今回は「MG ストライクフリーダムガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場し、キラ・ヤマトが搭乗するストライクフリーダムのMG版をご紹介。
2006年発売。
スーパードラグーン機動兵装ウイングは、翼が開くギミックを搭載しておりスライド伸縮ギミックを搭載。
MGらしく特徴的な金色のフレーム構造が再現されており、台座も付属します。
という事で、MGストライクフリーダムガンダムをレビューしていきたいと思います!
MG ストライクフリーダムガンダム
2006年発売、MGストフリのボックスアート。
1/100スケールでは2022年にMGEX版も発売されていますが、今回はMG版のレビューになる点はご注意を!
ホイルシールとマーキングシール、ドライデカールが付属します。
ちょい古めのMGという事で、高エネルギービームライフルの青いラインなどはホイルシールで色を補います。
付属品一覧がこちら。
※「MA-M21KF 高エネルギービームライフル×2」「MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル×2」「MX2200 ビームシールド」「台座」「1/100キラ・ヤマト/ラクス・クライン」
手首パーツは、指可動タイプのものが1セットしか同梱しません。
1/100キラ・ヤマトと1/100ラクス・クラインをアップで。
アップで見ても中々良くできているぞ……(*´ェ`*)
そして完成したMGストライクフリーダムガンダムがこちら。
組む前は、もはや18年前に発売されたMGという事で多少舐めていたのですが、完成させてみると今のガンプラ目線でも通用するプロポーションで立体化されているのに驚きました(*_*;)
人気機体という事で、開発陣が発売当時に気合い入れまくったのが見て取れます。
基本的な色分けは優秀で、関節フレームはゴールド風の成形色(ウェルドラインの入った黄土色風ランナー)で再現されています。
非金メッキでABS樹脂が使われているため、塗装による破損にはご注意を。
もし関節が金メッキの方がいい場合は、値段は上がりますがフルバーストモードを購入するのがオススメです。
背部のプラットフォームには「EQFU-3X スーパードラグーン機動兵装ウイング」が8基搭載されているため、かなり重いです。
が、意外な事に自立は安定します。
それでは各部細かく見ていきいます!
頭部から。MGらしくアンテナはデフォルトで尖っています。
ツインアイやトサカのブルーはシールですが、頬のライトグレーなど細かなところは色分け済みです。
頭部は前後はめ込み式で、側面に一部合わせ目が出ます。
※↑枠の下部分は設定画でもモールド位置になっています
胴体をアップで。内部のゴールドがチラリと見え、非常にかっこいいです。
腹部のMGX-2235 カリドゥス複相ビーム砲もバッチリ再現。
胴体は前後はめ込み式ですが、上部・側面ともにモールド風になっています。
コックピットハッチは前方へスライドします。
組み上げてしまうとあまり見えなくなりますが、中に乗せる1/100キラ・ヤマトも付属するぞ!
腰部には↑枠のロックギミックが搭載されており、開くと腰を反る事ができます。
が、閉じた状態でも重さで後ろに反りがちにはなります。
上半身は360度回転します。
肩アーマー内部のスリット部分は色分けされていないので、ゴールドで要塗装です。
肩とウイングは、前後に大きく可動します。
腕部に合わせ目はありませんが、ハンドパーツは指可動式のものが左右分付属するのみです。
高エネルギービームライフルがポロリしやすいので、気になるモデラーさんは別途MSハンドなどを塗装して交換する方がオススメです。
腰部をアップで。リアアーマーも左右独立して動きます。
腰部左右のMMI-M15E クスィフィアス3レール砲は、基部・銃身ともにモナカ構造のため合わせ目が出ます。
リアアーマーを下にスライドさせれば、クスィフィアス3レール砲を後ろに持っていく事ができます。
凹凸接続により、リアアーマーに固定する事ができます。
この状態にすれば、腰部左右にMA-M21KF 高エネルギービームライフルをマウントする事ができるようになります。
脚部はふくらはぎ付近に合わせ目あり。モールドに見えなくもないので、気にならない場合はこのままでOKかもしれません。
足裏に肉抜きはなく、ゴールドで色分けされているうえモールドも細かいです。
脚部をアップで。ふくらはぎのカバーは開閉します。
腕は90度以上上がり、足は水平まで開脚します。
良くも悪くもABSが使われているため、止めたい位置で止まってくれます。
手足の関節は90度以上大きく曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
特に、腕の関節は180度近く曲がります。
アーマー内部にもモールドあり。
股下のパーツを外せば、台座用のスタンド穴が露出します。
↑枠部分ですが、外したパーツは台座の裏側に取り付けておく事ができます。
台座の取り付け軸(画像右)は3軸3段階構造で、角度を変える事ができます。
こちらが付属する台座です。スタンドの全高は、ストフリ本体ぐらいあります。
スーパードラグーンはスライド伸縮ギミックを搭載しており、外側に引き出す事ができます。
が、このあたりはスーパードラグーンや基部パーツを含め合わせ目の量が多いです。
こんな感じで、全て広げてスライドさせれば翼がより大きく見えるようになり、迫力あるディスプレイが可能となります。
ちなみに、全スーパードラグーンは着脱できます。
が、今回のMGには展開状態の展示用スタンドは付属しません。
翼を広げ、台座にディスプレイ。
別途アクションベースを購入する必要がないので、非常にコスパがいいです……(*´ェ`*)
美しい……。フリーダムって、ストフリ派とフリーダム派で結構好みが分かれるよね……。
「キラ・ヤマト、ストライクフリーダム、行きます!」
ストライクフリーダム、出撃!
