今回は「RGフリーダムガンダム」のガンプラレビューです。
機動戦士ガンダムSEEDに登場し、キラ・ヤマトが搭乗するフリーダムガンダムのRG版をご紹介。
2011年発売。
RGらしく、実機考証に基づいたウイングユニットや新規フレームによる可動など、徹底したリアル感が追求されています。
という事で、RGフリーダムガンダムをHGCE版との違いや比較画像などを含めて徹底的にレビューしていきたいと思います!
RG フリーダムガンダム
RG版のフリーダムさん。……当サイトって、こういうド定番ガンプラのレビューがちょいちょい抜けていたりしますw
せっかくなので、発売から13年経った今のガンプラ目線で見たレビューをしていきたいと思いますぞ……!(*_*)
アドヴァンスドMSジョイントは4が使われています。
今回のフリーダムはRG第5弾という事で、本キット発売時点では新規フレームとなっていました。
リアリスティックデカールは2枚付属します。
付属品一覧がこちら。
※「MA-M20ルプスビームライフル」「対ビームシールド」「MA-M01ラケルタビームサーベル×2」「アクションベース用ジョイントパーツ」「1/144キラ・ヤマトのフィギュア」「手首パーツ×6」
手首パーツは左右の「握り手」「指可動タイプの手」、右の「ライフル持ち手」、左の「平手」の計6つが付属します。
1/144キラ・ヤマトをアップで。
ヘルメットを持った、パイロットスーツ姿のキラが付属します。
そして完成したRGフリーダムガンダムがこちら。
RGらしく濃淡のついた成形色で再現されており、白の装甲だけでも2色使われています。
また、1/144スケールとしてはモールドがめちゃめちゃ細かいです。本キットより後発のHGCE版より高密度なディテールで立体化されているのが今回の特徴です。
ウイングユニットは重いのですが、自立は可能です。ただ重心が後ろに寄るため、立たせるのに多少気を使う感じです。
ちょい気になるのは、重みに負けて上半身が少し後ろに反ってしまう点です。
それでは各部細かく見ていきます!
可動域は広く、腕は水平以上上がり真横まで開脚します。
手足の関節は90度以上大きく曲がり、ヒザ立ち可能です。
腰を撚る動作は苦手で、真横を向く事はできません。
頭部をアップで。RGらしくアンテナはデフォルトで尖っており、リアリスティックデカールの恩恵でツインアイがキラリと光ります。
MMI-GAU2ピクウス76mm近接防御用機関砲(バルカン)は、内部からパーツが露出する形で色分けされています。
横、後ろから。ご覧のように、頭部だけでも濃淡のあるホワイトの成形色で再現されています。
超アップで。フェイスマスクの「への字スリット」は開口されています。
接写しているので開口されているのがわかりますが、実際見るとめちゃめちゃ細かくてビビります(*_*;)
このあたりがRGの売りだと思います。
胴体をアップで。基本、合わせ目は段落ちモールド化されています。
コクピットハッチは開閉します。
さすがに1/144スケールという事で、中に乗せるフィギュアは同梱しません。
胸部をアップで。中をよく見ると、こんな細かなところまでスリット形状で再現されており色分けもされています。
ショルダーアーマーは上からかぶせる構造です。
接続強度が緩いので、動かした際のポロリ率は高めです。
気になるモデラーさんは要調節といったところ。
ショルダーアーマーをアップで。
濃淡のあるホワイトに加え、HGCE版で色分けされていなかった部分も色分け済みです。
肩は、前方向への可動に優れています。
腕部をアップで。細かく色分けされおり、関節パーツのカッパー色(リアリスティックデカールの部分)が冴え渡ります。
ただ、肩の取り付け基部のボールジョイントが緩いので、腕が垂れ落ちてきがちな点はご注意を。RGエールストライクガンダム的な弱点も秘めている感じです。
腰部の色分けも完璧です。フロント・サイドアーマーのみならず、リアアーマーも可動します。
また、左右にはラケルタビームサーベルとクスィフィアスレール砲が搭載されています。
脚部をアップで。モールドがめちゃ細かいぞ……(*´ェ`*)
ふくらはぎのスラスターカバーは、左右とも開閉します。
RGらしくマルチリンクギミックが搭載されており、足を曲げると一部装甲が連動して可動します。
股下にスタンド穴は空いておらず、↑枠のジョイントパーツを噛ませる事でアクションベースに対応します。
3mmタイプのスタンド軸には対応していないので、アクションベース以外(魂ステージなど)での展示は苦手です。
リアアーマーの内側のモールドも細かいぞ……!(*_*)
ウイングユニットは展開し、高機動空戦モードが再現できます。
また、一部RG版ならではの「実機考証に基づいた翼形状」が再現されており、翼を細かく展開する事ができます。
このあたりもRG版の売りの一つと言えそうです。
「キラ・ヤマト、フリーダム、行きます!」
ZGMF-X10Aフリーダム、出撃!
