今回は「MGキュベレイMk-II(プルツー専用機)」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムZZに登場し、プルツーが搭乗するキュベレイMk-IIのマスターグレード版をご紹介。
2004年発売。
付属のビーム・サーベルはキュベレイMk-II専用の「三つ又タイプ」「収束タイプ」が同梱。一部差し替えにより切り替え可能です。
また、プルツー専用機の特徴として「1/100プルツー2種類」「1/20プルツー」のフィギュアやオリジナルマークのドライデカールが付属します。
という事で、MGキュベレイMk-IIのプルツー専用機をレビューしていきたいと思います!
MG キュベレイMk-II(プルツー専用機)
AMX-004-3プルツー専用機。ちなみに、黒いエルピー・プル専用機は型式が「AMX-004-2」だったりします。
ガンプラ的には2001年に発売したMGキュベレイ(白キュベレイ)のリデコキットとなるため、大元をたどれば23年前に発売されたマスターグレードに、デカールやフィギュア、サーベルを足した内容となります。
ホイルシールとガンダムデカール(ドライデカール)がこちら。
ホイルシールはMGキュベレイ共通で、目の部分のみ付属します。
一方、ドライデカールの方はプルツー専用のかわいいオリジナルデザインになっているよ……(*´ェ`*)
失敗は許されないので、貼る場合はめちゃめちゃ緊張しそうですw
付属品一覧がこちら。
※「手首パーツ×6」「ビーム・サーベル×2(三つ又/収束タイプ)」「クリアイエローのサーベル刃×2」「1/100プルツー2種(1つは内部に組み込み済み)」
手首パーツは、左右の「武器持ち手」「平手」「指可動タイプ」の計6つが付属します。
1/100プルツーをアップで。
更に、1/20プルツーのフィギュアも付属します。
エルピー・プル専用機に同梱する1/20プルのフィギュア(左)と比較。
本キットが2004年発売、エルピー・プル専用機がその5年後の2009年発売ということで、フィギュアの造形に関してはエルピー・プルの方が進化しているのが見て取れます。
そして完成したMGキュベレイMk-II(プルツー専用機)がこちら。
成形色が非常にキレイで、光沢感のあるド派手なレッド・蛍光イエローで再現されているのが最大の特徴です。
この劇中再現度の高いプロポーションよ……。
20年前に発売された古いマスターグレードではありますが、新旧のHGUCと比べても最もキュベレイらしいスタイルで立体化されているのではないでしょうか。
個人的には、キュベレイ造形物の中ではいまだにMG版がナンバー1だと思います。
後ろ姿。接地面が広いため、自立は安定します。
頭部、胸部まわりをアップで。目の部分にのみホイルシールを使います。
サブシステムコネクターベルト(グレーのケーブル部分)は軟質素材ではなく、通常プラ材質でできているため塗装もしやすいです。
コクピットハッチは開閉可能で、開くと座っているプルツーが見える作りです。
中はこんな感じで、先程の立っている状態の1/100プルツーとは別に「座っている状態のプルツーフィギュア」も付属します。
バインダーをアップで。シンプルなパーツ分割ですが、色分けは良好です。
ネオ・ジオンのマークをアップで。
黒キュベレイのネオ・ジオンマークと比較。
プルツー専用機の方が、多少でかくなっているのも特徴です。
反対側のバインダーをアップで。
サブセンサー(黄色い部分)は内部からパーツが露出する形で色分けされていますが、
裏側はグレーの裏打ちパーツになっており、黄色いパーツが見えない作りです。
バインダーの基部は軸接続で、閉じた際はバインダー同士をロックさせる事ができます。
腕はほとんどが段落ちモールド化されていますが、手首付近の黄色い部分には合わせ目が出ます。
3種類の手首パーツをアップで。
この時代のMGだと、同梱するのは指可動タイプのみになりそうなものですが、3種類左右分入っているのはポイント高しです。
手首付近にはビーム・ガン/ビーム・サーベルを装備しており、着脱可能です。
腰回りをアップで。フロントアーマーのサブセンサー(黄色い部分)は色分けされているうえ、サイドアーマーと
フロント、リアアーマーともに可動します。
こちらのサブセンサーも色分け済みです。
リアアーマーはファンネルコンテナになっています。
10基のファンネルはすべて着脱可能ですが、ポリキャップの凸軸と接続する構造上ポロリ率は少し高いです。
また、展示用のディスプレイなどは同梱しません。
脚部をアップで。
素組みでもピッカピカな装甲が再現できるので、塗装派モデラーさんのみならず素組み派モデラーさんにもオススメだよ……!(>ω<)
レッド+蛍光イエローって、ガンプラとしてはかなり珍しい配色になっていると思うので目立ちまくります。
下から。足裏はグレー・レッドで細かく色分けされています。
「いくよ、キュベレイ!」
キュベレイMk-II(プルツー専用機)、出撃!
それでは、アクションポーズいってみます!
ビーム・ガンで攻撃!
「私のキュベレイなら!」
平手がいい感じ。
「いけっ、ファンネル!」
ファンネルを射出!
指可動タイプのハンドパーツを使ってパシャリ。
美しい……。
三つ又/収束タイプの専用ビーム・サーベルがこちら。
サーベル刃を取り付ける場合は、画像右の収束タイプの方に取り付けます。
二刀流で。
攻撃!
HGUC 1/144 キュベレイMk-II(プルツー専用機)(※REVIVEベースのプレバン品)と比較。
HGUC版のプルツー専用機は、プレミアム・バンダイ限定品になります。
MGキュベレイ、MGキュベレイMk-II(エルピー・プル専用機)とディスプレイ。
発売時期は違いますが、すべて2001年に発売された白キュベレイのリデコキットとなります。
可動域と合わせ目の場所は白キュベレイの方で解説してありますので、↓のレビューもあわせてどうぞ。
「あたしとキュベレイが勝つ!」
MG キュベレイMk-II(プルツー専用機)の感想
ということでMGキュベレイMk-II(プルツー専用機)のご紹介でした。
まずはプルツー専用機のまとめから↓
赤い成形色のほか、「ドライデカール」「1/100プルツー2種」「1/20プルツー」が付属するのが本キットの特徴です。
また、白キュベレイとは違うタイプの三つ又の専用ビーム・サーベルが付属します。(Mk-IIの特徴なので、黒のエルピー・プル専用機にも色違いが同梱)
さすがに古いMGなため、パーツの合いが悪かったりファンネルがポロリしやすい弱点はあるものの、見た目に関してはパーフェクトなスタイルで立体化されていると思います。
後発でHGUC 1/144のREVIVE版が発売されていますが、劇中再現度やスタイルの良さではいまだにこのMGが頂点だと、個人的には思います。
素組みでもピカピカなキュベレイが再現できるし、塗装派はメッキ・パール塗装や艶あり塗装など思う存分いじれるキットに仕上がっているので、満足度は非常に高いと思いますぞ。
以上、「MG キュベレイMk-II(プルツー専用機)」のガンプラレビューでした!