今回は「HGUCザクIII改 (Twilight AXIS Ver.)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム Twilight AXISに登場し、ダントン・ハイレッグが搭乗するHGUC ザク3改 (Twilight AXIS Ver.)をご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
HGUCザクIII改から赤を基調とした成形色に変更されているほか、ザクIIIとザクIII改の中間的なデザインに変更されています。
ギラ・ドーガ系のビーム・マシンガンも付属。
という事で、HGUC ザクIII改(Twilight AXIS Ver.)を他のザクIIIとの違い・比較画像を中心にレビューしていきたいと思います!
HGUC ザクIII改 (Twilight AXIS Ver.)
ザクIII改(Twilight AXIS Ver.)のボックスアート。トリスタンとの戦闘が描かれています。
シール類。Twilight AXIS Ver.ではマーキングシールが追加されました。
そして完成したHGUCザクIII改(Twilight AXIS Ver.)がこちら。
元キットはなんとHGUCナンバー3のザクIII改が使われているため、実に25年前に発売されたガンプラのリデコキットという事になります。
成形色がピンク・赤を基調としたカラーリングに変更されているほか、計4キットものガンプラから武器を寄せ集めた内容です。
内容的には豪華なものの、トリスタンと同様に本体自体の作りが非常に古いためそのあたりで評価がはっきり分かれると思います。
それでは細かく見ていきます!
頭部はザクIII改と同じ形状です。モノアイは非可動で、黒いシールの上にピンクのモノアイを貼る簡素な作り。
動力パイプは色分けされているものの、左右はめ込み式のため口周辺に合わせ目が出ます。
ザクIII改(微加工+塗装済)の頭部と比較。
胴体はザクIII/ザクIII改と同じですが、胸部中央に貼るマーキングシールが付属するのが特徴です。
ただ、水転写デカールではなくテトロンシールです。
右肩のオプションラックシールドはザクIII系全てで同じ形状です。
基部でロール回転し、内側にはビーム・サーベルの柄やクラッカーが収納されています。(一体型パーツで取り出しは不可)
左肩はザクIII改の形。前後はめ込み式で、合わせ目が出ます。
手首パーツに古さを感じたので、今回左手のみビルドナックルの握り手に交換してみました。
軸を太らす必要がありましたが、サイズ的には違和感がないので交換がオススメですぞ(>ω<)(甲パーツは塗装の必要アリ)
バックパック左右のフレキシブルバーニアスラスターは可動します。
プロペラントの白い部分はシールで補います。
バックパックはザクIIIと同じ形です。
全体的に、ザクIIIとザクIII改をブレンドしたような内容になっています。
フロントアーマーは2門のビーム・キャノンを内装しており、グリップを引き起こす事ができます。
ビーム・キャノンで攻撃!
ボリュームのある脚部。各部にスラスターが造形されています。
今回装甲内部は黒で塗装してみました。←中途半端な事する人
ヒザのパーツはザクIIIと同じです。
リアアーマーにはジオンのマークが造形されていますが、Twilight AXIS Ver.では突起モールドはなく、平たい面にでかいマークが印字されているデザインです。
ここはちょっぴり残念。
理由は、ザクIII改のリアアーマーを流用しているのが原因です。
足裏はモールドが刻まれており、カカトパーツは可動します。
下から。古いHGのため、股下にスタンド用の穴は空いていません。
本キットの特徴は、4種類ものライフルが付属する点です。
「HGUCザクIII」「HGUCザクIII改」「HGUCギラ・ドーガ」「HGUCギラ・ドーガ(レズン専用機)」に付属するライフルと同じものが同梱します。
まずはザクIIIのビーム・ライフルから。
下部にヒート・サーベルを取り付ける事ができるものの、ポリキャップがむき出しになるのが弱点です。
後方のストックパーツは可動します。
ヒート・サーベルは単体でも装備可能です。
HGUCザクIIIのビーム・ライフルと比較。(ザクIIIの方は合わせ目を消してツヤ消し済です)
ちなみに、設定的にはR・ジャジャが装備するビーム・ライフルと同じライフルだったりします。
ただガンプラ的には後発のHGUC R・ジャジャとは別造形で、R・ジャジャの方では動力パイプが色分けされていたりポリキャップが露出しないなどクオリティが上がっています。
ザクIII改のビーム・ライフルを持たせてみます。
フォアグリップは固定式です。
HGUCザクIII改のビーム・ライフル(合わせ目を消し塗装済)と比較。
ギラ・ドーガのビーム・ライフルがこちら。
銃床下にグレネードランチャーが搭載されたデザインで、フォアグリップは可動します。
攻撃!
フォアグリップを掴み、両手で構える事ができます。が、肩まわりの可動域が狭いのでちょっと無理がでる感じです。
HGUCギラ・ドーガのビーム・ライフルと比較。
最後はギラ・ドーガ(レズン・シュナイダー専用機)のビーム・ライフルです。
公式サイト等でも、デフォルトではこのライフルを装備しています。
ジャキッ……!
バイアラン・イゾルデと交戦!
HGUCギラ・ドーガ(レズン専用機)のビーム・ライフルと比較。
2丁持ちで攻撃!
ちなみに、1色1パーツ成形の柄一体型ビーム・サーベルも2本付属します。
時代を感じるぞ……w(>ω<)
また、「ザクIIIの頭部」「ザクIII改のバックパック」が丸々余剰パーツとして付属します。
ザクIIIとザクIII改のランナーがブレンドされた本キットならではの部分ですね。
HGUCザクIIIバリエーションを比較。
※左から「ザクIII」「ザクIII改」「ザクIII改(Twilight AXIS Ver.)※本キット」
「合わせ目の場所」「可動域」は白いザクIIIのレビューで解説してありますので、こちらも併せてどうぞ。
(緑のザクIII改は合わせ目を消してフル塗装した状態のレビューになります)
ダントン搭乗機でディスプレイ。
Twilight AXISのガンプラでディスプレイ。
HGUC ザクIII改 (Twilight AXIS Ver.)の感想
ということでHGUC ザクIII改 (Twilight AXIS Ver.)のご紹介でした。
ザクIIIとザクIII改のランナーをブレンドし、2種類のギラ・ドーガの武器を寄せ集めた内容になっていました。
本体は1999年製の初期HGUCをベースとしているため、今のガンプラ目線で見ると合わせ目の量は多く可動域が狭いなど素組みでは満足いかない可能性大です。
ただ、部分的であるにせよ計4キットものランナーが付属するので、そういった意味ではプレイバリューが高いと思いますぞ!
以上、「HGUC ザクIII改 (Twilight AXIS Ver.)」のガンプラレビューでした!