今回は「RE/100 シャッコー」のガンプラレビューです。
機動戦士Vガンダムに登場し、クロノクル・アシャーとウッソ・エヴィンが搭乗する1/100スケールのシャッコーをご紹介。
RE/100(リボーンワンハンドレッド)シリーズにより2020年に発売。プレミアム・バンダイ限定品になります。
独特のプロポーションが完全新規造形にて立体化され、2種類のカメラアイが付属。右肩の2連ショルダービーム・ガンは展開ギミックを搭載しています。
という事で、ザンスカMS大好きなワタクシがRE/100シャッコーをレビューしていきたいと思います!(>ω<)
RE/100 シャッコー
完全新規造形で1/100スケール化されたシャッコーさん。
リグ・シャッコーの方は旧キットの1/144で立体化されていますが、シャッコーは1/100スケールでの立体化となりました。
ボックスアートの背景にはゾロも描かれているぞ!(興奮)
組み立て書はシャッコー専用のものになっていて、表面がカラーページになっています。
裏面にはマーキングシールを貼る位置のガイドが記載。
シールはホイルシールと、プラモオリジナルのマーキングシールが付属します。
元のカラーデザインがシンプルというのもあり、ホイルシールを使う場所はアンテナ先端とビーム・ライフルのサイト部のみです。
本体の色分けは良好です。
付属品がこちら。
※「ビーム・ライフル(+右の交換用持ち手パーツ)」「ビーム・サーベル×2」「ビームローター」「交換用カメラアイ」「アクションベース1・4用ジョイントパーツ」
さすがに劇中で使用したVガンダム系の「ビーム・ライフル」「5連ガトリングガン」は付属しないものの、シャッコーの基本的装備が付属します。
そして完成したRE/100シャッコーがこちら。
まず組んでいて思ったのは、KPSでできた最新フォーマットのザンスカ機体を作っているという違和感でしたw
2020年製かつ完全新規造形でできているので、Vガンファンには感涙もののガンプラです……(涙)
元のカラーデザインがシンプルというのもあり、外装の成形色はほとんどオレンジイエローのランナーになっています。
設定画と比べた場合、脚がスリムで現代風プロポーションで立体化されているのも特徴です。
今回はザンスカール帝国のシンパにはたまらない内容になっているぞ……!(*ノェノ)
それでは細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は十分広がります。
手足の関節も90度以上大きく曲がり、上半身も前後に可動するためキレイにヒザ立ち可能です。
腰を撚ることもできます。
頭部はアンテナ先端のみシールで色を補いますが、劇中の作画では赤くなかったのでシールを貼らない選択肢もアリかと思います。
特徴的なカメラアイはもちろん、額や口なども色分け済みです。
超アップで。フェイスマスクはガンダムに近いヒロイックな形をしていますね。
頭部は前後はめ込み式+ヘルメットを上からはめる構造です。
合わせ目はモールド位置になっています。
胴体にも合わせ目無しです。装甲はスッキリとしたデザインで、モールド量が少なめの原作寄りなデザインになっています。
細かな白いマーキングシールを貼ると情報量が増えるので、物足りないモデラーさんはマーキングを全部貼るのがオススメといった感じ。※今回は全て貼ってみました
組み立て終わると見えなくなりますが、中身はコクピットが造形されています。
ハッチの開閉ギミックなどはありません。
シンプルな背部スラスターまわり。
肩はボールジョイント接続で、前後に可動します。特に前方向の可動に優れています。
肩は左右で別の形になっており、
右肩には2連ショルダービーム・ガンが搭載されています。設定通りカバー部と基部が可動し、
前方向へフレキシブルに展開できます。
2連ショルダービーム・ガンで攻撃!
