今回は「HG ガンダム4号機」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに・・・に登場し、ルース・カッセルが搭乗するガンダム4号機をご紹介。
2020年発売、プレミアム・バンダイ限定品になります。
組み換え式で「ノーマルモード」「[Bst]形態」の2種類が再現可能。
頭部や特徴的なメガ・ビーム・ランチャーなどが新規造形で付属します。
という事で、HGガンダム4号機をMGやGFFとの比較画像を含めてレビューしていきたいと思います!
HGUC ガンダム4号機
ガンダム4号機のガンプラは2003年にMGで発売されていますが、17年の時をこえ、ついにHGUCシリーズでのリリースとなりました(>ω<)
内容をざっくり言うと、先に発売された「HGUCガンダム6号機 マドロックの関節パーツ」と「HGUCペイルライダー(空間戦仕様)の武装やプロペラントタンク」を使いつつ頭部や外装、メガ・ビーム・ランチャーなどが新規造形で付属する内容になっています。
ホイルシールのほか、サラブレッド隊のエンブレムなどが印刷されたマーキングシールが付属します。
付属品一覧がこちら。
※「ハイパー・ビーム・ライフル」「メガ・ビーム・ランチャー」「ビーム・サーベル×2」「シールド」「手首パーツ×3(ライフル持ち手は右のみ)」
武装の売りは、新規造形のメガ・ビーム・ランチャーで間違いないです。
右の銃持ち手(甲パーツなし)などが余剰パーツになりますが、パーツはほとんど余らないと思ってOKです。
ガンダム4号機 ノーマルモード
まずはノーマルモードから見ていきます。
ノーマルモードの特徴は、「肩形状」「背部の増加プロペラントがついていない」2点です。
4号機らしいブルーとダークグレーが冴え渡る成形色で立体化されています。
骨組みはHGUCガンダム6号機 マドロックと共通なので、組んだ感覚もマドロックに非常に近いものがありました。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は真横まで広がります。
肘関節は90度、ヒザ関節は90度以上曲がり、キレイにヒザ立ちできます。
上半身は360度回転しませんが、背部パーツが腰に干渉するまではまわります。
落ち着くガンダムフェイス(*´ェ`*)
ツインアイとトサカ前後のセンサーはホイルシールで色を補いますが、頬の小さな黄色いパーツは別パーツで色分けされています。
頭部は前後はめ込み式で合わせ目が出ます。トサカはモールド扱いにしても良いかもしれませんが、段落ちにはなっていません。
胸部の色分けは優秀で、↑のように黄色いパーツが内部から露出する構造です。
胴体は前後はめ込み式で、上部・側面一部に合わせ目が出ます。肩を取り付けるポリキャップから下は段落ちモールド化されています。
バックパックの色分けは良好ですが、各スラスターはイエローで要塗装です。
ノーマルモードの再現ではプロペラントタンクを外します。(増加プロペラントタンクは後述)
この肩もノーマルモードの特徴です。
肩はボールジョイント接続で前後にある程度可動。胴体上面には合わせ目が出ます。
ビーム・ガンは新規造形で、合わせ目無し構造です。
※厳密に言えば肩の内側に少し合わせ目がありますが、腕を取り付ければほぼ見えなくなる感じです
前腕部接続基部はロール回転します。マドロックと同じ構造で、ポージングに幅が出る部分。
ただ、肘は90度しか曲がらないので曲げ幅はそこまで広くありません。
腰部は中央のV字のみシールですが、その他は細かく色分けされています。
腰内部(足の付け根パーツ)は可動式で、股下にはアクションベース用の3mmジョイント穴が空いています。
脚部は合わせ目なし構造ですが、ふくらはぎ付近の色(ブルー・イエロー)は足りません。
アンクルガードのすぐ上はホイルシールで色を補います。
足関節の合わせ目は段落ち化されています。足裏はつま先付近に多少肉抜きあり。
シールドはHGUCペイルライダー(空間戦仕様)の色違いで、青いシールとサラブレッド隊のロゴシールを貼ります。
取り付け位置は前腕部側面と後ろ側の2箇所から選択可能です。
シールドを構え、ビーム・ガンで攻撃!
