今回は「RGウイングガンダムEW」のガンプラレビューです。
新機動戦記ガンダムWに登場し、ヒイロ・ユイが搭乗するウイングガンダムEWのRG版をご紹介。
2016年発売。
可変航空機の翼の構造を考証したデザインが再現されており、精密でメカニック感あふれる独特の機械翼に可動ギミックを搭載することでバード形態への変形を実現しています。
という事で、RGウイングガンダムEWをレビューしていきたいと思います!
RG ウイングガンダムEW
RGシリーズのナンバー20、ウイングガンダムEWさん。
アーリータイプはHGACでは発売されておらず、RG版でのリリースとなります。
「RGトールギスEWと一緒に並べたい!」と思っているファンの方も結構いると思うので、今のガンプラ目線で見るとどんなRGかという視点でレビューしていこうと思いますぞ……(*´ェ`*)
1/144ヒイロ・ユイのフィギュアがこちら。
オープニングのポーズを決めている姿が再現されています。
そして完成したRGウイングガンダムEWがこちら。
今回はリアリスティックデカールを貼り、スミ入れをしてみたよ……!(>ω<)
アーリータイプらしい、ゼロEWから逆算されたデザイン。ガンプラ的にもRGウイングガンダムゼロEWのリデコキットとなり、色違いの共通ランナーが使用されています。
RGシリーズらしく、1/144スケールとは思えないディテールで再現されていますね。
RGナンバー1のRX-78-2ガンダムやRGユニコーンガンダムなどよりも組むのが楽なので、RGデビューの初心者モデラーさんにもオススメな内容になっていると思います。
後ろ姿も美しい……。RGなだけあり、パーツ分割による色分けは恐ろしいぐらい完璧です。
素組み派モデラーさんでも、満足度は高いと思いますぞ。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域から。手足の関節は90度以上大きく曲がり、マルチリンクギミックにより装甲がスライドします。
手足も大きく広がります。
頭部をアップで。フェイスマスクのスリットは開口されており、ハイディテールな見た目を実現。
額の左右部分だけ、グレーでちょこっと塗ってみました。(塗りなど汚くてスミマセン……(*ノェノ))
胸中央のサーチ・アイには、クリアパーツが使用されています。
ところどころ光沢感のあるリアリスティックデカールを貼るため、豪華な見た目です。
ショルダーアーマーは、ホワイト・イエロー・ブルー・レッド・グレーと緻密に色分けされています。
ただここの接続強度が本キットの弱点で、腕を動かしていると高確率でポロリします。
まさに「上に乗っているだけ」状態なので、接続基部を調節するのがオススメです。
腕部をアップで。このあたりもパーツ分割により細かく色分け済みです。
ハンドパーツは「握り手」「平手」「指可動タイプ」「ライフル持ち手」が、左右分付属します。
腰部。
股下には、アクションベース用のジョイントパーツが2種類付属します。(MS形態/バード形態用)
アクションベースの角型と3mmスタンド軸に対応していますが、ジョイントパーツ自体外れやすいため落下による破損にはご注意を(>ω<)
脚部。装甲色ホワイトだけでも2色使われているため、グラデーションの効いた立体感のある見た目を実現しています。
ただ、足首パーツの角度を変えるのはちょい苦手です。そこまで接地性に優れているわけではありません。
足裏には肉抜きがなく、モールドも細かいです。
背面のウイングは折りたたむ事ができ、
上下方向への可動にも優れています。
ウイングガンダム、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
バスターライフルは、めちゃめちゃ長いです。また、3つのカートリッジは着脱可能です。
MG版(ウイングガンダムVer.KaやウイングガンダムEW)と違い、専用のライフル持ち手が付属するためガッチリと保持できます。
ただ、グリップの凸と手の平の凹を合わせて保持させるのですが、取り外す際に破損する確率が高いです。(というか破損しました(*ノェノ;))
みんなは取り扱いには注意してね……。
バスターライフルをぶっ放すウイングガンダム!
……上のカートリッジが外れているの今気付いた(*_*;)
「任務を遂行する」
シールドは、裏側にもモールドが刻まれています。スミ入れで引き締まりました。
シールドで防御!
接地性がそこまで良くないため、浮かせて飾る方がかっこいいポーズが決まる印象です。
翼を広げてパシャリ。
シールドの裏には、サーベルのグリップが1本収納されていて着脱できます。
ビームサーベルのエフェクトパーツは、独特な色合いのクリアグリーンのビーム刃が付属します。
ウイングガンダム、ビームサーベルを抜刀!
平手を使って。
アクション!
きゃ~かっこいい……(*´ェ`*)
エネルギー・カードリッジ・ポッドは、2つ付属します。
バスターライフルのカードリッジがマウントされています。
このように、腕に装着させる事ができます。
という事でここからは、バードモードへの変形を見ていきます!
二の腕から下の角度を変え、ショルダーアーマーを倒します。
足関節やつま先を折りたたみ、
バックパックを下げます。
バスターライフルとシールドを連結させ、
上からはめ込みます。
バスターライフルのカバーで、顔が覆われます。
アンテナを折らないようご注意を!(>ω<)
下部にエネルギーパックを装備。
ババン。RGウイングガンダムEW、バード形態へ変形完了です。
横からみるとめっちゃ薄いですね。
アクションベース用のジョイントパーツは、バード形態用を取り付けます。
MS形態のジョイントパーツと同様に、こちらも少し外れやすいため落下による破損にはご注意を。
上から。
下から。
アルファ・オメガのヒイロフィギュアとディスプレイ。
RGトールギスEWと。
TV版のHGACウイングガンダム、HGACウイングガンダムゼロとディスプレイ。
TV版とEW版って全く違うデザインで、違った魅力があるよね……。
RGウイングガンダム(TV版)と比較。
RGウイングガンダムゼロEWと比較。
共通パーツは多いです。
最後に、MG 1/100 ウイングガンダムVer.Kaと比較。
MG版は2004年発売と古いガンプラになりますが、ご覧のとおり高プロポーションで立体化されてます。
満足だわ……。
RG ウイングガンダムEWの感想
という事でRGウイングガンダムEWのご紹介でした。
まず弱点からですが、
ショルダーアーマーのポロリが凄まじい点が挙げられます。
ただ乗っているだけ、と言っても過言ではありません。
アドヴァンスドMSジョイントの、↑部分(またはショルダーアーマー側の接続パーツ)を調節すれば改善すると思います。
一度ポーズを決めてディスプレイしておく分には問題ありませんが、手に持ってガチャガチャポーズをつけているとすぐポロリする部分なので、気になる方は加工必須です。
逆に長所は、多色成形の装甲パーツやディテール感に優れている点。
素立ち状態でもため息がでるほどかっこいいので、アーリータイプのウイングガンダムファンにはたまらない内容になっていると思います。
初期RGナンバーよりサクサク組める事から、はじめてRGにチャレンジする方にもオススメかもしれません。
以上、「RG ウイングガンダムEW」のガンプラレビューでした!