今回は「MG XXXG-01S シェンロンガンダム EW」のガンプラレビューです。
新機動戦記ガンダムWに登場し、張五飛が搭乗するシェンロンガンダムのエンドレスワルツ版(アーリータイプ)のMGをご紹介。
2011年発売。
同アーリータイプのMGと同様に可動性の高いXXX-Gフレームが採用されており、カトキハジメ氏によりデザインされたマーキングシールが付属します。
新デザインのドラゴンハングは5ヶ所の可動により、牙部分の展開ギミックを再現。
という事で、MGシェンロンガンダムEWをレビューしていきたいと思います!
MG XXXG-01S シェンロンガンダム EW
俗にアーリータイプと呼ばれるシェンロンガンダムの、MG版ボックスアート。
同シリーズ共通のXXX-Gフレームが採用されており、カトキハジメ氏によるデザインやギミックの再検証を経てデザインされているのが特徴です。
とはいえ2011年製という事で、今や10年以上前のMG。今回は今のガンプラ目線で見るとどうなのかという視点でレビュっていきたいと思いますぞ……(*´ェ`*)
ホイルシールとマーキングシール、ガンダムデカール(ドライデカール)の3種類が付属します。
付属品一覧がこちら。
※「ビームトライデント」「ドラゴンハング」「シールド」「ビームトライデント用マウントパーツ」「アクションベース用ジョイントパーツ」「1/100張五飛」「ハンドパーツ切り替え用指パーツ各種」
1/100張五飛のフィギュアをアップで。
そして完成したMGシェンロンガンダムEWがこちら。
関節フレームにMGアーリータイプ系の共通フレームが採用されていますが、ABS樹脂製になっており関節強度はキツめに設計されています。
その他外装はEW版らしいスタイリッシュなプロポーションで立体化されているのが特徴です。
画像では伝えづらい部分なのですが、大きさの割にズッシリと重さがあるので所有欲が満たされる重厚さを感じます。
接地性・自立性ともに優秀。
見た目に関しては、今のガンプラ目線で見ても見劣りしない出来に仕上がっているのではなかろうか。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は大きく広がり顔を上げる動作も得意です。
手足の関節は90度以上曲がり、ヒザ立ち可能です。
上半身は360度回転します。
KPSフレームを多用した最新のMGのように変態可動はしませんが、必要十分には動く印象です。
頭部をアップで。バルカンは内部からパーツが露出する形で色分け済み。
MGらしく、アンテナ先端に安全フラッグはありません。
前後はめ込み式ですが、合わせ目はモールド位置になっています。
胴体も細かく色分け済み。
こちらも前後はめ込み式ですが、側面の合わせ目は段落ちモールド位置になっています。
コクピットハッチは開閉します。
中には座った状態のウーフェイを乗せますが、組み上げてしまうとあまり見えなくなります。
ショルダーアーマーは前後はめ込み式で、合わせ目は段落ちモールド位置になっています。
肩は軸接続で、前方向への可動に優れています。
腕部。手首付近の細かなイエロー部分も、パーツ分割により色分け済みです。
手首パーツは「握り手」「平手」「武器持ち手A」「武器持ち手B」の4パターンに切り替え可能です。(左右とも)
腰部もイエロー部が細かく色分けされています。
本キット、色分けについてはほぼ完璧と言っていい出来です。
脚部はモモ側面、足裏フレームの一部に合わせ目が出ます。
が、ほとんど目立たないうえモモ側面はモールドにも見えるような分割構造になっています。(設定画ではモールドが無いので、原作忠実派モデラーさんは要合わせ目消し)
足を曲げた際に露出する関節フレームにも、合わせ目が出ます。
足裏フレームと同様、ABS部分なのでちょい手間がかかりそうな部分。
↑枠のジョイントパーツを股下に取り付ければ、アクションベースに対応します。(後ろからスライドさせるようにして取り付け。ガッチリと接続可能)
「目標を捕捉。いくぞ、ナタク!」
シェンロンガンダム、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
円形の小型シールドは、色分けが細かくシールいらずで再現できます。
シェンロンガンダムEW版の特徴であるビームトライデントは、指パーツ内と凹凸を合わせるようにして持たせます。(棒は2箇所から選択可能)
三叉状のビーム刃は、クリアグリーンのパーツが使用されています。
ビームトライデントを構えるシェンロガンダム!
突撃!
「見下げ果てた奴!」
ビームトライデントで攻撃!
両手で持たせる事もできます。
「弱い者に正義を語る資格は無い。覚えておけ!」
突き!
↑枠のパーツを交換すれば、ビームトライデントを背中にマウントする事ができます。
ただ、保持力はちょい弱です。
ドラゴンハングを見ていきます。
TV版のように大きな伸縮はしませんが、大型にデザインされています。
各部クローは展開します。
「俺に負けるのならば、貴様は悪だ!」
ドラゴンハングファイヤーを放つウーフェイ!
HGAC 1/144 シェンロンガンダム(左)と比較。
HGAC版は、TV版が発売されています。
本キットの武装追加キット、MG 1/100 シェンロンガンダムEW(タウヤー装備)と比較。
タウヤー装備は敗者たちの栄光に登場する新規武装を追加した内容で、プレミアム・バンダイ限定品です。
最後に、本キットのリデコキット「MG 1/100 アルトロンガンダムEW」と比較。
MGのアルトロンEWは成形色変更のほか、新規で「ツインビームトライデント」「ドラゴンハング(及び接続用の前腕部の一部パーツ)」「ドラゴンハング展開用スタンド」「マリーメイア軍の制服フィギュア2種」「水転写デカール」が同梱するのが特徴です。
MG XXXG-01S シェンロンガンダム EWの感想
ということでMGシェンロンガンダムEWのご紹介でした。
硬めのABSフレームを採用しているため塗装には適さないものの、古さを感じない可動・色分け・プロポーションで立体化されていると思います。
意外と重量感があり、ズッシリとしたガンプラに仕上がっているのでシェンロンファンなら満足する出来になっているかと。
弱点という弱点もないので、ファンには普通にオススメです。
獠牙が付属するMGシェンロンガンダムEW(タウヤー装備)もプレミアム・バンダイで発売されているので、再販タイミングがあえばこちらをチョイスするのも手ですぞ!↓
以上、「MG シェンロンガンダム EW」のガンプラレビューでした!