今回は「HGUC77ブルーディスティニー2号機」のガンプラレビューです。

機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINYに登場し、ニムバス・シュターゼンが搭乗するブルーディスティニー2号機の旧HG版をご紹介。
2007年発売。
※2017年に発売された、より最新のHGUC EXAM版は↓のレビューでどうぞ

HGUC77 ブルーディスティニー2号機

旧HG版(ナンバー77)のHGUCブルーディスティニー2号機さん。
もちろん2017年に発売された後発のEXAM版とは別造形になっていて、今回の旧版には「EXAM版に同梱する赤い肩パーツ(鹵獲後仕様)」は付属しません。

付属するマーキングシールがこちら。
1号機~3号機まで共通のものが付属します。(旧版は共通)

そして完成した「2007年版のHGUCブルーディスティニー2号機」がこちら。
新旧ともに良い面・悪い面があるので、今回はどちらを買おうか悩んでるモデラーさん向けレビュー記事を書いていくぞ!(>ω<)

1号機からの変更点は、「ガンダムフェイス」「ビーム・ライフル「シールド」「バックパック」「カラーリング」「ホイルシール」です。

それでは各部細かく見ていきます!

可動域は意外と広く、腕は水平以上上がり開脚範囲も広いです。
顔は少し上を向く事ができます。

EXAM版ほどではないにせよ、手足の関節は大きく曲がりヒザ立ち可能です。
特に、肘関節は180度近く曲がります。

腰はここまで撚る事ができます。
最近のガンプラのように柔軟には可動しないものの、そこまで古さは感じません。

悪そうな頭部をアップで。
トサカとツインアイはシールで色を補います。

頭部は前後はめ込み式で、側面に合わせ目が出ます。
↑枠の上側(頭頂部付近)は段っぽくなっており、設定画でもモールドがある部分です。

胴体と腰まわりも前後はめ込み式です。胴体の脇の下はモールド扱いでOKですが、腰には合わせ目が出ます。
胸部バルカン(左右の黒いパーツ)は別パーツにより色分け済みですが、黄色い部分や腹部有線式ミサイルランチャー(白い○)はホイルシールで色を補います。

ショルダーアーマーは青で固定です。
ジオンに強奪されたニムバスカラーを再現したい場合は、要塗装です。ちなみにEXAM版には赤い肩パーツも付属するので、連邦仕様を今回の旧HG版で仕上げ、鹵獲後仕様をEXAM版で再現する手もありますぞ……(*´ェ`*)

バックパックは、↑のようにかぶせる形で再現します。(1号機には付属しないバックパック)

バックパックには、ちょこちょこと合わせ目があります。
スラスターの白い部分は全面シールなのですが、角張った面に貼るため経年で剥がれてきます。ここは塗装推奨といったところ。

上から見た場合、胴体・肩・バックパックと合わせ目の量が多いです。
肩は多少前後に可動します。

腕は「肩内部ブロック」「前腕部」に合わせ目あり。

腕関節の中央パーツは、上下とも白いシールで色を補います。
シール感はそこまで目立ちませんが、動かすとこすれる部分なので塗装せずシールで済ませちゃうのも手かと思います。ある意味旧HG版の弱点と言えそうな部分です。

フロント・サイドアーマーは可動。
股下のカバーパーツを外せば、スタンド用の3mm穴が露出します。

腰部をアップで。
フロントスカートの「濃いブルー部分」や、股間の下部分にシールを多用します。

脚部は「足の付け根」「関節パーツ」「左右」「アンクルガード」「カカト付近」と、合わせ目の量が多いです。

ヒザにある黄色い▼部分はシールです。

また、アンクルガード側面の白い部分もシールで色を補います。
ここはシール感が結構目立つので、可能なら塗装推奨といったところ。

足を曲げた際、前側の関節パーツにも合わせ目が出ます。
足裏に肉抜きはありません。

ブルーディスティニー2号機、出撃!

それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!

1号機には付属しなかったビーム・ライフルがこちら。

ここが旧HG版の最大の長所で、ライフル持ち手が付属するほかライフルのトリガーガードが省略されていません。
当たり前といえば当たり前の部分なのですが、後発のEXAM版ではライフル持ち手が付属しないうえビーム・ライフルのトリガーガードが消えたデザインになっています。ここの再現度は今回の旧HG版の勝利ポイントです(*_*)

シールドは1号機の陸戦タイプとは違い、曲面タイプのものが付属します。
基部でロール回転します。

ビーム・ライフルで攻撃!


足の付け根がロール回転不可という事もありポーズ幅は限られますが、かっこいいポーズは決まる印象です。

ヒザを着いて射撃。

フォアグリップは可動し、両手で構える事ができます。

狙い撃つ2号機!


いい感じ……(*´ェ`*)

ビーム・サーベルは、脚部の側面に収納されています。

パーツを外せば、サーベル柄を取り出す事ができます。(左右とも)

ビーム・サーベルを抜刀!

攻撃!

ビームエフェクトパーツも2本付属するため、二刀流も可能です。

襲いかかる2号機!


ライフル+サーベルでパシャリ。

旧版の「HGUC80ブルーディスティニー1号機(塗装済)」「本キット」「HGUC82ブルーディスティニー3号機」を比較。

余談ですが、旧版のブルーディスティニー系ランナーは旧版の陸戦型ガンダムでも共通の色替えランナーが使用されていたりします。



2017年に発売された、より最新のHGUCブルーディスティニー2号機EXAM(右)と比較。

プロポーションが一新されており、成形色ブルーの色合いが違います。

頭部を比較。鋭い顔付きの旧版から造形が変化しています。

ビーム・ライフルを比較。
ビーム・ライフル形状・およびライフル持ち手は、今回の旧版の圧勝ポイントです。(EXAM版はトリガーガードが省略されてしまっている)

バックパックを比較。白い部分はどちらもシールだよ……(*´ェ`*)

組み安さや合わせ目の少なさ、可動域はEXAM版の勝利です。
が、プロポーションや顔付きがかなり違うので好みの方をチョイスするのがオススメだぞ!


HGUC77 ブルーディスティニー2号機の感想
ということで旧HG版ブルーディスティニー2号機のご紹介でした。
先述したとおり、可動域や色分け(赤い肩パーツの有無)などを考えればより最新のEXAM版の方がオススメです↓
ただビーム・ライフルまわりはこちらが圧勝しているのと、顔付きやスタイルがかなり違うため好みによっては今回の旧版をチョイスするのも全然アリだと思います。
観点を変えると、EXAM版の発売により旧版の再販率がほとんどなくなりそうな点から、こちらの方がレア化しそうな予感もしますね……。この記事は2021年10月に執筆(リライト)していますが、現段階で青バンダイマーク版の旧2号機は出荷されていないみたいです。
……将来レア化の恐れアリかな?(*_*)
以上、「旧HGUC ブルーディスティニー2号機」のガンプラレビューでした!










