今回は「HGACマグアナック」のガンプラレビューです。

新機動戦記ガンダムWに登場した、マグアナックをご紹介。
2019年発売。
ついにHGACシリーズとして発売されたマグアナックですが、1/144スケールのガンプラでは初の立体化となります。
『Fine Build』というコンセプトで設計されており、組み立てやすさを追求したキットに仕上がっています。
という事で、HGマグアナックをレビューしていきたいと思います!
HGAC マグアナック

ガンダムサンドロックとの連携を想定して開発されたマグアナックさん。
マグアナック隊には40機ものマグアナックが配備されており、ほぼ全てにパイロット特性や役割に応じたカスタマイズが施されているという設定です。
という事で、このキットにはラシード機・アブドゥル機・アウダ機・アフマド機を再現するパーツは同梱しません。
ちなみに本日(4/19)、プレミアム・バンダイで『ラシード機/アブドゥル機』『アウダ機/アフマド機』『マグアナック36機セット』が発売決定との発表がありましたw↓
【PB新商品】40機編成マグアナック隊を再現するための”36機セット”と専用機を再現する2種が発売決定!
HG マグアナック(ラシード機/アブドゥル機)
HG マグアナック(アウダ機/アフマド機)
HG マグアナック36機セット
ホビーオンラインショップにて近日お申込受付開始予定!https://t.co/eb5i2X6OLD pic.twitter.com/2h87YRHIln— BANDAI SPIRITS ホビー事業部 (@HobbySite) 2019年4月19日

レビューに戻ります。
内容物はホイルシールと、機体ナンバーのマーキングシールが付属。
フォントかっこいい……(>ω<)
色分けが優秀なキットになっているため、ホイルシールはセンサー部と肩・シールド表面一部を補うもののみ付属します。

付属品一覧がこちら。
※「ビームライフル」「ヒートトマホーク」「シールド」「各種マウント用ジョイントパーツ」
武器類は1色成形になっており、色分けは甘いです。

そして完成したHGACマグアナックがこちら。
公式で謳われているとおり非常に組みやすく、HGACリーオーよりパーツ数は多かったように思いましたが40分程度で完成しました。
また、定価1,200円(税抜)の低価格ガンプラにしては色分けがめちゃめちゃ優秀です。

『これ以上マグアナックに何を求めるのか』というぐらい良プロポーションで立体化されているのではなかろうか。
サンドロックやデスサイズの前にマグアナックをHGACで持ってくるというバンダイさんの攻めの姿勢、嫌いじゃないぜ……(RE/100ビギナ・ギナIIを一般販売にしてしまう錯乱名采配然り)

それでは各部細かく見ていきます!

まず可動域ですが、腕は水平以上上がり開脚範囲も広いです。
各関節も90度以上曲がるため綺麗に膝立ちでき、上半身も360度回転します。
ただデザイン的に、頭部はそこまで動かずといった感じです。
また、脚を横に広げすぎるとサイドアーマーがポロリしやすい点はご注意を。

目のパープル部はシールで補います。
ひさし付近の細かなくぼみ部分などは要塗装になるものの、

ひさし・フェイスマスク・側面や後頭部のオレンジ部と、パーツ分割が細かいです。

頭部は前後はめ込み式で、側面一部に合わせ目が出ます。

胴体と腰の側面にも合わせ目が出ます。
ちなみに組み立て書(+公式サイト)の作例基準ではモールド扱いになっていますが、設定画ではモールドが無かったりします。

上半身は前後・左右と柔軟に可動。
腰との結合部に丸型のポリパーツが使われているのと、まわりに干渉するパーツが無いため結構自由に動きます。

バックパックの穴には専用のジョイントパーツを使い、シールドをマウントする事ができます。
※後述

↑枠、肩前後のオレンジ部分はホイルシールで補います。
側面のアーマーは跳ね上げられ、裏側にはモールドが刻まれています。

肩は前後に大きく可動。

腕は関節パーツ前面にのみ合わせ目が出ます。
前腕部は合わせ目の出ないようなデザインにアレンジされていました。
※本来前腕部のモールド(でっぱり)は無し

肘関節は160度ほど曲がります。
『肘を曲げると見える関節パーツの裏側』は合わせ目が出ない構造で、スリットのモールドが細かく造形されています。
隙が無い作りですね。

