今回は「HGズゴックE」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争に登場し、ハーディ・シュタイナーが搭乗するズゴックE(エクスペリメント)をご紹介。
2003年発売。
腕と脚のジャバラ部分は節ごとにパーツが分割されていて、高プロポーションのガンプラに仕上がっています。
ということで、HGUCズゴックEをレビューしていきたいと思います!
HGUC ズゴックE
こちらを睨みつけるズゴックEさんのボックスアート。
ナンバーは39番という事で、HGUCシリーズ初期のガンプラとなります。
機体名称の末尾に付けられた「E」は、「EXPERIMENT」を意味しています。
ホイルシールがこちら。サイクロプス隊のマークや、赤い部分を補うものが中心です。
そして完成したHGUCズゴックEがこちら。
21年前に発売された初期のHGという事で、少ないパーツ数かつ安価なガンプラに仕上がっています(*´ェ`*)
成形色もシンプルで、「ホワイトグレー」「ライトグレー」「ダークグレー」の3色に、モノアイの「クリアレッド」水中ジェットパックの「オレンジ」と5色構成です。
素組みなら驚くほど早く組み上がるよ……(*´ェ`*)
昔のHGにしては再現度の高いプロポーションで立体化されているので、合わせ目消しや部分塗装派モデラーさんにはかなりオススメなガンプラに仕上がっていると思います。
可動域から。手足はボールジョイント接続になるものの、大きく広がります。
ヒザ関節は90度曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
ただ、腰はほとんどまわりません。
上半身をアップで。今のガンプラ目線で見た場合色分けは甘く、特にコクピット部などの赤い部分にシールを多用する事になります。
モノアイは非可動ですが、内部からクリアレッドのパーツが露出する形で再現されています。
胸部のジオンマークはモロにシール感が目立つので、こだわり派モデラーさんは別途水転写デカールなどを用意した方が良さそうです。
赤い部分はシール感が目立ちますが、ダークグレー部は色分けされている感じです。
胴体は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
上から見た図。「胴体」「ショルダーアーマー」「水中ジェットパック」に合わせ目が出ます。
水中ジェットパックはシンプルなモナカ構造ですが、一応5パーツ使われています。
着脱可能で、外した場合の背中もモールドが細かく刻まれている点はポイント高しです。
外した状態でパシャリ。
腰を撚る動作は苦手なものの、上半身は前後に傾きます。
ショルダーアーマーをアップで。
腕関節はジャバラ状になっていて、パーツを重ねるようにして組み立てます。
意外な事に、合わせ目は出ません。
バイス・クロウは開閉しますが、クロウの内側には肉抜きがあります。
中央はビーム・キャノンが造形されていますが、ABS樹脂が使われているため塗装にはご注意を。
左右のスカートは可動します。
足は(腕も)ボールジョイント接続です。
脚部は前後に合わせ目が出ます。こちらの関節もジャバラ状のデザインになっていて、細かくパーツ分けされているのが特徴です。
足裏に肉抜きはありません。古いHGのため、股下にスタンド穴は空いておらず。
ギュワッ……!バイス・クロウを広げるズゴックE!
それではアクションポーズいってみます!
ビーム・キャノンで攻撃!
接地面が広いので、安定したポージングが可能です。
バイス・クロウを突き刺すズゴックE!
モノアイが非可動なので、ポージングはちょい制限されます。
スタンド穴が空いていないので浮かせて展示するのはひと手間かかりますが、
めちゃかっこいいっす……。
発売された時代を考えた場合、プロポーションの完成度合いがスゴイですね。
ヒザをついて。
足を折りたためば、巡航形態になります。
突撃!
ジム寒冷地仕様と交戦!
ポケ戦1話のモビルスーツでディスプレイ。
※左から「本キット」「HGUCハイゴッグ」「HGUCジム寒冷地仕様」
HGUCズゴックと比較。
HGUC ズゴックEの感想
という事でHGズゴックEのご紹介でした。
21年前のHGという事で、合わせ目もそれなりにあり色分けも良くないです。モノアイも非可動ですが、クリアパーツが使われているのはポイント高いです。
長所は、画像をご覧の通り今のガンプラ目線で見てもプロポーション自体がメチャメチャ良く出来ている点。
部分塗装や合わせ目消しの練習台にはもってこいの1体で、手を加えれば加えるほど見た目にフィードバックされる良ガンプラに仕上がっていると思うぞ!
以上、「HGUC ズゴックE」のガンプラレビューでした!