今回は「MGドム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムに登場し、黒い三連星などが搭乗するドムのアップグレード版MGをご紹介。
2022年発売。
旧バージョンのランナーを使用しつつ、新規金型とパーツ更新(MGドワッジのフレーム)によりアップグレードされています。
という事で、2022年版の最新MGドムをレビューしていきたいと思います!
MG ドム
最新フォーマットで発売された、MGドムさん。
旧MG版のドムは1999年に発売という事で、実に23年ぶりにリニューアルされたガンプラになります。
今回の内容を簡単に言うと旧MG版ドムのランナーを使いつつ、MGドワッジで使われていた関節が採用されているのが特徴です。
ホイルシールは付属せず、水転写デカールのみ付属します。
一応モノアイに貼る指示がありますが、モノアイのパーツ自体クリアピンクになっているのでデカールを貼らずとも色分けは完結します。(ただ、胸部の拡散ビーム砲は要塗装)
付属品一覧がこちら。
※「ジャイアント・バズ」「ラケーテン・バズ」「MS用マシンガン」「マシンガン用マガジン左右分」「ヒート・サーベル」「シュツルム・ファウスト×2」「パイロットフィギュア」
1/100パイロットフィギュアがこちら。
↑の立ち姿と、本体の中に組み入れるタイプの2種類が付属します。
大量の余剰パーツが出ます。
各装甲部分やフレームなど、このあたりのパーツが旧MG版から変更された部分です。全身にわたりアップデートされているのが見て取れますね。
MG高機動型ザクVer.2.0のパーツも少し余ります。
そして完成したMGドムがこちら。
旧MG版と比べ、パープル部分の成形色が少し濃い目で再現されています。
ABSレス仕様かつ、各関節は従来のポリキャップに加えKPS関節も採用されており最新ガンプラを感じる構造になっているのが特徴です。
「ドムに外れキットは無し」という噂をよく聞きますが、再現度の高い肉付きの良いプロポーションで立体化されていますね。
敢えてモールド量を抑えたアニメ/設定画に近い姿になっているので、古参ファンにも納得のスタイルに仕上がっているのではなかろうか。
巨大な足首パーツのおかげで、自立性が非常に高いです。
旧MG版と比べ接地性も向上しています。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、手足を大きく広げることができます。
肩内部フレームが可動式になり、前へ引き出す動作が得意になりました。(MGドワッジの構造)
手足の関節も90度以上曲がります。
真横を向く事はできませんが、腰はここまで撚ることができます。
頭部をアップで。ここは旧MG版のままですが、クリアパーツが使われており合わせ目もありません。
横、後ろから。
頭部は上げることができ、左右に振ることもできます。
頭部の装甲パーツを外せば、モノアイを動かすことができます。
簡単に外せるので、気軽に切り替え可能です。上方向にも可動します。
胴体の装甲は一部新規造形で、モールドがなくなり少し丸みを帯びたアニメに近いフォルムになりました。
胸部左側の拡散ビーム砲には、無色のクリアパーツが使われています。
ここは要塗装です。
コクピットハッチは開閉できます。覗き込むと、座っているパイロットが見える作り。
上半身は前後左右と、柔軟に可動します。
旧MG版のショルダーアーマーには合わせ目がありましたが、1パーツ成形になり合わせ目がなくなりました。
また、肩内部の球体もアップデートされていて合わせ目が出ない作りに進化しています。
腕は新造されており、一部MGドワッジのパーツが使われています。
腰回りのスカートは旧MG版と同じで、アーマーが可動します。
リア内側バーニアは独立可動します。
股間軸は、前後にスイング可動します。
このあたりが特に、新フォーマット版の売りと言えそうです。
スカート内側は、赤の裏打ちパーツで色分け済みです。
スタンドに展示する際は、↑枠のアクションベース4股間止め「ACB-4B⑨」に対応します。
足を少し外側に引き出し、引っ掛けるようにして取り付けます。
脚部の外装は旧MG版と変わりませんが、内部フレームがアップデートされた事により3軸可動タイプに変化しています。
画像では見えないですが、ヒザ関節フレームには合わせ目が出ます。
しっかりとバーニアも造形。足首フレームにMGドワッジのものが使われているため、可動域と接地性が向上しています。
足裏はリックではないドムの特徴である、ホバー・ユニットになっています。
背面のスラスターはぐるぐるまわります。
ヒート・サーベルのラックは、カバーが開閉します。
ドム、ホバー移動で強襲!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ジャイアント・バズから。
今回手首パーツはエモーションマニピュレーターになっていて、全ての指が関節含め独立可動するものが付属します。
基本的に武器は↑枠の接続ジョイント方式になっており、ガッチリと保持できるのが特徴です。
ジャイアント・バズのグリップは非可動ですが、2箇所好きな位置に接続できる作りです。
センサーのハッチは開閉可能で、中にはクリアピンクのパーツが使用されています。(センサー自体も可動)
ジャイアント・バズをぶっ放すドム!
フォアグリップは可動し、両手で構えることができます。
センサーを覗き込むようなポージングも可能です。
……カッケェ!(>ω<;)
こちらはラケーテン・バズ。
ある程度グリップが可動しますが、合わせ目は普通に出ます。
ラケーテン・バズで攻撃!
バズーカ2丁持ちでパシャリ。
暴れまわるドム!
マシンガンも付属します。
腰側面のカバーを外し、マガジンを取り付ける事もできます。
左右分、形の違うものが入っています。
ドムって、マシンガンも似合うよね……。
いい感じ……。
マシンガンも、腰側面にマウント可能です。
ヒート・サーベルを持たせてみます。
こちらも凹凸を合わせるようにして持たせるため、ガッチリと保持できます。
ヒート・サーベルを抜刀!
シュツルム・ファウストは、2つ付属します。
こちらも腰部側面にマウント可能です。(左右とも)
シュツルム・ファウストは、↑枠のパーツに差し替える事によりロケット弾用に切り替える事もできます。
HGUCドム/リック・ドムと比較。
Gジェネ版も加え、色々なドムでディスプレイ。
HG版は2006年発売と結構古いガンプラに分類されますが、今のガンプラ目線でも通用する超優良キットに仕上がっています。↓のレビューもあわせてどうぞ。
最後に、MGリック・ドム(右)と比較。
本キットのリデコキットとなり、パッと見で紫の色合いが変化しているのが見て取れます。
細かな違いはMGリック・ドムのレビューの方でどうぞ。
MG ドムの感想
ということでMGドムのご紹介でした。
MGドワッジの関節フレームを使いつつ、「胴体」「肩」「腕」「脚部」「武器類」などが大幅にアップデートされているため、ドムのVer.2.0と言っても差し支えないクオリティで立体化されていました。
旧MG版と比べた場合、特に可動範囲と接地性が向上しています。ポージングにこだわるモデラーさんなら、今回の2022年版MGドム一択で間違いないと思います。
惜しむべきは、今回も入手しづらくなっている点ですね……!(>ω<;)
ホビーオンラインショップで、1住所1つまでの購入制限とかで買えるようにして欲しいと切に願います。
ちなみにMGリック・ドムの発売も決定しているので、宇宙用が欲しい場合はそれを待つのも手だと思いますぞ!※↓MGリック・ドム
以上、「MG ドム」のガンプラレビューでした!