腰部のフロント・サイドアーマーは可動します。
ただ、開脚し過ぎるとサイドアーマーが外れてしまう感じ。
無理なポージングをしなければ問題ないと思われます。

脚部の合わせ目は少ないですが、構造的に脚を曲げると少し見栄えが悪いです。

側面の合わせ目っぽいラインはモールド扱いでOKです。
前後はめ込み式ですが、横幅のサイズ違いによりモールドに見える作りです。

アンクルガードは合わせ目が目立ちにくい構造をしています。
厳密に言えば↑の赤枠に出ますが、ほとんど目立ちません。

足裏には肉抜きが無く、股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。

脚の前後可動が広いぞ……(*´ェ`*)

シールド表面一部(青枠)はシールで補います。
裏側はモールドがあり、基部で360度ロール回転します。
それでは武器を持たせつつ、アクションポーズいってみます!

まずはヒートトマホークから。
シンプルな1パーツ1色成形になっているため、ここは要塗装となります。

ヒートトマホークを構えるマグアナック!

そこまで接地性が広いわけではありませんが、かっこいいポーズがガンガン決まる模様。

ヒートトマホークをぶん投げるマグアナック!

ヒートトマホークはジョイントパーツを使い、リアアーマーにマウント可能です。

シールド裏にはビームライフルが収納でき、こちらもジョイントパーツを使うことで

背部にマウントする事ができます。
※シールドを腕側面に装備する状態ではライフルを収納できませんでした

背中にシールドを背負った状態で。

↑のように、ヒートトマホークとシールド(ビームライフル含む)を同時にマウントする事もできます。

ビームライフルがこちら。
センサー部は紫のシールが付属しますが、下部のエネルギーパックはグレーで要塗装となります。
人差し指を突き出したライフル持ち手は付属しないため、↑枠のように少し違和感が出ます。

膝立ちが綺麗に決まるので、色々なポーズ付けが可能だよ(*´ェ`*)

弱点を挙げるとすれば、顔の上下・左右可動が弱い点です。(右を向く動作は↑が限界)
リーオーもそうですが、ここはデザイン上致し方ない部分かもしれません。

ビームライフル+ヒートトマホークで。

カッケェ!
多少弱点があるものの、往年のWファンにはたまらない完成度になっていると思います(>ω<)

サンドロックを援護するマグアナック!

旧キットと比べるのは酷ですが、1/144ガンダムサンドロックと比較。


リーオーと交戦!

GUNPLA EVOLUTION PROJECTとして発売されたHGACリーオーと比較。
まさか今の時代に、最新フォーマットのリーオーとマグアナックを並べられる日が来るとは思わなかったよ(涙


HGAC版のガンダムサンドロックとツーショットで。



手持ちのカトル繋がりのMSとパシャリ。

黒カトルさん現る。



HGAC マグアナックの感想
ということでHGAC マグアナックのご紹介でした。
まず一番の長所は、とにかく組みやすいという点。
武器類は色分けされておらず、肩表面のオレンジ部分はシールで補ったりするものの価格を考えると色分けは優秀だと思います。
可動域は頭部以外広く、色々なポーズで飾れ満足度は高いです。
何より、HGAC化されるとは思わなかった機体なので一般販売されただけでも評価を上げたい気分。発売決定時に狂喜乱舞したWファン、めちゃめちゃ多いのではなかろうか(>ω<)
コアなモデラーさんは、プレミアム・バンダイのラシード機や36機セットを買ってみてはいかがでしょうか……w
以上、「HGAC マグアナック」のガンプラレビューでした!






















