今回は「RGガンダムMk-II(ティターンズ仕様)」のガンプラレビューです。
機動戦士Zガンダムに登場し、カミーユやジェリドなどが搭乗したガンダムMk-IIのRG版・ティターンズ仕様をご紹介。
2012年発売。
RGのエゥーゴ仕様には同梱しない、テスト機再現用のパーツが同梱します。
という事で、RGガンダムMk-II(ティターンズ仕様)をエゥーゴ仕様やHG版との比較画像などを含めてレビューしていきたいと思います!
RG ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)
RG第7弾として発売されたガンダムマーク2のティターンズ仕様。
エゥーゴ仕様との違いは、「成形色」「リアリスティックデカール」のほかテスト機が再現できるパーツが追加で付属する点です。
リアリスティックデーカルがこちら。
ティターンズ仕様専用のものになっています。
付属品一覧がこちら。
※「ビーム・ライフル」「ハイパー・バズーカ」「ビーム・サーベル×2」「頭部バルカン・ポッド」「シールド」「手首パーツ×6」「1/144パイロットフィギュア」「アクションベース2用ジョイントパーツ」「テスト機再現用パーツ」「予備弾倉」
手首パーツは右の「銃持ち手」左の「平手」、左右の「握り手」「指可動ハンド」の計6つが同梱。
画像の↑枠部分がテスト機再現用のパーツで、ティターンズ仕様の特徴となります。
余剰パーツは、ランナー都合で余るフェイスマスクのみです。
1/144パイロットフィギュアをアップで。
本キットは、アドヴァンスドMSジョイントを組み上げてから外装をはめこんでいく順番で組み立てます。
バックパックや脚部関節の伝達パイプは、布製パーツの中にリード線を組み込む形で再現します。
まずはRGガンダムMk-II(エゥーゴ仕様)との違いから。
繰り返しになりますが、成形色とリアリスティックデカール以外はテスト機再現パーツが追加で同梱するのがティターンズ仕様の特徴です。
テスト機は、↑枠のように微妙に形状が違います。
エゥーゴ仕様のレビューは↓でどうぞ。
通常状態(画像左)のパーツも入っているので、選択式で2種類の姿が再現できます。
違いは「胸部」と
「ショルダーアーマー」
「脚部側面のスラスター」の3箇所です。
せっかくなので、テスト機の方でレビューの続きいってみるぞ!(>ω<)
RGらしく深みのある成形色で再現されているのが特徴で、ご覧のように白のマーキングが冴え渡る緻密なガンプラに仕上がっています。
……もう立たせておくだけでかっこいいんですけどぉ!(涙
1/144スケールではリバイヴ版のHGも発売されていますが、RG版の特徴はこの情報量の多いディテールで間違いないでしょう。
また、テスト機状態にできるのもRG版ならではの部分です。
それでは細かく見ていきます!
可動域は広く、手足は大きく広がります。
※頭部にバルカン・ポッドを装備した場合は肩と干渉するため、ここまで腕を上げる事ができません
手足の関節は90度以上曲がり、キレイにヒザ立ち可能です。
腰はそこそこ捻れるかなといった程度。
真横を向く事はできません。
頭部をアップで。
RGらしくアンテナはデフォルト状態で尖っており、左右のダクトも内部からパーツが露出する形で色分けされています。
横、後ろから。
超アップで。フェイスマスクのヘの字スリットは開口されています。
頭部バルカン・ポッドは後ろから頭部を挟み込む形で取り付けます。
凹凸がついているので、カッチリとホールドされます。
バストアップで。胸部左右のグリーン部はクリアパーツが使用されています。
テスト機のエアインテークや、肩のティターンズマークがかっこいいっす……(*´ェ`*)
胴体内部はムーバブル・フレームがしっかりと再現されています。
組んでしまえば見えなくなる部分にもコダワリを感じますね。
コクピットハッチは開閉します。
立ち姿の1/144パイロットフィギュアは付属しますが、中に乗せる用のパイロットは付属しません。
肩は前方向への可動に優れています。
腕部。関節には光沢感のあるリアリスティックデカールを貼ります。
前腕部後ろには穴が空いていて、左右どちらにもシールドを取り付けることができます。
