今回は「RGアカツキガンダム(オオワシ装備)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場し、カガリ・ユラ・アスハが搭乗するアカツキのオオワシ装備、RG版をご紹介。
2024年発売。
ヤタノカガミ(装甲部など)の煌めくコーティングには3種のゴールドメッキが使われており、「肩上部」「脚部側部」のバーニアには可動ギミックが搭載。
オオワシ装備の機首は開閉、73F式改高エネルギービーム砲は銃身が伸長し、グリップを引き出すことができます。
ということで、ついに発売されたRGオオワシアカツキガンダムをレビューしていきたいと思います!
RG 1/144 アカツキガンダム(オオワシ装備)
大気圏内用ストライカーパックを装備した、オオワシ装備仕様のアカツキガンダムさん。
1/144スケールでは2006年に発売された「HG 1/144 オオワシアカツキガンダム」以来のキット化なので、実に18年ぶりにリニューアル発売された形となります。
価格はメッキ多めな内容ということで、お高めの8,800円(税10%込)です。
リアリスティックデカールがこちら。
今回は、特に目立つ部分だけ貼ってみました。
そして完成したRG 1/144 アカツキガンダム(オオワシ装備)がこちら。
実は今回不安な点があったのですが、杞憂に終わったので安心しています。
というのも、商品説明を見た時に「RGストライクガンダムのアドヴァンスドMSジョイントを使用」と書かれていたので嫌な予感がしていたのですが、結論古いアドヴァンスドMSジョイント3は「腰部」「腕部」「脚部」のフレームにしか使われていないので、フルフレームの昔のRGのような弱点は引き継いでいませんでした。
対ビーム防御・反射システム「ヤタノカガミ」のビームコーティング部にはメッキパーツが採用されているのですが、「イエローゴールド」「カッパーゴールド」「つや消しカッパーゴールド」と3種類も使われている豪華な内容になっています。(その分、お値段も高いけどね……(*ノェノ))
全身にアンダーゲートが採用されているので、完成させるのに時間がかかる点はご注意を。
オオワシストライカーはかなりの重みがありますが、脚部関節がしっかりしているのと、ビーム砲が接地するというのもあり自立は安定します。
ウイングを折り畳めるのもいいですね。
可動域は広く、手足は大きく広がります。
腕と足の関節は、ABSによりキツめに設計されています。
手足の関節は90度以上大きく曲がり、ヒザ立ち可能です。
これ以上足を上げると腰部アーマーが外れてしまいますが、動かしていてストレスは感じませんでした。
真横を向くこともできます。
頭部をアップで。
RGらしく、MSM5D12.5mm自動近接防御火器(バルカン)は色分け済み。頭部だけでも、14パーツ使われています。
横、後ろから。一応青い部分にリアリスティックデカールを貼るのですが、
ツインアイをはじめ内部にクリアブルーのパーツが使われているので、デカールを貼らない選択肢もあります。(今回はツインアイ部にリアリスティックデカールは貼っていません)
また、ご覧のように口先端部につや消しカッパーのメッキが使われているのがイイ感じです。
胴体をアップで。
胸部にもつや消しカッパーを使用、チラリと見える内部のモールドが細かく造形されています。
コクピットハッチは、開閉します。
ただ、中に乗せるフィギュアを含めコクピット内部は再現されていません。
肩上面のバーニア部は、パーツが開閉します。
肩部は引き出し機構により可動域が拡大、前後可動にも優れています。
腕部をアップで。前腕部後ろ側のパーツは少しポロリしやすかったので、場合によっては接着推奨です。
前述したようにフレームにはアドヴァンスドMSジョイント3が使われていて、テンションはキツめに設計されています。
平手は、左右分付属します。
腰部は前後左右6つのアーマーが、それぞれ可動します。
今回アクションベース用のジョイントパーツは付属せず、リア側にスタンド用の3mm穴が空いています。(このあたりは後述)
脚部の色分けも圧巻で、接地性は超優秀です。
こちらのフレームもキツめに設計されているため、オオワシユニットを背負わせても自立が安定します。
脚部側面のバーニアも、展開可能です。
足裏に肉抜きはなく、ディテールが細かいです。
オオワシは、単体で展示できます。
HG版にはスタンド穴が空いていませんでしたが、今回は底面に3mm穴が空いています。
リア側。
上から見た図。
機首部分の白いパーツは、開閉します。
ウイングをアップで。
今回は、リアリスティックデカールのみ付属。HG版のように、ドライデカールは付属しません。
各部アップで見ても、めちゃめちゃ細かく作り込まれているな……。
それではアカツキに接続してみます。
まずは機首部分を後ろに倒し、
高エネルギービーム砲を下ろすだけでOKです。
取り付け規格はRGのストライカーパック仕様になっていましたが、他キットのストライカーにも対応するかは後述します。
腰部リア側のパーツを開けば、3mmスタンド穴が露出します。
今回は、ここに付属のアクションベース7を接続します。(アクションベース7が1つ同梱します)
スタンドに展示!
