今回は「HGCE フリーダムガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDおよびDESTINYに登場し、キラ・ヤマトが搭乗するフリーダムガンダムのHGCE版をご紹介。
2015年発売。
放映当時の2003年に発売されたフリーダムから12年後のリリースというだけあり、可動域・プロポーション等の進化具合が凄まじいHGになっていました。
という事で、今更メジャーどころのフリーダムを普通にレビュっても面白くないので色が足りない部分(要塗装箇所)の解説を中心にご紹介します!
HGCE フリーダムガンダム
めちゃめちゃかっこいいフリーダムのボックスアート。
NHKの全ガンダム大投票でもモビルスーツ部門5位という快挙をたたき出しましたね!(ちなみにストフリは3位)
ホイルシールがこちら。
作る前は2015年の新フォーマットなので色分けは完璧だろ、と余裕ぶっこいていましたが、↑をご覧の通りシールで補う箇所は意外と多いです。
そして色が足りなく、シールも付属しない箇所が多かったのでその辺りを中心に解説していきたいと思います。※組み立て書の完成作例基準
こちらが完成したHGCEフリーダムガンダムになります。
付属のシールを使いつつ、全部ではないですが色が足りない箇所は筆塗りで部分塗装し、つや消しスプレーにてフィニッシュさせました。
プロポーションはスタイリッシュにアレンジされており、旧HG版と比べると現代風なスタイルで立体化されています。
背部のウイングユニットは重みがあるものの、自立は可能です。
HGリマスターの新規作画のようなスタイルですね。
RG版も良キットでしたが、こちらの方が後発というだけありポロリする箇所もなく非常にストレスフリーな作りをしています。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は大きく広がります。
手足の関節も90度以上大きく曲がり、ヒザ立ち可能。
腰を撚る動作も得意で、真横を向く事ができます。
ものすごいイケメンフェイスの頭部。アンテナ先端には、安全フラッグがあります。(今回はカット済)
頬のグレーは色分けされていますが、↑枠のMMI-GAU2 ピクウス76mm近接防御機関砲(バルカン)は色分けされていないためグレーで要塗装です。
胴体をアップで。前後はめ込み式ですが、合わせ目は段落ちモールド化されています。
↑枠部分のショルダースラスターはブルー1色成形になっているので、一部ホワイトで要塗装です。青の上に白は乗りにくいので、丁寧な塗装が必要になりそうな部分です。
※ついでに装甲内部は黒に塗装してみました
ショルダーアーマーは前後はめ込み式ですが、モールド位置になっているため合わせ目は出ません。
腕部分。色分けが優秀かつ、こちらもパーツの合わせ目がモールド位置になっているので合わせ目消ししなくてもOKです。
こういう部分がHGCE版の長所ですね。
スリムな脚部も合わせ目無し設計ですが、足裏には肉抜きがあります。
色が足りない箇所は膝下のダクト内レッド、足の甲部分のグレーに、
ふくらはぎのブラック、ふくらはぎを下から見た箇所にあるスラスターです。
ふくらはぎのスラスターはめんどいので、今回塗りませんでした……(*ノェノ)
股間軸は可動式で、股下にはスタンド用の3mm穴が空いています。
※今回はリアアーマー内部を黒で塗ってみました
ウイングはフレキシブルに可動します。
接続強度が丁度良く、RGのようにポロリする事もなかったのでストレスフリーにポーズ付け可能です。
こういう部分もHGCE版の売りだと思います。
↑枠のスラスター内部は、一部要塗装です。(塗り汚くてスミマセンw)
イエロー部分はホイルシールが付属しますが、ちょい安っぽい印象になるので塗装推奨かもしれません。(↑画像ではホイルシールを貼っています)
MA-M01 ラケルタビームサーベルは、MMI-M15 クスィフィアスレール砲の上にマウント可能です。
このマウント位置が丁度パーツのはめこみ位置になっているので、サーベルを抜き差ししていると徐々にパーツが外れていき、柄がカッチリはまらなくなります。(このあたりはサイドアーマーを接着する事で改善できると思われます)
また、↑枠のサイドアーマーの突起部分は色分けされていないため、要塗装です。
フリーダムガンダム、ラケルタビームサーベルを抜刀!
