今回は「HG ガンダム G-エルス」のガンプラレビューです。
ガンダムビルドダイバーズブレイクに登場し、ゼンが使用するガンダムGエルスをご紹介。
2020年発売。
HGガンダムG-セルフのリデコキットになり、特徴的な黒い成型色や外装一部・武器が新規造形として付属します。
という事で、HGガンダムGエルスをレビューしていきたいと思います!
HGBD:R ガンダム G-エルス
G-セルフをベースとし、四肢末端部の機能拡張をコンセプトとしたガンプラ。
G-SELFの対になるよう命名され、SELF(自己)に対しELSE(その他)という意味合いが込められています。
ちなみに今回のG-エルスは、マスダイバーの道を選んだ「黒い装甲・マスクアーマー」のAFTERバージョンの姿で立体化されています。(BEFOREは白だったり細部が異なるデザイン)
組み立て書にはゼンが記載。
何気に、ガンダムビルドダイバーズ13話でシバのメッセンジャーとしてアニメに登場しています。
ホイルシールの量は多く、細かなパープル部は全てシールになります。
※本キットに紫のランナーは付属せず
HGジーセルフの余剰パーツがこちら。大気圏用パックは組むことができません。
そして完成したHGガンダムG-エルスがこちら。
顔や胸部・腕部・脚部・フレームなどにG-セルフのパーツが多く使われていますが、外装一部や武器が新規造形になっています。また、成型色がガラリと変わりイメージがだいぶ変わりました(*_*)
トゲトゲした悪っぽさが際立つデザインですね。
接地性は優秀で、安定して自立します。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。腕は真横まで広がり、開脚範囲も広いです。ただ、腰を撚る動作(画像下)は苦手です。
腕関節は90度曲がり、ヒザ関節は90度強曲がります。ただ、足首パーツが高くなった影響でヒザ立ちは苦手です。
関節パーツはHG G-セルフのランナーが使われているため、今のガンプラ目線で見ると可動域はそこまで広くありません。
特に脚をハの字に開く動作が苦手なので、ベースキットが足を引っ張っている感じです。
AFTERバージョンという事で、4本のアンテナと4ツ目という異形感を感じるデザインになっています。(本来のG-エルス(BEFOREの白)の頭部にマスクアーマーを装備した姿)
ガンプラ的にはG-セルフの頭部パーツに、新規造形の「ツインアイとマスク」+「アンテナパーツ」の2パーツを足した構造です。
頭部は前後はめ込み式で、頭頂部と側面に合わせ目が出ます。
アップで。広範囲の額をはじめ、細かいところも全てシールで色を補います。
胴体は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
胸部まわりはそれなりに色分けされており、中央はクリアレッドのパーツが使用されています。
背部には大気圏用パック(別売り)を取り付け可能です。※後述
肩はボールジョイント接続で前後に可動。上部は合わせ目が出ない分割構造です。
肩のパープル部もシールです。
肩の一部に合わせ目が出るもののほとんど目立たず、腕は合わせ目無し構造です。
「肩内部ブロック」「前腕部後ろ(ヒジ側)」のパーツが新規造形で、
両腕にグローアップアームを装着します。
先端のクローは開きますが、内側には肉抜き有り。
ビームサーベルとビームライフル機能(画像下)を搭載しています。
↑の白いパーツは大気圏用パックの翼が流用されていて、前方へ展開します。
腰部の色分けは優秀で、中央はシールの上にクリアパーツをはめ込む仕様。
股下にはスタンド用の3mm穴が空いています。(G-セルフと共通部分)
脚部。前面と関節パーツは合わせ目無しですが、
側面はほぼ一直線に合わせ目が出ます。(ここもG-セルフと共通部分)
脚部側面のクロー内部はクリアパーツが使用されています。ただ、黒いパーツは合わせ目有りです。
内側グレーなど細かく色分けされていて、基部で360度ロール回転します。
足首パーツの構造はこんな感じ。細かな動きをつける事ができ、クローも可動します。
それでは武器を持たせ、アクションポーズいってみます!
グローアップアームを一度外し、グリップを前に引き出したあと手に持たせるような形で構える事ができます。
グローアップアームで攻撃!
グローアップアームの銃口に接続すれば、ビームサーベルを展開できます。
ビームエフェクトパーツは2本付属します。
飛びかかるG-エルス!
この悪そうな顔がタマラン……
敵を叩き切るG-エルス。
ビーム刃は足裏につける事もできます。
ビーム・ライフルはG-セルフのビームライフルと同じものが付属します。
グレー1色になっているため、塗装派モデラーさんは重点的な塗装ポイントになりそうです。
ビーム・ライフルで攻撃!銃持ち手は右のみ付属します。
グローアップアームの翼(実体剣)を広げて。
推進装置としての機能も搭載しているとの事です。
グローアップアームを外し、遠隔操作兵器としても展開できます。
ただ、スタンド穴は空いていません。
組み立て書によると、アクションベース5の挟み込み用に対応しているとの事です。(今回は別のスタンドを使っています)
グローアップレッグ(足首パーツ)も遠隔操作兵器になります。
こちらは3mm穴が空いているため、スタンドに対応。
ツメを折りたたみ、足裏のカカトパーツを展開させて再現します。
グローアップレッグ射出!
全グローアップユニットを展開!
色々な遊び方ができますね。
余剰パーツでHG G-セルフのサーベル柄も2本付属するので、ビームサーベルを従来のような形で装備させる事もできます。
HG G-セルフ(塗装済)と全身を比較。
グローアップレッグ(足首パーツ)が長くなった影響で、全高が高くなりました。
G-セルフの「大気圏用パックの翼」がグローアップアームに流用されています。
レーザーポッド(主翼下部に装備したグレーのパーツ)を取り付ける凸形状は残ったままとなります。(青枠)
大気圏用パックは、無改造でG-エルスに装着する事ができます。
背中がちょっと寂しかったG-エルスですが、このように他から何かを持ってきても面白そうですね。
宇宙用パックにも対応していますが、こちらは少し肩と干渉する感じです。
HGBDガンダムシャイニングブレイクとディスプレイ。
プレバン限定のHGガンダムG-エルス(BEFORE)と比較。
違いは↓でどうぞ。フェイスマスクが変化していたりします。
ビルドダイバーズブレイクのガンプラでパシャリ。
HGBD:R ガンダム G-エルスの感想
ということでHGガンダム G-エルスのご紹介でした。
ベースキットのHG G-セルフ自体高可動ではなかったというのもあり、最近のガンプラ目線で見た場合可動域は広くありません。(足をハの字に開くのが苦手)
ただ、不思議とかっこいいポーズは決まるように思います。
グローアップユニットが遠隔操作兵器としてディスプレイできるので、迫力のある姿で展示する事ができました。
シールで色を補う部分は結構多いので、全箇所部分塗装したら化けそうなガンプラだと思いますぞ(*´ェ`*)
以上、「HG ガンダム G-エルス」のガンプラレビューでした!