今回は「HG ヴァイエイト & メリクリウス」のガンプラレビューです。
新機動戦記ガンダムWに登場し、トロワ・バートンとヒイロ・ユイが搭乗するヴァイエイトとメリクリウスのHGAC版のセットガンプラをご紹介。
プレミアム・バンダイ限定品になります。
トロワが搭乗した砲撃戦能力に特化したMS「ヴァイエイト」と、ヒイロが搭乗した防御力に特化したMS「メリクリウス」が完全新規造形で立体化されています。
という事で、HGACヴァイエイト&メリクリウスを1/144スケールの旧キットとの比較画像などを含めてレビューしていきたいと思います!
HGAC ヴァイエイト & メリクリウス
「最強の矛と盾、完全新規で登場」
という事で、HGAC版のヴァイエイトとメリクリウスはプレミアム・バンダイでのセット販売となりました。
旧キットの1/144ヴァイエイト・メリクリウスのフィギュア同梱版が2000年に発売なので、ガンプラとしては実に21年の時をこえて発売された事になります。
……めでたい!(>ω<)
ホイルシールがこちら。
頭部まわりや、各武装の色を補うものが中心です。
余剰パーツがこちら。
プラネイトディフェンサーのフレーム&スタンドの一部クリアパーツや、ジョイントパーツが余ります。使えそうなパーツは余らない感じです。
↑が完成したHGACヴァイエイト(画像左)とHGACメリクリウス(画像右)。
2021年のHGACクオリティで立体化されているので、めちゃめちゃ出来がいいです……(*´ェ`*)
これはファンにはタマラン……。
それでは各部アップで見ていきます!
頭部をアップで。
ヴァイエイトとメリクリウスの、色と武装をのぞく本体の形状違いは頭部のみです。
アンテナの形や、カメラのシール色が変化しているのが特徴です。
頭頂部のパーツは2種類付属し、パーツの差し替えにより↑のようなフェイスカバーの開閉状態が再現できます。
中のカメラ部分や、フェイスカバーを開いた状態の後頭部一部はシールで色を補います。
後ろから。アンテナ先端には安全フラッグがあるものの、頭部は合わせ目無し設計です。
頭部・武装以外の本体形状は同じため、ここからは2体同時で見ていきますぞ!
胴体・腰部は前後はめ込み式で、上部・側面に合わせ目が出ます。
脇の下のグレー部分は別パーツで色分けされており、モールドも細かいです。
胴体~肩の接続面もグレーのパーツで細かく色分けされていたりします。
肩部装甲は前後はめ込み式で、合わせ目あり。
ここは可動します。肩自体はボールジョイント接続で前方向への動きに優れていますが、上から見た場合の合わせ目はちょこちょこあります。(胴体・肩部)
腕をアップで。肩内部の球体は段落ちモールド化されているため合わせ目無し。
前腕部に合わせ目がありますが、二の腕と関節パーツに合わせ目はありません。
腰部をアップで。細かな事を言えば底面に合わせ目アリです。
股下にはスタンド用の3mm穴が空いています。
足の付け根パーツは前後にスライドし、足の前後可動に優れた作りになっています。
ただ、あまり動かし過ぎると緩くなってきそうな部分です。
脚部はHGACリーオーのようなブロック構造になっていて、↑のように各部位を組み上げたあと接続するため塗装がしやすいパーツ構造になっています。
2021年製らしく「ABS不使用」かつ「グレーのフレームパーツにKPSが使われている」というのもあり、全体的に見て塗装派モデラーさんに嬉しい内容になっている模様。
脚部は側面に一部合わせ目がありますが、ほとんどが段落ちモールドになっています。
関節フレームにも合わせ目無し。
ただ、足裏はカカト付近に大きな肉抜きがあります。
今のガンプラ目線で見た場合、可動域は標準+といったところ。
デザイン上そこまで手足は広がりませんが、先述した足付け根のスイングギミックにより動きがつけやすいです。
手足の関節は90度強曲がり、ヒザ立ち可能です。
上半身も360度回転します。
ヴァイエイト、メリクリウス、出撃!
