今回は「MGリック・ドム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムに登場するリック・ドムの、2022年発売マスターグレード版をご紹介。
リニューアル版のMG 1/100 ドムのランナーを使いつつ、宇宙用であるリック・ドム特有の「背部スラスター・ユニット」「リア・スカート・アーマー」「足裏バーニア・ユニット」が付属します。
成形色も微妙に変化しており、大型試作ビーム兵器のビーム・バズーカが付属。
という事で、MGリック・ドムをMGドムとの比較画像を含めてレビューしていきたいと思います!
MG リック・ドム
2022年版のMGリック・ドムのボックスアートは、足裏のバーニア・ユニットを見せつけるようなかっこいいCGで描かれています(>ω<)
ちなみにMGリック・ドムは1999年にも発売されていますが、今回は2022年版のMGドムと同様に「MGドワッジ」の関節フレームが採用されているため、現代風MGにアップデートされています。
今回も水転写デカールが付属。リック・ドム専用のものになっています。
また、ビーム・バズーカのセンサーに使うジュエルシールも付属します。
付属品一覧がこちら。
※「ジャイアント・バズ」「ビーム・バズーカ」「ヒート・サーベル」「1/100パイロットフィギュア」
MGドムに入っていた「ラケーテン・バズ」「MS用マシンガン」「シュツルム・ファウスト」が同梱しないかわりに、ビーム・バズーカが付属する感じです。
という事で、付属武器数はMGドムから減っています。
大量の余剰パーツがこちら。
旧版MGドムのパーツなどが色々余ります。
そして完成したMGリック・ドム(2022年版)がこちら。
関節フレームにMGドワッジのパーツが流用されているため、最新フォーマット風にアップデートされているのが特徴です。
MGドムと同様に、地味にショルダーアーマーも前後はめ込み式から1パーツ方式に変更されており合わせ目が出ないパーツ分割構造になっています。
ただ売りでもあるビーム・バズーカはほぼ旧版と同じ仕様のため、ど真ん中に合わせ目が出たりはします。
リック・ドムという事で、特に後ろ姿が変化しているのが特徴です。
ではMGドム(2022年版)とどこが変化しているのか見ていきます。
まずはご覧のとおり、紫の色合いが渋めの成形色に変更されているのが特徴です。
背部を比較。ドムは地上用、リック・ドムは宇宙用という事で細かな点が変化しています。
具体的に比較。前から見た場合、成形色以外はほとんど変化を感じません。(あえて言うならリアスカートが見えた場合そこが変化しているだけ)
背部を比較。
スラスター・ユニットと、腰部リア側のスカート・アーマーが変更されています。
足裏を比較。ドムではホバー・ユニットが搭載されていますが、リック・ドムではバーニア・ユニットに変化しました。
以上、本体の違いは「成形色」「デカール類」「背部スラスター・ユニット」「リアスカート」「足裏ユニット」です。(武器の違いについては後述)
可動域は広く、手足は大きく広がり顔を上げる動作も得意です。
手足の関節は90度以上大きく曲がります。
真横を向くことはできませんが、腰を撚る事ができます。
頭部をアップで。モノアイとモノアイカバーにはクリアパーツが使用されています。
※このあたりはMGドムと同じです
横、後ろから。合わせ目はありません。
頭部の装甲パーツを外せば、モノアイを動かすことができます。
左右のほか、上下にも可動します。
胴体をアップで。胸部左の拡散ビーム砲にもクリアパーツが使用されています。
コクピットハッチは開閉し、中に座った状態の1/100パイロットフィギュアを乗せることができます。(組み終わったら取り出すのはちょい難しいので、パイロットは組み込む前での塗装推奨)
合わせ目が出ないショルダーアーマーは、内部のレッドも色分け済みです。
肩フレームを引き出す事ができ、前方向への可動に優れています。バズーカを両手で構える時などに便利な引き出しギミックです。
腕部をアップで。地味に基部の球体もパーツ分割方式が変化しており、合わせ目が出ない作りに進化しています。(2022年版MGドムと同様)
手首パーツはエモーションマニピュレーターが採用されており、指関節を細かく曲げることができます。専用の武器持ち手などは付属しません。
腰回りのフロントスカートは可動。このリアスカートがリック・ドムの特徴です。
足の付け根軸は前後に可動します。
下から覗き込むとバーニアが搭載されているのがわかり、それぞれ動かすことができます。ただバーニア自体は、MGドムと同じ作りです。
脚部を外側に引き出すことにより、アクションベース4股間止め用8mm幅(ACB-4B⑨)に対応します。
ボリューミーな脚部。足を曲げた際に露出する関節フレームには、合わせ目アリです。
リック・ドムの特徴である、バーニア・ユニットが搭載された足裏がこちら。
カカト付近の内部にもバーニアが搭載されており、内部装甲は赤の裏打ちパーツで色分けされています。
スラスター・ユニットはリック・ドム特有の形になっており、ぐるぐる可動。
内部は↑の下画像のようになっていて、見えないところも作り込まれているのが好印象です。
ヒート・サーベルは、背中にマウントできます。
足裏のバーニア・ユニットをチラせつきながら展示。
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
まずはリック・ドム最大の売りである、ビーム・バズーカから。
MGドムには付属しない目玉武器になりますが、ほとんど旧MG版と同じ作りで合わせ目の目立つパーツ分割構造です。
手首パーツ内とグリップの凹凸をあわせて持たせるため、安定して構える事ができます。
また、2箇所から好きな位置で持たせることができるのも特徴です。
センサー部のジュエルシールをアップで。
↑画像下のように、合わせ目は結構目立ちます。
ビーム・バズーカを構えるリック・ドム!
アクション!
顔を上げる動作が得意かつモノアイが上へ可動するので、面白いポージングが楽しめます。
手を添えて。
MGドムにもついてくる、ジャイアント・バズも付属します。
スコープにはクリアパーツが使用されており、スコープカバーは開閉します。
フォアグリップが可動し、両手で構えることができます。
肩の引き出しギミックの恩恵で、無理なくポージングできます。
ジャイアント・バズをぶっ放すリック・ドム!
ダブルバズーカ状態でパシャリ。
それぞれどちらの手にも持たせることができます。
イイ感じ……!(>ω<)
ヒート・サーベルを抜刀!
ヒート・サーベルはMGドムと同じものが付属します。
こちらもグリップと手の平の凹凸を合わせるように持たせるため、ガッチリと保持できます。
斬りかかるリック・ドム!
HGUC 1/144 ドム/リック・ドムと比較。
HGUC版のドムはドムとリック・ドムどちらで組むこともできるのが特徴です。
リックではない、MGドムのレビューは↓でどうぞ。
MG リック・ドムの感想
ということでMGリック・ドムのご紹介でした。
まとめると、2022年版MGドムとの変更点は「成形色」「デカール類」「背部スラスター・ユニット」「リアスカートの形状」「足裏のバーニア・ユニット」で、「ラケーテン・バズ」「MS用マシンガン」「シュツルム・ファウスト」が付属しないかわりに巨大な「ビーム・バズーカ」が同梱します。
そのまま組んでも良し、塗装してシャア専用リック・ドムを再現するも良しで、現代風アップデートされたまさに最新ガンプラ感ただようリック・ドムが再現されていると思うぞ!(>ω<)
このレベルになるとあまり不満はないですが、肩が多少引き出しにくかったりするのでポーズ付けの際は破損にはご注意を!ネットで検索してみると、早速シャア専用リック・ドムに塗装したモデラーさんもいて、そのクオリティに感動しました……(*ノェノ)
以上、「MG リック・ドム」のガンプラレビューでした!