今回は「MGインフィニットジャスティスガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場し、アスラン・ザラが搭乗するインフィニットジャスティスのMG版をご紹介。
2008年発売。
股関節・サイドアーマーに組み込まれた新ギミックにより、股関節の可動幅が大幅にアップし「脚部を横に振り上げる蹴りポーズ」が再現可能です。
ファトゥム-01をはじめ多彩な武装が付属し、ビームキャリーシールドを中心に多彩なギミックを搭載。
ということで、MG版のインフィニットジャスティスをレビューしていきたいと思います！
MG 1/100 インフィニットジャスティスガンダム
MG版のインフィニットジャスティスは2008年発売ということで、今の時代かなり昔のMGということになります。
価格は5,500円（税10%込）。
ということでいつもの通り、「今のガンプラ目線で見るとどんな出来になっているのか！？」という視点でじっくりとレビュっていきたいと思いますぞ！(>ω<)
ホイルシール、マーキングシール、ガンダムデカール（ドライデカール）が付属します。
ホイルシールは頭部のツインアイやトサカ部などにしか使わないので、色分けは優秀です。
1/100 アスラン・ザラのフィギュアがこちら。
パイロットスーツで立体化されています。
そして完成したMG 1/100 インフィニットジャスティスガンダムがこちら。
ご覧のように立ち姿は今のガンプラ目線で見ても全く見劣りしない、スタイリッシュで洗練されたプロポーションに仕上がっています。
関節フレームはABS樹脂でポリキャップを組み込む従来の仕様ですが、そこまでポリキャップを使わないモデル、といった感じです。
いかがでしょうか。
キレイなピンクよりのレッド＋ホワイトの装甲色で、フレームはガンメタル調な半光沢の色合いで再現されています。
接地性は及第点といったところ。ソール部の面積は狭いものの、自立は安定します。
可動域はそこそこ広く、特にキックを再現するために足回り（股関節）の可動に優れています。
手足の関節は大きく曲がり、ヒザ立ち可能です。
特に腕関節は180度近く曲がる模様。
真横を向くことができます。
全体的に見て、可動に関しては今のガンプラ目線で見ても通用すると思います。
イケメンな頭部は、ツインアイとブルー部分がシールです。
ほかは17.5mmCIWS（バルカン）が細かく色分け・造形されており、アンテナ先端に安全フラッグはついていません。
頭部は前後はめ込み式で、合わせ目はモールドのようになっています。
胴体をアップで。細かく色分けされていますね。
腰部後ろの↑枠のパーツを引き起こせば、上半身を前後に細かく動かすことができるようになります。
コックピットハッチは、前方へスライド可動します。
中に1/100のパイロットフィギュアを組み込みます。
胸部左右には14mm2連装近接防御機関砲を搭載。下部のセンサーは、クリアパーツが使われているというコダワリっぶりです。
豆情報ですが、今回のMGでは何故か頭部と胸部の武装名が逆になっていて、胸部にいたっては下部がセンサーに変更されているのが特徴だったりします。（本来胸部の４門はすべて機銃）
肩部は、前方へ大きく可動します。
腕部。二の腕から下は、ロール回転します。
今回残念なのは、ハンドパーツが↑の指可動タイプしか付属しない点。
高エネルギービームライフルやシュペールラケルタビームサーベルを持たせる際は手の平の凸と合わせるようにして持たせるので、武器の保持力が弱いという弱点があります。
このあたりはやはりちょい昔のMG仕様という感じです。
腰部左右には、シュペールラケルタビームサーベルをマウント可能です。
ちょっと外れやすい気はするものの、及第点といった感じかな？
腰アーマーは、裏側にもびっしりとモールドが刻まれているのが好印象です。
腰部サイドアーマーは下げることができ、リアアーマーを開けば……
このように、脚部を横に振り上げることができます。
このギミックのおかげで、劇中でも印象的だった派手な蹴りが再現できるという仕組みです。
脚部をアップで。
足を曲げると、装甲がスライド可動します。
各部アップで。ふくらはぎのスラスターは、内側がグリーン成形になっていて色明けが細かいです。
ソール部は、左右で対になったデザインになっているのが特徴です。
こちらが高機動リフターの、ファトゥム０１。
単体で展示することができます。
底面に↑枠の専用ジョイントパーツを噛ませれば、アクションベースに対応します。