腰部をアップで。アーマー内部は裏打ちパーツで色分けされていて、モールドも細かいです。
フロント・サイドアーマーだけではなく、リアアーマーも可動。
リア側中央のパーツを開けば、
ハイパー・バズーカをマウントする事ができます。
この際、バズーカのグリップは折りたたみます。
また、腰部左右には予備の弾倉やビーム・ライフルをマウントする事ができます。
弾倉は、このように組んでしまえば見えなくなる部分も作り込まれています。
このあたり、さすがRGクオリティといったところですね。
股関節(足の付け根穴)はスイング可動します。
股下にスタンド用の3mm穴は空いていませんが、専用のジョイントパーツを噛ませる事によりアクションベース2に対応します。
脚部をアップで。ここに限りませんが、ブルーだけでも色合いの違う2色が使われていて、立体感のある見た目を実現しています。
足裏にはもちろん肉抜きがありません。
「ヒザ裏」「ふくらはぎ内部」の伝達パイプには布製パーツ+リード線が使われています。
ヒザを曲げると装甲がスライドする、マルチリンクギミックを搭載しています。
つま先は倒す事ができます。
バックパックの伝達パイプをアップで。
サーベルラック/スラスターは前後に可動します。
ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)、出撃!
それでは武装を見つつ、アクションポーズいっています!
ビーム・ライフルから。ライフル/バズーカ持ち手は右のみ付属します。
また、左手のみ平手パーツが付属します。(一応指可動タイプは左右分付属)
ビーム・ライフルで攻撃!
ヒザを着いて射撃。
シールドは伸縮します。
裏側には予備のEパック×2とミサイル・ランチャー(先端のパーツ)が搭載されています。
ミサイル・ランチャーで攻撃!
ビーム・サーベルを持たせてみます。
サーベルは指可動タイプのハンドパーツを使って持たせるのですが、ガッチリと保持されないためすぐに抜け落ちてしまうのが弱点です。(この時代のRGあるある)
マーク2、ビーム・サーベルを抜刀!
アクション!
左側のサーベルグリップも外れるので、二刀流も再現できます。(エフェクトパーツも2本付属)
ハイパー・バズーカはグリップが可動します。
バズーカをぶっ放すMk-II!
ジムIIと共闘!
エゥーゴのリック・ディアスと交戦!
※地味にクワトロ・バジーナ機はプレバン限定の新しい方です
HGUC194ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)(リバイヴ版)と全身を比較。
REVIVE版は2015年発売と、今回のRGの3年後発です。
頭部を比較。
上半身を比較。
脚部を比較。
バックパックを比較。
RG版では布製パーツが使われていてディテールが増していますが、4基のバーニアはポリキャップによるボールジョイント接続で少しポロリ率が高いです。
ビーム・ライフルを比較。
HGUCのREVIVE版にはライフル持ち手が付属しないというのもあり、ここはRG版の圧勝ポイントです。
シールドを比較。
あなたはどちらのティターンズ仕様がお好みかな……?
MG 1/100 ガンダムMk-II Ver.2.0(ティターンズ)と比較。
RG ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)の感想
ということでRGガンダムMk-II(ティターンズ仕様)のご紹介でした。
まず弱点ですが、ポーズを取らせようとして動かしていると「バックパックのバーニア」「足の付け根球体パーツの一部」「ニーアーマー」が多少外れやすい点が挙げられます。
サーベルを持たせた際の保持力の低さも気になるところ。
このあたりはポロリのないHG版の勝利ポイントと言えそうです。
反面、各部ディテールが細かい点や肉抜きが無い点はRG版の圧勝です。ライフル持ち手もしっかりと付属し、選択式でテスト機も再現できるため遊びの幅は広いです。
エゥーゴ仕様とのどちらか1体を買おうと悩んでいるモデラーさんは、今回のティターンズ仕様の方がパーツ数が少し多いのでお得な内容になっていると思いますぞ。
以上、「RG ガンダムMk-II(ティターンズ仕様)」のガンプラレビューでした!