ゾロも欲しくなるな……(>ω<;)
腕は前腕部と関節に合わせ目が出ます。
ショルダーアーマー側面にも合わせ目が出ますが、組み立て書の作例ではモールド扱いになっていました。ただ、段落ち化はされていません。
手首はスナップします。
ハンドパーツはMG VガンダムVer.Kaなどと同じ規格のサイズになっていて、武装の流用に対応しているとの事。
劇中4話の再現で、Vガンダムのビーム・ライフルを持ってきても面白そうですね。
ベスパのMSらしい特徴的な脚部分。
うまく立体化されていて、腰内部パーツ(足の付け根)はスイングします。
股下に専用のジョイントパーツを噛ませれば、アクションベース1・4に対応します。
脚部の作りは優秀で、合わせ目無し構造です。※作例基準
足首パーツのスリッパは倒す事ができます。
左右にも柔軟に傾くため、接地性がそこそこ良好です。
足裏は肉抜きがなく、色分けも細かいです。つま先付近の合わせ目はモールド扱いで良さそうでした。(作例基準)
ビーム・ライフルのサイト部は引き出す事ができます。
ライフル持ち手の交換パーツは右手のみ付属します。
ビーム・ライフルで攻撃!
フォアグリップは可動し、
両手でかまえる事ができます。
ビームローター発生器は左腕に装着する事ができます。
パーツとパーツの間にPET素材でできたエフェクトパーツを取り付ければ展開完了。
……なにこれめちゃキレイだぞ!(>ω<;)
接続強度もちょうどよく、抜け落ちることはありませんでした。
エフェクトは少しでこぼこしたような立体的な形になっていて、回転しているような見た目が見事に再現されています。
表裏があるので、取り付ける際は向きにご注意を。
ビームローターを展開、ビーム・ライフルで攻撃するシャッコー!
ビームローターはU.C.150年代の重力下空中航行システムで、
前面にかざせばビームシールドとしても機能します。
アクション!
モモ側面にはビーム・サーベルの柄が収納されており、引き抜く事ができますが
手に持たせる場合は別のサーベル柄を持たせます。
柄、ビームエフェクトパーツともに2本ずつ付属します。
シャッコー、ビーム・サーベルを抜刀!
斬りかかるウッソ!
「ビーム・サーベルを束にしたら……」
二刀流で。
ライフル+サーベルで。
「カサレリアは僕たちの土地なんだ、出ていけ!」
非常にかっこいいです……(>ω<;)
頭部カメラアイは、差し替えにより開閉状態が再現できます。
ヘルメット部分を外し、付け替えるだけでOKです。
こっちもカッコイイな……。
これ、Vガンファンにはたまらないガンプラになっているのではなかろうか……。
貴重な1/100スケールのザンスカプラモ、旧キットの1/100ゾリディアと比較。
ゾリディアは放送当時ものの旧キットですが、当時ものとは思えないプロポーションで立体化されています。
接地性が悪いなど弱点もありますが、合わせ目消しや塗装をするモデラーさんにはオススメだよ!
旧キットの1/144リグ・シャッコーと比較。
反面、1/144リグ・シャッコーは旧シリーズの中でも出来がアレだぞ!w
脚が長すぎるので、↓レビューでは改修した画像も載せています。こちらも併せてどうぞ。
シャッコーモチーフの、LEGENDBB 魔竜剣士ゼロガンダムと比較。
まさかの「ザンスカMSが主役」のSDガンプラです。
魔竜剣士ゼロガンダムはレジェンドBBの中でもトップクラスの出来なので、こちらも非常にオススメです(*_*)
RE/100 シャッコーの感想
ということでRE/100シャッコーのご紹介でした。
可動域が良好で変なポロリもなく、ビームローターのエフェクトパーツの派手さや秀逸なプロポーションなど全く不満のない出来でした。
カメラアイが簡単に切り替えできるのもポイント高いです。
(わたくしザンスカMS大好きなので、贔屓目に見ているかもしれない点はご注意をw)
とりあえず、シャッコー好きなら十中八九満足するクオリティで立体化されていると思います。オススメ!!!
以上、「RE/100 シャッコー」のガンプラレビューでした!