今回は「MG ジェガン」のガンプラレビューです。
『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』に登場し、ロンド・ベル隊の主力機として運用されたジェガンが待望の1/100マスターグレード化となりました。
完全新規造形の内部フレーム、ハンドパーツは左右4種類付属、コックピットハッチは開き合わせ目の少なさやパーツ分割による色分けが優秀な気合の入ったガンプラに仕上がっています。
という事で、今回は発売を心待ちにしていたファンも多いMGジェガンをガッツリと写真多めでレビューしていきます!
MG ジェガン
待望のMG化ですね。ていうか「何故今まで出なかった!?感」が凄まじいジェガン。
良くも悪くも、そのおかげで最新フォーマットによる1/100スケールのジェガンが組めるのでファンにはたまらないですね。
組み立て書とシール。シールは連邦軍、ロンド・ベルのマーキングはもちろん機体番号などびっしりと細かなマークが付属します。
完全新規造形のジェガンフレームですが、先にフレームから組んでみました。
思ったよりパーツ数が多くないので意外なほどサクサク組めます。
各関節強度もビシっと決まりポーズが固定されるので作りがめちゃめちゃいいです。
内部フレーム単体で見てもメカニカルで精細な見た目になっていますね。
ちなみにポリキャップを使用しないキットになっています。ポリキャップ無しでも関節強度が強いのでヘタりも無さそうです。
そして完成したMGジェガンがこちら。
MGにしてはモールドが少なく、劇中アニメ寄りになっています。
個人的にはこの路線が大好きなのですが、カスタム派モデラーさんは細かなモールド彫りまくってバキバキにカスタムしてもかっこいいかもしれません。
成形色は綺麗な薄いグリーンで劇中・設定画に忠実なカラーリングになっています。
そして関節もグレーではなく、ネイビーブルーになっている点も良くわかってらっしゃる……。(D型、A2型のようなUC勢はグレーですがノーマルジェガンは紺色)
手脚も良く上がり立ち膝可能、腰も360度回転と可動域は完璧です。
ここまで完璧だとつっこむところが全くありません……(*´ェ`*)
頭部は額・左右・上部・マスク、と全て別パーツになっているので合わせ目が出ない構造。
センサー部はもちろんクリアブルーのパーツになっています。
クリアパーツの下はモノアイのようになっており、ブルーのシールを貼る構造。
透けて中のメカニカルな構造が見えるのが超かっこいいです。
バルカン・ポッド・システムは2パーツのシンプルな構造。
バルカンの銃口など造形も細かいです。
頭部は上下左右(後ろも)にかなり動きます。
胸部はMGのアレンジが入っていて、胸のパネルが別パーツのようになっています。
いや、アレンジじゃないか。そう……ピンと来た方もいると思いますが……
胸部で言えば、ここを変えればジェガンM型になるのでプレバンでBタイプが発売されるのが想像できます。(F91のやつ)
否、100%出るでしょう(真顔
ハッチを開けるとパイロットが。
組んだら見えませんが中身はムーバブルフレームになっていました。
胴体の上部、側面は段落ちモールドのようになっているので合わせ目消しする必要ナシです。
上半身はこのあたりまで前に傾ける事ができます。
肩のオレンジ、グレー部分は別パーツになっているのでパーツ分割による色分けは優秀です。
とはいえ画像下の丸部分はMGアレンジされており、本来オレンジじゃないので原作再現派は要塗装です。
肩は内部フレームがかなり前方まで傾き、腕組みが余裕でできちゃったりします。
このあたりの可動域はさすがに最新フォーマットなだけあり、もの凄い動きます。
腕部は合わせ目無し。ポリキャップレスですが関節強度が丁度良いのでカッチリしています。
なんかここまで完璧だと語る事が少なくてレビュアーとしては寂しいです……w(*ノェノ)
手は先端の4本指部分を交換する構造です。(握り手・サーベル持ち手・平手・ライフル持ち手)
両手分4種類付属しますが、握り手(写真右上)のみ少し外れやすいです。
※ちなみに親指の関節は曲がる構造
バックパックはバーニア内部のオレンジ部分が別パーツ化されています。
HGUCでは色分けされていなかった部分なので嬉しい箇所となります。塗装派モデラーさん大歓喜部分じゃなかろうか。
スラスターをつなぐ動力パイプも色分けされていますが、劇中ではグリーンのままなので原作再現派は要塗装です。(この方がかっこいいけどw)
スラスター内部オレンジも別パーツ化されています。