ハイパー・ビーム・ライフルはサイト部とフォアグリップが可動しますが、モナカ割りで合わせ目が出ます。
ここもペイルライダーの色違いですが、サイト部のシールが分割されました。(比較画像は後述)
ライフル持ち手は右手のみ付属します。
アクション!
ライフルは両手でかまえる事ができます。
ビーム・サーベル抜刀!
ガンダム4号機 [Bst]形態
[Bst]形態への切り替えは簡単で、肩のツメを展開し増加スラスター付きショルダーアーマーをかぶせて再現します。
大掛かりな組み換えは必要ありません。
ノーマルモードと[Bst]形態の肩を比較。
あとは増加プロペラントタンクを取り付けるだけでOKです。
プロペラントタンクはシンプルな2パーツモナカ構造で、合わせ目アリです。
という事で、こちらがガンダム4号機の[Bst]形態。
少し強そうになりました(*´ェ`*)
PS2のゲームに出てきた外伝機体が最新フォーマットで組めるというのがタマラン……!(>ω<)
背部にメガ・ビーム・ランチャーも取り付けてみました。
ガンダム4号機、出撃!
アクション!
ライフル+サーベルで。ちょっとしたことなのに強化された感が出てきました。
背部を見ていきます。
左にエネルギー・ユニット・パックを取り付け、リード線をメガ・ビーム・ランチャーに取り付ける仕様です。
接続強度はちょうどよく、動かしまくっていても外れる事はありませんでした。
こちらが本キットの売りと言っても過言ではない、ガンダム4号機専用の高出力ビーム兵器「メガ・ビーム・ランチャー」。
細かく色分けされていますが、ほぼ全てに合わせ目が出ると思ってOKです。
ガンダム4号機、メガ・ビーム・ランチャーを装備!
フォアグリップは可動し、
両手でかまえる事が出来ます。無理なく膝をつけるので、ポージングがうなります。
ランチャー発射!
いい感じ……。
HGUCペイルライダー(空間戦仕様)と全身を比較。
ペイルライダーもプレミアム・バンダイ限定品になります。
流用箇所を見てみます。まずはプロペラントタンクを比較。
ハイパー・ビーム・ライフルを比較。
ペイルライダーのサイトは一面黄色いシールで色を補いますが、5号機は中心とそのまわりでシールが分割されています。
シールドを比較。ここはお互いシールが多い部分です。
ペイルライダーもオススメだよ!
ちょっとマニアックどころ、GUNDAM FIX FIGURATION(GFF・完成品)のガンダム4号機と比較。
まさかHG化されるとは思わなかったので、我慢ができず昔に購入したものになりますw
アップで。GFFはマーキングが多く色分けも優秀ですが、ポロリが多く頭部のエッジが緩めなのがちょい不満でした。
今回のHGでは全ての弱点が克服されていると思います。
MGガンダム4号機(塗装済)と比較。
かなり昔、ガンプラ初心者のころに塗装したものなので出来についてはご容赦のほどを……w
ガンダム4号機、5号機、6号機マドロックで比較。
HGUCフルアーマーガンダム7号機(塗装済)も混ぜてパシャリ。
HGUC ガンダム4号機の感想
ということでHGUCガンダム4号機のご紹介でした。
オリジンのガンダム系HGと違い、従来のHGUCシリーズを進化させたような構造になっていて、差別化されているのがいい感じです。
前腕部の基部が独自でロール回転する新しさはありますが、良い意味で小顔になっていないなど従来シリーズと並べても違和感のないスタイルに仕上がっているので、コレクションアイテムとしては最適解だと思いました!
手を加えるとするなら、シールドのシール部分を塗装すれば更に見栄えが良くなりそうです。(下地が白いので塗りやすいと思います)
非常に堅実にできたHGといった感じ。外伝ファンには特にオススメだよ!
以上、「HGガンダム4号機」のガンプラレビューでした!