機首部左右のハイパーフォルティス ビーム砲は、上下に可動します。
各部アップで。MGらしく、作り込みが細かいな……(*_*)
下部のグリップを展開させれば、このように捕まって飛行する状態が再現できます。
背部はこのようになっていて、
ファトゥム０１と接続することができます。
シンプルな軸接続ですが、ガッチリと装着できます。
角度を上げ、ウイングを広げることもできます。
先程とは別の↑枠ジョイントパーツが付属し、この状態でもアクションベースに対応します。
ちなみに、股下に取り付けできるアクションベース用パーツも同梱します。
好きな方に設置できますが、先程のファトゥム０１に取り付ける方がオススメです。（足を閉じたポージングも可能になるため）
「アスラン・ザラ、インフィニットジャスティス、発進する！」
インフィニットジャスティス、出撃！
それでは武装と多彩なギミックを見つつ、アクションポーズいってみます！
両翼の前側にビームエフェクトパーツを取り付ければ、グリフォン2 ビームブレイドが再現できます。
設定的には、ガイアのものと同型式とのこと。
高エネルギービームライフルがこちら。インフィニットジャスティのライフルは、フォアグリップがオミットされたデザインになっているのが特徴です。
↑枠のパーツは前後に可動します。前述したとおり、指可動タイプのハンドパーツしか付属しないため保持力はそこまで高くありません。
高エネルギービームライフルで攻撃！
高エネルギービームライフルは、腰部リアアーマーにマウントできます。
シンプルな凹凸接続になりますが、そこまでポロリするほどではありませんでした。
シュペールラケルタ ビームサーベルは、ビーム刃が湾曲したタイプが２本付属します。
二刀流でパシャリ。
アクション！
グリップエンドのパーツを外し、↑枠の連結パーツを噛ませればアンビデクストラス・ハルバードが再現できます。アスランがよく使っていた形態ですね。
外したパーツは、先程ファトゥム-01の時に使っていたジョイントパーツに収納しておくことができます。
アンビデクストラス・ハルバードを構えるインフィニットジャスティス！
「突破する！」
カッケェ！(>ω<;)
やっぱ隠者といえば、アンビデクストラス・ハルバードだよね……。
それでは脚部のグリフォン ビームブレイドを再現してみます。
↑の穴にビームエフェクトパーツを取り付ければ、
このようにビーム発生状態を再現できます。
ちなみに４０度ぐらいのお湯に２分くらい浸せば、ビーム刃を曲げることができます。↑画像ではあまりうまくいっていませんが、うまくやれば湾曲したビームを再現することもできると思います。
グリフォンビームブレイドで攻撃！
開脚範囲が広いので、派手なポージングが可能です。
ビームキャリーシールドはシンプルな軸接続で、ガッチリと装着できないのでポロリ率が高いです。
側面についているパーツを外し、
手に持たせてビーム刃を取り付ければ、シャイニングエッジ ビームブーメランとして持たせることができます。
ジャキッ……。
また、ビームキャリーシールドにエフェクトパーツを取り付ければ、ビームシールドを再現することができます。
さらに、一度↑のようにパーツをバラして
間にリード線を取り付ければ、グラップルスティンガーを再現できます。
先端パーツは開くことができます。
ワイヤーアンカーを射出！
旧HG版（左）と、HGCE 1/144 インフィニットジャスティスガンダム（右）とディスプレイ。
1/144スケールでは↓のHGCE版の方が新しいので、オススメです！
「お前が欲しかったのは、本当にそんな力か！？」
MG 1/100 インフィニットジャスティスガンダムの感想
ということでMGインフィニットジャスティスガンダムのご紹介でした。
2008年製の古めなMGとはいえ、「プロポーション」「可動」「色分け」に秀でた内容に仕上がっています。
今のガンプラ目線でも通用するので、インフィニットジャスティスの1/100スケールが欲しい場合は安心して購入できるクオリティに仕上がっていると思います。
今の視点から見た厳し目評価をするとすれば、武器持ち手が「指可動タイプ」しか付属しないため保持力が弱い点。また、ビームキャリーシールドがポロリしやすい点ぐらいでしょうか。ただ他からハンドパーツを持ってきたり接続テンションを調整すれば簡単に解決できるレベルのものばかり。少し手を加えれば今のMGっぽくなるので、小加工するのもオススメです！
以上、「MG 1/100 インフィニットジャスティスガンダム」のガンプラレビューでした！