このジェガン、パーツ分割による色分けが本当に優秀です。
バックパックのスリットも開口されているので見栄えがかなり良いです。
スラスターはこの位置まで可動します。
腰まわりの色分けも優秀です。
パチ組み派塗装派誰もが幸せになれるパーツ分割。
サイドアーマーは右側がサーベルラック、左側がハンドグレネード。
ハンドグレネードは3つ分で1パーツになっていて、手に持たせる事はできませんがカバー部分が開きます。
脚の付け根は上下にスイング可動し、脚の可動範囲を広げる事ができます。
そしてちゃんと決めた位置で固定されるのでストレスフリーです。
専用のアクションベース用パーツは股下に接続します。
ガッチリ固定されたので落下する事はありませんでした。
脚部は特徴的な曲線が忠実に再現されています。
各スラスター部もパーツ分けされています。
足先はこの程度まで傾くので接地性は良好。
縦方向にはこの程度まで可動、つま先も上がります。
もちろん足裏には肉抜き無し。
つま先のオレンジはこのように内部パーツにより色が再現されています。
こちらが付属する武装一覧です。(ビームライフル、シールド、サーベルエフェクトパーツ2本)
ジェガンはサーベルを1つしか装備していないので、エフェクト1つは余剰パーツになります。
シールドは裏側の色分けも完璧でモールドもびっしり刻まれています。
基部を左腕後ろ側に差し込み固定させますが、ガッチリ接続されるのでポロリの心配はありませんでした。
シールドはロール回転し、2連装ミサイルランチャーも色分けされています。
ジェガン、2連装ミサイルランチャーで攻撃!
サーベルラックはHGUCではなかった取り出しギミックが搭載されています。
※HGUCでも引き抜けますが、下部ごと傾ける事は出来ませんでした
ジェガン、ビームサーベルを抜刀!
サーベル持ち手が構造上ガッチリ保持できないので、動かしていると高確率でポロリします。
(一度ポージングさせて触らなければ大丈夫ではあります)
個人的には親指が可動するハンドパーツってあまり好きではないんで、固定式のサーベル持ち手をつけてほしかったというのが本音だったり。
ビームライフルはモナカ構造です。
4本の指先端パーツと一緒に取り付けて保持しますが、こちらはガッチリ持たせる事ができました。
ビームライフルで攻撃するジェガン!
マニピュレーターの形状が細かく、見栄えがいいです。
それでは適当に何枚か。
HGUCジェガン(塗装済)と比較。
今回のMGはHGUCジェガンのスケールを上げ、「細かな形状を追加」「色分けを強化(成形色の劇中再現度含む)」「可動域を広く」したキットという印象です。
HGUCジェガンのレビューは↓

これはジェガン好きなら絶対満足するよ……(>ω<)
不満点がほんと少な過ぎる。
MG ジェガンの感想
という事でMG ジェガンのご紹介でした。
まず合わせ目ですが、ビームライフル以外だと
↑ここだけです。
分割したままでもあまり気にならない箇所かもしれません。
そしてわたしが今回特に感動したのは、
↑フレームの色がちゃんとネイビーブルーになっていた点です。
HGUCではグレーだったので残念でしたが、ここの色合いが原画・劇中色と同じ成形色になっていたので素組み派モデラーさんはかなり嬉しいポイントではないでしょうか。
そして何より……
パーツ分割による色分けも最高です。
特に肩のダクトはHGUCではかなり塗りにくかった部分なので、色再現にこだわるモデラーさんはHGUCよりもむしろMGを組む方が早く完成するのではないでしょうか。
総評として、驚異的な色分け・可動域・合わせ目の少なさからいってかなり隙の無い完成度を誇っているジェガンに仕上がっていました。
今後、鬼のようなバンダイ狂気のバリエーションキットがプレバンで出るのは間違いないでしょう。
ジェガンマニアのわたしですら、プレバンのMGは高いと思うので揃えるかちょっと考え中ですw
追加分のパーツだけ安く売ってくれたら全部買うけどそれはなさそう(*_*)
とりあえず、全てのジェガンシリーズの基本となる今回のMGジェガンだけでもゲットしておく価値は十二分にあると思いますぞ!
ぶっちゃけHGUC版もプロポーションが良く、MGほどの色分けはされていないものの可動域以外は出来がいいので、手を加えるモデラーさんはHGUC版もオススメだよ!

以上、「MG ジェガン」のガンプラレビューでした!
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