それでは武装を切り替えつつ、ギミックを見ていきたいと思います!
MA-M21KF 高エネルギービームライフルをアップで。
左右で形や構造が違います。実はここが本キットの2つある弱点部分です。
「ブルーのラインがホイルシールになってしまう」のと、「武器の保持力が非常に弱い」点が弱点になります。
一応ハンドパーツ内とグリップの凹凸を合わせて持たせるのですが、ポロリが激しいので別途MSハンドなどに交換(+塗装)するのがオススメだぞ!
アクション!
武器の保持力に弱点はあるものの、めちゃめちゃかっこいいです……(*ノェノ)
高エネルギービームライフルを連結すれば、ロングレンジビームライフルになります。
各部パーツを動かすだけで、簡単に再現できます。
ロングレンジビームライフルをぶっ放すストフリ!
MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベルを抜刀!
ビーム刃のエフェクトパーツは、反った刀のような形状のものが2本付属します。
「やらせるかぁっ!」
無双するキラ!
こちらも連結可能で、アンビデクストラス・ハルバードが再現できます。
再現とかいいつつ、本編で一度も使ってないけどw(*ノェノ)
ジャキン!
MX2200 ビームシールドは基部パーツを展開し、赤いパーツの間にビームシールドを挟み込むようにして再現します。
左右どちらの腕にも装備可能です。
ビームシールドを展開!
腰部MMI-M15E クスィフィアス3レール砲を展開させてみます。
という事で……
ハイマット・フルバーストが再現できるぞ!
HGCE 1/144 ストライクフリーダムガンダムと比較。
HGCE版は2016年発売で、本キットの10年後に発売されています。
RG 1/144 ストライクフリーダムガンダム(左)と比較。
MGEX 1/100 ストライクフリーダムガンダム(右)と比較。
MGEX版は2022年発売というのもあり、クオリティがめちゃめちゃ高いぞ!(>ω<)
こちらもチェックしてみてくださいね。
MGフリーダムガンダムVer.2.0(左)と比較。
フリーダムのMGは↑のVer.2.0が2016年に発売されているため、ストフリより最新ガンプラ感漂うクオリティで立体化されています。
「ごめん、アスラン…でも、僕は行かなくちゃいけないんだ」
MG ストライクフリーダムガンダムの感想
ということでMGストライクフリーダムガンダムのご紹介でした。
まず弱点からですが、前述した通り「武器の保持力が悪い」のが最大の弱点となります。特に高エネルギービームライフルのロングレンジビームライフル状態ではまともに保持できないので、別途ハンドパーツは用意した方がいいかもしれません。
反面、その他の部分は2006年製のMGとは思えないぐらい出来がいいです。
最近のモールドがバキバキに入った(Ver.Ka的な)アレンジはされておらず、劇中の姿に近いモールド量で立体化されているのも特徴かと。ここは好みがハッキリ出ると思いますが、HDリマスターに登場する劇中ストフリを求めるモデラーさんには満足度が非常に高いと思いますぞ。
ということで今のガンプラ目線で見ても古さを感じないプロポーション・可動域・ギミックで立体化されていますが、今の時代2022年にMGEX版が発売されているので、そちらをチョイスする選択肢もある点はご注意を!
以上、「MG ストライクフリーダムガンダム」のガンプラレビューでした!