今回は「HG セイバーガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEED DESTINYに登場し、アスラン・ザラが搭乗するセイバーガンダムをご紹介。
2005年に発売されたHG GUNDAM SEEDシリーズ24番目のガンプラになります。
差し替えによりMA形態への変形が可能、小加工で雑誌HGガンダムSEEDカスタムキットにも対応しています。
デスティニーのガンプラはHDリマスター放映時にリニューアル発売されなかったので、まだ需要のありそうなキットですよね。
という事で、HGセイバーガンダムを今のガンプラ基準で見るとどんな出来かじっくり見ていきたいと思います!
HG セイバーガンダム
カオスと同じく型式に「2」を持つ航空機系統の機体であるセイバー。
キットの方は19年前のフォーマットという事で、「目立つ合わせ目多数」「色分けも甘め」なものの、可動域は悪くない出来に仕上がっています。
※今回は合わせ目を中途半端に消していますが、後述する各画像にてどこに出るか細かく解説します!
当時物SEEDキット共通で、顔の造形が緩い感じは否めませんがスタイル自体はかっこいいですね。
カトキ立ちがバシッと決まります。
セイバーガンダムって立ち位置的にイージス・ジャスティス・インフィニットジャスティスに食われ気味ですが、航空機(MA形態)へ変形出来るというところが大好物です……(*´ェ`*)
可変ギミックの恩恵で当時ものとしては開脚範囲が広く、上半身も回転します。
それと今回、脚関節のみホビージャパン付録の「HGガンダムSEEDカスタムキット」を使用しています。
膝まわりの可動域が増えるだけでなく、全高が少し伸びるためHGCEの横に並べるには最適のパーツだと思います。
※このあたりは後述
トサカ部のセンサー(水色)と目はシールで補います。
シリーズ共通、フェイスマスクの造形が緩いのはご愛嬌。
頭部は前後はめこみ式で側面に合わせ目が出ます。
トサカの裏側は白いシールで覆いますが、シールの下は色分けされていません。
変形ギミックのおかげで頭部はかなり上を向くことが可能。
胴体の合わせ目は少ないです。
色分けは胸元ホワイトのラインはシールで補えますが、胸中央のV時マークはシールも付属せず。(本来イエロー)
合わせ目は側面に多少出る程度で、腰サイドは段落ちモールド化されています。
ショルダーアーマー上部はガッツリと合わせ目あり。
バックパック左右のM106アムフォルタスプラズマ収束ビーム砲(舌噛みそうw)はフレキシブルに可動。
このビーム砲、設定的にはフリーダムに搭載されていたM100バラエーナを非核機でも使用できるよう改良した、というセイバーガンダムのメイン武装になります。
大きな長いレッドパーツは左右分割で合わせ目が出ます。
他、ウイングのホワイトやイエローはシールで補うのですが、曲面に貼るためかなり剥がれやすいです。
中古品を組んだので粘着力が悪かったのかもしれませんが、どのみち経年で剥がれてくるので塗装した方が良い部分だと思います。
※赤いパーツの上に白は乗りづらいのでシタデルのCERAMITE WHITEが超絶オススメです
両肩のショルダーアーマー側面にはヴァジュラビームサーベルが収納可能です。
ご存知、アビスガンダム以外のセカンド機体(インパルス、ガイア等)に採用されたビームサーベルになります。
二の腕は筒状1パーツ、前腕部は左右分割式で合わせ目が出ます。
※画像では消してあります
フロントアーマーとサイドアーマーのホワイト・イエロー部はシールで補います。
ここの白いシールは動かしていると高確率で剥がれてくるため、先述したバックパックのビーム砲と同様に塗装推奨といったところ。
脚部は↑の目立つ箇所に合わせ目あり。
先述した通り脚関節はホビージャパン付録の「HGガンダムSEEDカスタムキット」に交換しました。
接続強度面で小加工が必要ですが、軸を太らす等の簡単な改造で交換可能です。
ショボ腕のわたくしでもできたから中級者モデラーさんなら簡単だと思うぞ……(>ω<)
ご覧の通り脚の可動範囲が広がるだけでなく、脚が多少延長されるためHGCEシリーズと並べるには必須レベルだと思います。(HGCEは従来シリーズより全高が高いため)
ちなみに記事執筆時点でですが、Amazonのマケプレではとんでもない価格になっていたので駿河屋の方がオススメ。
Amazon↓
脚部はスネ、ふくらはぎにも合わせ目あり。
スリッパは左右へ傾きます。
当時ものキットとしては優秀な部分。
足裏に肉抜きが無いのはHGCEに勝ってたりします。
ただ、股下にはアクションススタンド用の穴が空いていません。
それでは武装を見ていきます!
