今回は「MG ガンダム試作1号機 ゼフィランサス」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYに登場し、コウ・ウラキが搭乗するガンダム試作1号機 GP01ゼフィランサスをご紹介。
1997年発売。
コア・ブロック・システムが採用されており、コア・ファイターIIを本体内部に組み込む事が可能。
また、今のマスターグレードと比べた場合珍しい本体ディテールアップパーツ(接着剤を使って再現)が付属します。
という事で、MGガンダム試作1号機 ゼフィランサスをレビューしていきたいと思います!
MG ガンダム試作1号機 ゼフィランサス
マスターグレード第10段として発売されたゼフィランサスさん。
90年代に発売されたMGという事で、今回は今のガンプラ目線で見た場合どんな出来になっているかを中心に見ていきたいと思いますぞ!
デカールは「ホイルシール」「マーキングシール」「ドライデカール」の3種類が付属します。
昔のMGという事で、一部細かなところはホイルシールで色を補います。
まずはコア・ファイターIIから。
シールを使っても一部細かなイエローが足りない箇所がありますが、基本的な色分けは良好です。
キャノピーは無色のクリアパーツが使用されていて、開閉します。
簡易的ではありますが、コクピット内部にはパイロットが造形されています。
底面に取り付けるランディングギアが付属するので、コア・ファイターII単体でも展示する事ができます。
それでは本体に組み込んでみます。
↑画像のように各部折りたたみ、
上半身と下半身の間に組み込めば
ガンダム試作1号機ゼフィランサスの完成です。
コクピットハッチは開閉します。
後発のRG版でもコア・ブロック・システムが採用されていますが、RGとは違いMG版では上半身が抜けにくいです。
装甲色のホワイトは、少し緑がかった成形色になっているのがMG版の特徴です。
関節フレームにはABS樹脂が使用されているため、塗装による破損にはご注意を。
今のMG目線で見た場合、モールド量があっさりしています。
また、顔付きを含めアレンジされている箇所が少ない気がするので、劇中再現派向けなプロポーションで立体化されている印象です。
内部フレームを組み上げながら外装をかぶせていきます。
最近のMGほどパーツ数が多くないので、サクサクと組み上げる事ができました。
内容物がこちら。
※「ビーム・ライフル」「ビーム・サーベル×2」「シールド」
手首パーツは左右の「握り手」「武器持ち手(指可動式)」「平手」の計6つが同梱。
スペアのアンテナパーツや、ディテールアップパーツが同梱するのが特徴です。
1/100コウ・ウラキも付属。
ディテールアップパーツをアップで。
これは好みの場所に接着剤で取り付けてください、的なパーツになっています。
今のガンプラ目線で見た場合可動域は狭く、手足はあまり広がりません。
顔もそこまで上がらず。
手足の関節は90度強曲がり、ヒザ立ち可能です。
腰はここまでしか撚る事ができません。
1997年製という事で仕方ない部分かもしれませんが、全体的に見て可動域は狭いです。
頭部をアップで。トサカ中央のメインカメラには、無色のクリアパーツが使われています。
モニタリング用のブレードアンテナはめちゃめちゃ細いパーツになっているので、破損にはご注意を!(>ω<)
パーツをはめ込むときに折れそうになり、ヒヤっとしました。
頭部は前後はめ込み式で、側面から頭頂部にかけて合わせ目が出ます。
胴体をアップで。V字とエアインテークの黄色い部分は、ホイルシールで色を補います。
側面に合わせ目はありません。
バックパックは上部に合わせ目が出ます。
色分けは甘く、グレー1色成形です。左右のビーム・サーベル柄は着脱可能です。
ショルダーアーマー側面は一部レッドなどで要塗装です。
上から見た場合、サブセンサー(突起部分)に合わせ目が出ます。
腕は肩内部ブロックに合わせ目あり。
手首パーツは、「武器持ち手(指可動式)」「握り手」「平手」が左右分付属します。
腰部のイエローにはシールを使います。
サブドライブシステム(フロントアーマー)やサイドアーマーは色分けされています。
リアアーマーを含め、全て可動します。
脚部は「ふくらはぎ」「アンクルガード後ろ」に合わせ目が出ます。
ヒザのナロウレンジセンサー(赤いライン)はシールです。
「ウラキ少尉、突貫します!」
ガンダム試作1号機ゼフィランサス、戦闘開始!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ビーム・ライフルから。
照準サイト部分は無色のクリアパーツが使われています。
↑の「指可動式手首パーツの保持力が弱過ぎる」点が弱点です。
そのまま持たせるだけなので(凹凸をあわせて持たせるような事はしない)、ちょっとぶつかるとすぐに外れてしまいます。
シールドがこちら。
前腕部の後ろ側に取り付けるため、ポージングがちょい難です。
シールド内側のグリップは可動しますが、接続テンションがユルユルのためここを持たせて構える事はできませんでした。
強度は要調節といった感じです。
ただ、シールドは差し替え無しで折りたたむ事ができます。
アクション!
ビーム・ライフルを構えるゼフィランサス!
フォアグリップは可動しますが、両手で構えるのは少し無理が出ます。
ビーム・サーベルを抜刀!
こちらもただ指で支えるだけなので、抜け落ちやすいです。
アクションポーズは苦手だぞ!w(*ノェノ)
二刀流で。
ビーム・ライフル+ビーム・サーベルで。
無改造の場合、シンプルなポーズで飾っておく系のガンプラと言えそうです。
コウ・ウラキのフィギュアとディスプレイ。
こちらのフィギュアはかなり古いものになるのですが、今の時代かなりレアなフィギュアになっていると思うぞ……(*´ェ`*)
本キットの3年後、2000年に発売されたHGUCガンダム試作1号機ゼフィランサスと比較。
HGUC版の更に13年後の2013年に発売された、RG版のゼフィランサスと比較。
HGUC版とRG版は、装甲色が純粋なホワイトになっています。
今から買う場合、ディテール・色分け・可動の面だとRG版がオススメです。
MGガンダムGP01Fb(フルバーニアン)と比較。
共通ランナーが使われています。
アップで比較。
MG ガンダム試作1号機 ゼフィランサスの感想
ということでMGガンダム試作1号機ゼフィランサスのご紹介でした。
1997年製という事で、MGとしては色分けが甘く可動域が狭い古いMGといった印象です。
武器の保持力も悪いので、MSハンドなどへの交換がオススメ。
長所はアレンジの少ないプロポーション・顔付きで立体化されている点に尽きると思います。劇中のイメージから逸脱しないゼフィランサスが組み上がるのが売りだと思います。
素組み派モデラーさんは満足いかない可能性大ですが、ある程度手を加えるモデラーさんにはいじりがいのあるキットになっていると思うよ……(*´ェ`*)
以上、「MG RX-78GP01 ガンダム試作1号機 ゼフィランサス」のガンプラレビューでした!