルを手に乗せる劇中ポーズが綺麗に再現でき、いつでも涙腺を緩ます事ができるのも売りだぞ……(*´ェ`*)
以上、「HGUC ザクII改」のガンプラレビューでした!