空力防盾(シールド)の中央突起部分イエローはシールです。
他、イエロー下部周辺のグレーは色が足りません。
シールドは基部で回転します。
ヴァジュラビームサーベルを引き抜いてみます。
セイバーガンダム、ヴァジュラビームサーベルを抜刀!
ウイングを横に倒し、MS状態での飛行状態も再現可能です。
斬りかかるセイバーガンダム!
ビームエフェクトパーツは2本付属し、二刀流も可能です。
お次はMA-BAR70 高エネルギービームライフル。
ここはいつもの左右分割式で合わせ目が出ます。
また、ビームライフル照準レンズ部分は色分けされていないため要塗装となります。
ビームライフルを構えるセイバーガンダム!
結構動くので、浮かすと絵になります(*´ェ`*)
ビーム砲はヴェスバーのように前方へ可動します。
アムフォルタスプラズマ収束ビーム砲を構えるセイバーガンダム!(ついに舌噛んだ
頭部の可動も優秀なため、ポージングが決まりやすいです。
そしてこちらがMA形態。
ハンドパーツを取っ払い、各位置を変えれば簡単に変形可能です。
ビームライフルは肩に取り付けます。
MA形態もイイ……(*´ェ`*)
ヤベェ奴現る!
※フリーダムガンダムにバラバラにされるセイバーガンダムの図(解体ショー)
セイバーガンダム超かっこいいのに、印象に残るシーンってここだよねw
EFコレクション3のアスランとディスプレイ。
このサイズのカプセルトイは数あれど、パイロットスーツ姿の運命アスランならこいつがおすすめです。
「君になら出来るさ。だからその力をどうか、必要な時には使ってくれたまえ」
アスランをたぶらかすデュランダル議長!
HGCEフォースインパルスガンダムと比較してみます。
関節パーツ交換で、そこまで違和感が無くなった気がします。
てかこのセイバー、HGCEと並べても十分いけますね。
ミネルバ部隊でディスプレイ。
※「HGブレイズザクファントム(レイ機)」「HGCEフォースインパルスガンダム」「HGガナーザクウォーリア(ルナ機)」
この中期メンツいいよね……(*´ェ`*)
カプセルトイと一緒にディスプレイするとめちゃめちゃ映えるからおすすめだよ!
ジャスティス系、イージスと一緒にディスプレイ。
HG セイバーガンダムの感想
ということでHG セイバーガンダムのご紹介でした。
当時ものキットという事で「頭部・肩・前腕・脚・武器類」と合わせ目の数はかなり多いです。
また、色もちょいちょい足りず曲面にシールを多用するため、全身塗装するのがベターといった感じ。
↑組み立て書の作例。
「胸中央のV字・シールド・ライフルの照準レンズ」などシールが付属しない箇所も多いです。
今からHGセイバーを組もうと思われているモデラーさんは、完璧に作るとなるとそこそこ根気がいるキットになっている模様。
ただ、頭部以外の形状再現度は高く可動域も悪くないため大工事は必要なさそうです。
素組み派モデラーさんでも今回写真ぐらいのセイバーには仕上がるので、画像で満足できるか確認していただければと思います。(合わせ目は多少消して関節交換はしていますが)
先述した通り、膝関節をホビージャパン付録の「HGガンダムSEEDカスタムキット」に交換するのはかなりオススメですぞ……(*´ェ`*)
以上、「HG セイバーガンダム」のガンプラレビューでした!