今回は「1/144 ガンダムレオパルド」のガンプラレビューです。

機動新世紀ガンダムXに登場し、ロアビィ・ロイが搭乗するガンダムレオパルドをご紹介。
1996年発売。
ブレストガトリングとショルダーミサイルのカバーは開閉し、インナーアームガトリングの展開状態も再現可能なガンプラに仕上がっています。
という事で旧キットの1/144ガンダムレオパルドを、レオパルドD(デストロイ)との違い・比較画像を含めてじっくりと見ていきたいと思います!
1/144 ガンダムレオパルド

久々の旧キットレビュー、ガンダムレオパルドさんいってみます。
ガンダムXの旧キットは色分け・可動域ともに死んでいる事が多いのですが、各部形状は細かく造形されていて素体としてのポテンシャルは高いものが多い気がします。
さて、レオパルドさんははたしてどうなっているか!?

組み立て書にはイケメンロン毛のロアビィ・ロイさんが記載。
ホイルシールはインナーアームガトリングのホワイト(カバー部)を覆うものを中心に、ちょこちょこ細かいシールが付属します。

そして完成した1/144ガンダムレオパルドがこちら。
男らしい完全素組みだぞ!

こう見てみるとそんなに色分けが悪いようには見えませんが、細かな箇所はほとんど足りません。
ただご覧の通り、今のガンプラ目線で見ても非常に良くできたプロポーションで立体化されています。

接地性は良くはありませんが、違和感のない程には接地してくれます。
また、左肩後方のインナーアームガトリングの重さで転倒する事もありませんでした。

29年前の旧キットという事で、可動域はかなり狭いです。
手脚はほとんど広がらず、フロントスカードがほぼ可動しないため立ち膝もできず上半身もまわりません。

頭部のホイルシールは目と口部分が付属します。(口前方の白いラインも)
ただこの口のシール、角ばった面に貼るため数時間で剥がれてきます。
という事で、ここは塗装必須部分になっています。

頭部は前後はめ込み式で側面に合わせ目が出ます。
※合わせ目については全ての部位に出るため、今回は省略させていただくぞ……(*´ェ`*)

胸部中央はシールで補います。
BB戦士に付属するような光沢感のあるシールですが、リアル系だとどうしてもしょぼく見えてしまうためここも塗ってあげた方が良い部分かと思います。

上からもパシャリ。

胸部ブレストガトリングのカバーは開閉し、開くと2基のガトリング砲が露出します。
ここは全く色分けされていませんが、ご覧の通りかなり細かく造形されているため見栄えは良好です。

右肩はショルダーミサイルになっています。

ここもカバーが開閉します。
内部は8基のミサイル、カバー裏側には3基のミサイルが搭載されています。
カバー裏のミサイルは別パーツ(ホワイト)になっていますが、各部色分けはされていません。

右腕はグレネードランチャーを装備しています。
サイドの小径砲は信号弾を発射することもできるとの事。

ここも色分けは甘いですが、細かく造形されています。

グレネードランチャー部分は、前方へ引き出す事ができます。
1/144スケールの旧キットにしては凝った作りをしている模様。

グレネードランチャーを放つガンダムレオパルド!

左肩は右肩とは別形状で、インナーアームガトリングと合体するための形になっています。
※後述

左腕はスタンダードな形。
ちなみにこの前腕部ですが、パーツの合いが非常に悪いためピンをカットして接着した方がいいです。(右腕の前腕部も同様)
きつすぎてピッタリはまりませんでした(>ω<)

バックパック左側のインナーアームガトリングは、基部のジョイントパーツが可動しある程度動きます。

↑は腕を収納するカバーになります。
ここは全面を白いホイルシールで補います。
シール貼るの苦手なんだけど奇跡的にうまく貼れた……(*´ェ`*;)

腰部フロントスカートのヘリウムコア(黄色い■)は色分けされています。

脚部は「足の甲」部分は色分けされていませんが、それ以外は色分けされています。
右脚の側面にはビームナイフを装備しています。

両膝のカバーは開閉し、開くとホーミングミサイルが露出します。
ミサイルは別パーツ化されていて、色分けもされています。

このあたりも全箇所に目立つ合わせ目が出ます。
足裏にはモールド形状がありませんが、肉抜きはありません。

ビームナイフは引き抜く事ができます。

こちらがビームナイフ。
1パーツ成形で色分けはされていません。

ビームナイフで襲いかかるガンダムレオパルド!

むむ!かっこいい(*_*)

グレネードランチャーで攻撃!

ショルダーミサイルと同時攻撃!

インナーアームガトリングは↑のように前方へ可動させ、左腕を収納します。
※ハンドパーツは外します

カバーを下ろせば左腕と合体完了。

先端のガトリング形状は細かく造形されています。

インナーアームガトリングを放つガンダムレオパルド!
設定的にはレオパルドの武装の中で最も強力な武器との事です。

ブレストガトリング、ショルダーミサイル、ホーネットミサイルも展開しフルバーストモードばりの全弾発射モードで。

ガンダムアシュタロンに襲われるレオパルド!



ガンダムX初期メンツの1/144スケールでディスプレイ。




同じ旧キット、1/144ガンダムレオパルドデストロイと比較。

レオパルドデストロイはこのレオパルドのランナーを使ったバリエーションキットになります。



1/144スケールのガンダムX系ガンプラとティファ・アディールのフィギュアでディスプレイ。

1/144 ガンダムレオパルドの感想
ということで1/144 ガンダムレオパルドのご紹介でした。
旧キットという事で少ない色分け・合わせ目の多さ・可動域の狭さを除いた評価をすると、造形的には細かく一部開閉ギミックも搭載されているため当時ものとしては非常に良くできたガンプラに仕上がっていると思います。
注意点としては、今のガンプラと違いパーツの合いが非常に悪いです。
綺麗に作るなら、ピンをカットして接着(できれば合わせ目消し)して組んであげる必要アリ。
というか、このレオパルドのレビューを見に来てくれるような方はコアなモデラーさんが多そうなのでその辺は大丈夫そうですな……w
総評としては色々手を加える必要はありますが、各部造形が細かいため素体としてのポテンシャルは非常に高いガンプラに仕上がっていると思いますぞ!
定価だとめちゃめちゃ安いというのもあり、オススメです。
以上、「1/144 ガンダムレオパルド」のガンプラレビューでした!
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