アクション!アスランのセイバー解体ショーのポーズを再現。
手首パーツの穴サイズとグリップはジャストフィットで、ポロリの心配はありませんでした。
カッケェ!(>ω<;)
ちなみに、ラケルタビームサーベルの↑は一部要塗装です。(組み立て書の作例準拠の場合)
連結状態のアンビデクストラス・ハルバートも再現できます。
グリップ同士の接続強度は及第点で、そこまでポロリしません。
アクション!
かっこいいですね。
MA-M20 ルプスビームライフルがこちら。↑枠のレンズのような部分はブルーで要塗装です。
また、青いラインはホイルシールで色を補います。
設定的にゲイツ改、ジャスティスガンダムが装備するライフルと同型との事です。
ルプスビームライフルは、リアアーマー中央にマウント可能です。
保持力は丁度良いです。
対ビームシールドは、↑枠の赤い部分がシールです。
MG Ver.2.0のように肘に接続するタイプではなく、手にグリップを持たせるだけのシンプルな構造です。
ハイマットモードでパシャリ。
狙い撃つキラ!
フォアグリップは可動し、両手で構える事ができます。
3分割に折りたたまれたクスィフィアスレール砲は、展開可能です。
グリップを引き出す事もでき、手に持たせる事ができます。
クスィフィアスレール砲をぶっ放すフリーダム!
「クスィフィアス・レール砲」って、舌噛みそうな名前だな……(>ω<)
それではフルバーストモード(ハイマットフルバースト)を再現してみます。
M100 バラエーナプラズマ収束ビーム砲は独立して動かす事ができ、前方へ展開できます。
このプラズマ砲やウイングユニットの作りが良くできており、展開させる際の接続強度が丁度良くポーズ付けしやすいです。
ハイマットフルバーストでパシャリ。
ピコピコピコ……(チートマルチロックオンシステム起動)
無双するフリーダム!
フォースインパルスガンダムと劇中再現!
HGCEフォースインパルスガンダムと全身を比較。
RGフリーダムガンダムと比較。
RG版は2011年発売という事で、本キットの4年前に発売されています。
アップで比較。ご覧のように、結構違う顔付きで立体化されているのが見て取れますね。
ルプスビームライフルを比較。
HGCE版では青いラインにシールを使用しますが、RG版では別パーツにて色分けされているのが特徴です。
対ビームシールドを比較。
RG版はRG的解釈でディテール感が増しています。
HGCE版は動かしてもポロリがないのが長所で、RG版は色分け・ディテールともに細かいもののアクションには不向きなガンプラに仕上がっているのが特徴です。
MG 1/100 フリーダムガンダムVer.2.0と比較。
MGフリーダムガンダムのVer.2.0は2016年発売という事で、今回のHGCE版/RG版の中でも一番最新のフリーダムとなります(*´ェ`*)
EFコレクションのキラ・ヤマトフィギュアとディスプレイ。
HG 1/144 ミーティアユニットに乗せた状態でパシャリ。
プロヴィデンスと交戦!
最後に、HGCE 1/144 ストライクフリーダムガンダム(右)、HGCE 1/144 ライジングフリーダムガンダム(中央)とディスプレイ。
HGCE フリーダムガンダムの感想
という事でHGCE フリーダムガンダムのご紹介でした。
頭部やクスィフィアス・レール砲などに合わせ目がありますが、量は少ないです。それよりも細かな色がちょいちょい足りないので、部分塗装推奨キットになっていると思います。
HGCEとはいえ完全ストレート組みで済ますと色が足りない箇所が多いので、このあたり素組み派モデラーさんはご注意をといった感じです。
長所はウイングユニットまわりの可動域が優秀かつ、接続強度がちょうど良いためポロリが無く、ストレスフリーにポージングできる点。
気軽に動かしまくって色々な展開ギミックを試せるので、可動・ポージングに重きを置くモデラーさんにはポロリの多いRG版よりオススメかもしれません。
※フリーダムはMG Ver.2.0版も発売されているので、スケールにコダワリがなければ現状だとMG Ver.2.0版がイチオシです!
以上、「HGCE フリーダムガンダム」のガンプラレビューでした!