今回は「HGUCズゴック」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムに登場した、青い量産型ズゴックをご紹介。
1999年発売。
HGUCナンバー6の古いガンプラになりますが、プロポーションの再現度が高く可動域も広い名キットに仕上がっています。
という事で、HGUCの量産型ズゴックをシャア専用ズゴックとの比較や小物を使った展示例などを含めじっくりとレビューしていきたいと思います!
HGUC ズゴック
水陸両用MSの筆頭格、ズゴックさん。
設定的には、ゴッグなどの機体データをもとに第二期開発計画に基づいて開発された機体になります。
シャア専用のピンクズゴックもかっこいいですが、量産臭のする青いズゴックもいいよね……(*´ェ`*)
ホイルシールの量は少なく、コクピット部とモノアイを補うもののみ付属します。
コクピット部のシール色がシャア専用とは違う色になっているのが特徴です。
そして完成したHGUCズゴックがこちら。
造形的にはHGUCシャア専用ズゴックと全く同じで、成形色だけ変更されています。
驚く事にこのズゴック、25年前のガンプラなんですよね……(*_*;)
色分け・可動域の優秀さに加え、劇中再現度の高すぎるプロポーションは今のガンプラ目線で見ても全く見劣りしないのがスゴイです。
このコミカルなアニメ臭を放った姿、ファーストファンにはたまらないですね……w
それでは細かく見ていきます!
可動域は広く、腕は水平以上上がり真横まで開脚します。
膝関節も90度曲がり、上半身は前後に多少傾くおかげでキレイに膝立ち可能です。
上半身は回転しないものの、それなりにまわせます。
接地面が広く、バランス感覚に優れているためこんなポーズでも自立しちゃいます。
頭部一体型の上半身を見てみます。
お腹のカメムシみたいなコクピット部は、淡いブルーのシールで色を補いますw
モノアイにモールドは無く、シールを貼るだけのシンプルな作りです。
可動もしないためこのズゴックの弱点部分と言えそうですが、キット自体の定価がヤバイぐらい安いので弱点にはならないかもしれません……w
腕に自信のあるモデラーさんは、可動するよう改造してみても面白いと思います。
インテーク部分は内部からパーツが露出する構造で、別パーツにより色分けされています。
頭頂部の頭部ミサイルも然り。
注意点として、この黒いランナーが全てABS樹脂製です。塗装派モデラーさんはご注意を。
胴体と腰は前後はめ込み式で、側面縦一直線に合わせ目が出ます。
上から見た場合、胴体と推進装置(バックパック)に合わせ目アリです。
上半身は前後に柔軟に可動します。この時代のHGとしてはかなり優秀。
推進装置は左右はめ込み式で、真ん中に合わせ目が出ます。
下部は別パーツ化されています。
腕は前腕部に合わせ目が出ます。
アームの内部フレームはABSを重ねていくように組み立てますが、外装は通常プラ素材で合わせ目も出ません。
3本のアイアン・ネイルは可動します。中央はメガ粒子砲が造形されています。
パンツのような腰部(*´ェ`*)
スタンド穴は空いておらず、股下は合わせ目が出ます。
脚部はなんと合わせ目無し構造です。1999年製とは思えん……(*´ェ`*;)
側面は段落ちモールド化しているうえ、膝関節は筒型パーツで合わせ目が出ません。
足裏に肉抜きは無く、スクリューが造形されています。
スタンド穴がないため、浮かせて飾るのは一苦労といった感じです。
うまい具合いに挟みこめる箇所もないので、ポーズをつけて写真とるのにメチャメチャ苦労しました(*_*)
ちなみに付属品は無しです。本体だけという男らしい内容になっています。
それではアクションポーズいってみます!
ブクブクブクブク……
上陸するズゴック!
メガ粒子砲で攻撃!
連邦の雑魚どもを蹴り上げるズゴック!
アイアン・ネイルを突き出すズゴック!
四股を踏んでいるようにも見えるぞ……!(>ω<)
それでは別売りの、魂EFFECT WAVE Blue Ver.を使ってポージング写真いってみようと思います。
このズゴックに限らず、水陸両用ガンプラにオススメなエフェクトパーツになっているぞ!
海面から現れるズゴックの図。
浮上!
ジムに襲いかかるズゴック!
魂EFFECT WAVE Blue Ver.は一つあるだけで遊び方が広がります。
特に展示方法にこだわるモデラーさんにはかなりオススメですぞ!
インパルスVSフリーダムとかでも使えるよっ。
HGUCシャア専用ズゴックと比較。
違いは成形色だけです。
↓のシャア専用ズゴックの方では合わせ目を消して塗装した状態も紹介しています。併せてどうぞ。
HGUCズゴックEも加えてディスプレイ。
ジャブロー攻略作戦の水陸両用モビルスーツでパシャリ。
※「HGUCアッガイ」「HGUCゴッグ」
RG量産型ズゴックと比較。
RG版は、プレミアム・バンダイ限定で発売されました。
量産型は涼し気な見た目で夏に組むにはピッタリだと思いますぞ。
HGUC ズゴックの感想
ということでHGUC ズゴックのご紹介でした。
弱点はモノアイがシール+非可動な点と、内部フレームにABS樹脂を多用している点です。
長所は色分け・可動域が25年前に発売されたガンプラとは思えないほど優秀な点で、定価がメチャメチャ安いのが最大の売りだと思います。
合わせ目や簡素なモノアイまわりなど、改造する余白を残しているガンプラとも言えるので、合わせ目消しや塗装の練習用ガンプラとしても最適だと思います。
実際わたしも昔、シャア専用ズゴックで合わせ目消しとスプレー塗装を練習したのですが、かなり良い練習素体でした。
初心者モデラーさんにもガチ勢にもオススメできる良ガンプラで間違いないぞ!(>ω<)
以上、「HGUC ズゴック」のガンプラレビューでした!