「カガリ・ユラ・アスハ。暁、発進する!」
アカツキ、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
打突兵器としても使用可能な、試製71式防盾がこちら。
前腕部と接続後、グリップを持たせて保持します。
RGらしく色分けが優秀で、内側にもモールドがびっしり刻まれています。
72D5式ビームライフル「ヒャクライ」は、専用のハンドパーツを使って持たせます。(右手分のみ付属)
ヒャクライは、腰部側面にマウント可能です。
銃身下部に73J2式試製双刀型ビームサーベルを取り付ければ、銃剣になります。
カッケェ!(>ω<;)
73J2式試製双刀型ビームサーベルは、腰部側面にマウント可能です。
手に持たせてパシャリ。
73J2式試製双刀型ビームサーベルを展開!
ビーム刃は通常タイプが2本付属。HG版のような、特殊型ではありませんでした。
両手で掴むこともできるぞ!(>ω<)
ビシュゥン……。
連結状態のグリップは、分離可能です。
攻撃!
オオワシに2門装備しているビーム砲、73F式改高エネルギービーム砲は銃身が展開し、グリップを引き出すことができます。
グリップは左右に振ることができるので、違和感なく構えることができます。
73F式改高エネルギービーム砲を発射!
他のRG系ストライカーパックと互換性があるか、チョロっと見てみます。
ソードストライカーパックは、安定して接続できました。
ただ、エールストライカーはガッチリと接続できず。(やり方が悪いだけかもしれませんが)
ストライカーパック(RGスカイグラスパーに同梱)や今回使われているアドヴァンスドMSジョイント3が使われているRGエールストライクのレビューは、↓からどうぞ。
HG 1/144 オオワシアカツキガンダム(左)と比較。
HG版はHG「CE」シリーズではなく、旧HG GUNDAM SEEDシリーズより2006年に発売。
ということで、1/144スケールとしては18年ぶりにリニューアルされた形となります。
なにげに、HG版でもウイングをおろすことができます。
オオワシを比較。
アップで比較。
HG版は2種のメッキパーツで再現されていましたが、メッキ部に合わせ目が出るので(胴体側面など)、モヤモヤが解消されました。(メッキの宿命)
脚部を比較。
RG版では、肩・脚部バーニアの展開ギミックを新たに搭載。
ヒャクライを比較。
HG版では武器を持たせた際、手穴サイズとあっていなくプラプラしましたが、ここもRG版では解消されています。
試製71式防盾を比較。
クオリティ差は言わずもがなですが、HG版の価格が2,640円(税10%込)なのに対し、今回のRG版は8,800円(税10%込)もするので、当然といったところですね。
HG版のレビューは↓からどうぞ。
「オーブ全軍、これより私の指揮下とする!いいか!」
RG 1/144 アカツキガンダム(オオワシ装備)の感想
ということでRGアカツキガンダム(オオワシ装備)のご紹介でした。
とにかくメッキランナーだらけの豪華な内容(しかも色違い3種のメッキ)に仕上がっていました。
HG版よりプロポーションが洗練されているし、可動域も大幅にアップしているため満足度はかなり高いと思います。HG版で弱点だった「73J2式試製双刀型ビームサーベルのポロリ」「武器を持たせるとプラプラする問題」なども解消されています。
↓プレミアム・バンダイでは本キット用のシラヌイパックとゼウスシルエット用の接続パーツがセットになった限定品も発売となったので、SEED FREEDOM仕様を再現する場合は在庫をチェックしながら、ゲットを狙ってみてくださいね!(>ω<)
以上、「RG 1/144 アカツキガンダム(オオワシ装備)」のガンプラレビューでした!