ウイングユニットを展開すると表情がかなり変わりますね。
それでは武装を見つつ、アクションポーズいってみます!
ルプスビームライフルは、リアアーマーにマウント可能です。
対ビームシールドは肘の後ろに接続し、グリップを握って持たせる事ができます。
ただ、指可動ハンドを使うため「手を添える」感じで再現する事になります。
接続強度はちょうど良く、ポロリの心配はありませんでした。
グリップを外し、シールド裏の穴に接続する事で折りたたんだ状態も再現できます。
この状態でも、シールドを保持する事ができます。
「撃ちたくないけど…!」
ルプスビームライフルをぶっ放すフリーダム!
フォアグリップは可動し、両手で持たせる事ができます。
ただ、こちらも指可動タイプの手首パーツを使うため「添える感じ」にはなります。
バラエーナプラズマ収束ビーム砲は、前方に展開可能です。
もちろん、ハイマットモード時でも展開できるぞ!
クスィフィアスレール砲を展開させてみます。
グリップは引き出す事ができます。
ピコピコピコ……。
という事で、ハイマット・フルバーストの完成です。
「これ以上、僕にさせないでくれ!」
ラケルタビームサーベルを抜刀!
初期RGあるあるですが、サーベルの保持力がめちゃ弱なのが弱点ですw
ほとんど持たせる事ができないと思った方がいいです。(私のやり方が悪いだけ説もありますが(*ノェノ))
連結させ、アンビデクストラス・ハルバードを再現する事もできます。
「…なら僕は、キミを討つ!」
キラの無双タイムスタート!
セイバーを解体するキラ!
HGセイバーガンダムと比較。
それではHGCE版のフリーダムと比較していきます。
HGCE版は2015年発売という事で、本キットの4年後に発売されました。
アップで比較。ご覧のように、顔付きが結構違うのが見て取れます。(HGCE版は微塗装済み)
ルプスビームライフルを比較。
HGCE版では青いライン部分がシールになっているので、色分けは今回のRG版の圧勝です。
対ビームシールドを比較。
RG版は、細かな形状がRGらしいアレンジデザインになっています。
一文で比較すると、「ポロリがなく、ストレスフリーでポージングできるHGCE版」「ポロリ率が高いものの色分けとディテールの細かさに特化したRG版」といった違いがあります。
あなたはどちらのフリーダムがお好みかな……?
ついでにMG 1/100 フリーダムガンダムVer.2.0と比較。
MG版という事で当たり前かもしれませんが、フリーダムの中で個人的にはMG Ver.2.0の満足度が一番高かったです。
RG 1/144 ストライクフリーダムガンダムとディスプレイ。
ガシャコン!HGのミーティアにも対応しているぞ!
「何と戦わなきゃならないのか…少し、分かった気がするんだ」
RG フリーダムガンダムの感想
ということでRGフリーダムガンダムのご紹介でした。
RG第5弾という事で、今のガンプラ目線で評価すると「初期RGシリーズらしい弱点が残っている」と感じました。
動かしているとショルダーアーマーや二の腕パーツなどがポロリする事がたまにあり、ウイングユニットが分解しそうになるなどそれなりに気を使うガンプラに仕上がっています。
特にラケルタビームサーベルはまともに保持できないので、別途ハンドパーツに交換するなどある程度改修するのがオススメといったところ。
ガンガン動かして遊びたい方は、HGCE版の方がオススメかもしれません。
逆に、1/144スケールでここまでの色分けとディテールが再現されているフリーダムは現状存在しないので、「パチ組みでもめっちゃメカニカルなフリーダムが欲しい!」というモデラーさんにはRG版がオススメといった感じですぞ。
以上、「RG フリーダムガンダム」のガンプラレビューでした!