今回は「1/144 ジェムズガン」のガンプラレビューです。
機動戦士Vガンダムに登場し、連邦軍が運用したジェムズガンをご紹介。
1993年発売。
シリーズ同様Vフレームを使用し、超低価格ガンプラながらクリアパーツがふんだんに使われています。
という事で1/144ジェムズガンを、今のガンプラ目線で見るとどんな出来になっているかレビューしていきたいと思います！
1/144 ジェムズガン
型番がRGMシリーズの119番という事で、ジムの後継機にあたるジェムズガンさん。
ジム系統らしくやられ役臭のする良デザインで立体化されているぞ……(*´ｪ`*)
ホイルシールは腰のレッド部を中心に、センサー類などを補うものが付属します。
31年前に発売された旧キットという事で目立つ部分をシールで補いますが、何気にこのジェムズガンは元のカラーデザインがシンプルなおかげで同シリーズの中では色分けが優秀なガンプラに仕上がっています。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「メガ・ビーム・バズーカ」「ビーム・サーベル×２（クリアパーツで形状違い二種）」「ビーム・シールド」「交換用支柱」
クリアピンクのパーツでできたディスプレイスタンドも付属します。
森林③が描かれているよっ……ｗ(*´ｪ`*)
カードの裏側には、ジェムズガンの簡易的な設定が解説されています。
ふむふむ……Vガン時代にはすでに旧式扱いになっているみたいですね。
そして完成した1/144ジェムズガンがこちら。
標準体型をしているだけあり、Vフレームに組み込んでも違和感の無いプロポーションで立体化されています。
感じ的には、ガンイージやジャベリンを組んでいる時と同じ感触でした。
Vガンの旧1/144キットの中でも良く出来ていますね、
今のガンプラ目線で見ても再現度の高いスタイルになっているのではなかろうか。
フル塗装するだけで見栄えが爆上がりしそうな部類のガンプラだと思うぞ……(*´ｪ`*)
それでは細かく見ていきます！
意外に可動域は悪くなく、手脚がそれなりに上がり膝立ちも可能です。
上半身も360度回転。
ただシリーズ同様、動かしまくっていると各部接続強度が緩くなりポロリしやすくなります。
メインカメラと額のグリーンはシールが付属しますが、額部分はシールのサイズが合っていないためカットして貼り付けました。
色分けは、何気にこの状態で良好ですｗ（元のカラデザがめちゃめちゃシンプル）
一部にランナーロック形式（ランナー２枚を合わせるだけでOK）を採用しており、素組みだと組み上げるのが楽です。
ただ、↑のように合わせ目の量はかなり多いです。
※今回旧キットという事ですべての箇所に合わせ目が出るため、画像での解説は省略させていただきます(*´ｪ`*)
胸のダクト、腰部は全てシールで補います。
股間のV字マークはイエローで要塗装となります。
ショルダーアーマーは１パーツで合わせ目が出ませんが、胴体は前後はめ込み式で合わせ目が出ます。
腕部。関節はポリパーツです。
二の腕はまわりませんが、ポリパーツから先（前腕部）は回転します。
左腕はビーム・シールド発生器を装備しています。
フロント・リアアーマーともそれなりに可動。
股下には現在主流のアクションベースの3mm穴にも対応した穴が空いています。
脚部。こちらも関節はポリパーツとなります。
足の甲は隙間が空くデザインになっています。
意外にも接地性は悪くないです。
↑まで開脚しても接地します。
足裏はシンプルなスラスター形状アリ。
このあたりの造形はさすがに旧キットといったところ。
バックパック本体は左右はめ込み式で、合わせ目が出ます。
スラスターは別パーツ化されています。
ビーム・シールドはクリアピンクのパーツが使用されています。
腕とビームシールド発生器の間に挟み込んで再現します。
ビーム・ライフルは右側に大きな肉抜き有り。
ハンドパーツも今の目で見るとしょぼいため、多少いじれるモデラーさんは交換推奨です。
それではアクションポーズいってみます！
ビーム・ライフルを構えるジェムズガン！
地味に膝立ちできるのが良いです(*´ｪ`*)
すごいシンプルな見た目ですが、見栄えは悪くないですね。
フル塗装すればかなりアップグレードされそう。
ただ↑のように、動かしているとビーム・シールド発生器がすぐずれた角度になってしまいます(*´ｪ`*)
ビーム・ライフルはリアアーマーにマウントできます。
※プラ同士のシンプルな凹凸接続
メガ・ビーム・バズーカを装備させてみます。
設定的にはクラスターガンダムで使用されていたバズーカで、宇宙世紀150年代の標準的なオプション装備となります。
メガ・ビーム・バズーカで攻撃！
バズーカもリアアーマーにマウントできます。
ビーム・サーベルは、柄一体型のクリアピンクのパーツが付属します。
斬りかかるジェムズガン！
↑のサーベル刃が湾曲したタイプも付属します。
キットに同梱するディスプレイスタンドに展示。
定価数百円なのに、相変わらず良心的な内容になっています。（今やプレミア価格の事の方が多いけど(*´ｪ`*;)）
HGUC Vガンダム（ヘキサ顔・塗装済）と比較。
ジェムズガンが小さいというわけではなく、HGUCの方がオーバースケールになっています。
Vガン時代の地球連邦軍のモビルスーツでディスプレイ。
1/144ジャベリンはジェムズガンより強化されたような造形・武装になっています。
ちなみに旧Vガン1/144の中でも↑の連邦勢は出来がいいので、普通にオススメです。（リガ・ミリティア勢ならガンイージもクオリティ高いです）
1/144 ジェムズガンの感想
ということで1/144 ジェムズガンのご紹介でした。
旧Vガンシリーズの中ではVフレームとの相性が良好で、不満は少ないキットになっていると思います。（あくまで旧キットとしてはですが）
ジェムズガンはジャベリン同様出荷数が少ないのか、いつもプレ値になっているイメージなので安い中古を見つけたらオススメといった感じだと思います。
ところで今の時代、旧Vガン系のガンプラが気になっているモデラーさんは合わせ目消したりフル塗装を考えている方が多いと思うのですが、塗料を選ぶ時は電撃データコレクションのＶガンダム
↑Vガンダムに登場するMSの設定がカラーで載っている設定本なのですが、塗装する際にかなり便利っす。
スマホの画像検索でもいいですが、ガンプラ化されていないゴッゾーラやサンドージュなども載っていて機体設定も書かれているので、見ごたえもあるぞ……！
以上、「1/144 ジェムズガン」のガンプラレビューでした！