ヴァイエイトのビームキャノン
ヴァイエイトの武装から見ていきます。
背中左側にはビームキャノン、右側にはジェネレーターを装備しているのがヴァイエイトの特徴です。
ジェネレーターの下部はビームキャノンに接続するパーツになっており、着脱可能です。
また、エネルギーケーブルは図太いリード線で再現されています。
装備させるには、一度ビームキャノンを取り外してジェネレーターを開きます。
中身はこんな感じになっていて、黄色い部分はホイルシールを使って色を補います。
黄色い部分のスリットモールドは刻まれているので、塗装派モデラーさんも安心部分です。
持たせる場合は、ビームキャノンの各パーツを動かして後方にジェネレーターから外したパーツを接続します。
ジョイントパーツも細かく動き、脇の下に接続します。
ガッチリと取り付けできるので、安定してビームキャノンを保持できるぞ……(*´ェ`*)
ヴァイエイト、ビームキャノンで攻撃!
開いたジェネレーターがめちゃいい感じです……!(*ノェノ)
メリクリウスの武装とプラネイトディフェンサー
メリクリウスの武装を見ていきます。こちらはクラッシュシールドで、右手に持たせます。
裏側はグレーの裏打ちパーツで色分けされていて、グリップ部分は一度手首パーツの甲を外してから持たせるためガッチリと保持できます。
左手にはビームガンを装備。
こちらもクラッシュシールドと同様の持たせ方をするためガッチリと保持できますが、グリーン部分のシール感はちょい目立ちます。
ビームガンで攻撃するメリクリウス!
……恐ろしくかっこいいです(涙
クラッシュシールドの中央には、ビームサーベルエフェクトを装着できます。
サーベル刃はクリアイエローのものが2本付属するので、1本は余剰となります。
アクション!
プラネイトディフェンサーをアップで。全て分離可能です。
表面の黄色い部分はホイルシールで色を補います。
このように伸びた状態が再現できるほか、
プラネイトディフェンサー用のスタンドとフレームが2つ付属します。
1つにつき5基取り付ける事ができるほか、前面か上側か好きな位置に展示できます。
スタンドは曲げる事ができるので、色々な位置に持っていく事ができるぞ!
プラネイトディフェンサーを展開!
ヴァイエイト&メリクリウス同時にディスプレイしてみます。
どさくさに紛れてモビルドールを破壊しまくるトロワとヒイロ!
「こいつも接近戦か!」
トールギス、メリクリウス&ヴァイエイトと交戦!
「宇宙でこんな事をやってのけるパイロットは、そうザラにいない…」
旧キット1/144ヴァイエイト(左)と比較。
旧キット1/144メリクリウス(左)と比較。
発売年が違いすぎるというのもあり、クオリティは圧倒的にHGAC版の勝利ではあるのですが、旧キットは値段が安いうえフィギュアが付属し、出来も悪くない出来でした(*´ェ`*)(色分け以外w)
本キットのリデコキット、ヴァイエイト・シュイヴァン&メリクリウス・シュイヴァンとディスプレイ。
違いは↓でどうぞ。
HGAC ヴァイエイト & メリクリウスの感想
ということでHGヴァイエイト&メリクリウスのご紹介でした。
特に目をひいたのが、その塗りやすいパーツ分割構造(特に脚部)と成形色の発色の良さの2点。
肩以外の合わせ目はあまり目立たないので、塗装派・素組み派どちらのモデラーさんにも満足度の高いガンプラに仕上がっていると思います。
本体の共通点が多いので、組み立て書でも2体同時に組み上げていく形になります。2体分のランナーが同梱するものの、スピーディーに組み上がるのも長所の一つといったところ。
最近のアナザー系HG(HGAC,HGCEなど)はほんと出来の良いものが多いので、非常に満足度の高いプレバン品に仕上がっていました。
かなりオススメなので、将来プレ値で転売屋から買うより注文受付中にプレバンで購入するのがオススメだと思いますぞ。
以上、「HGACヴァイエイト&メリクリウス」のガンプラレビューでした!